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あや‐な・す【彩なす・綾なす】🔗🔉

あや‐な・す【彩なす・綾なす】 他五 〔雅〕美しい色や模様などを表す。美しくいろどる。 「錦にしき━秋の渓谷」 〔古風な言い方で〕巧みに扱う。あやつる。

あや‐に【奇に】🔗🔉

あや‐に【奇に】 〔古〕たとえようもなく何とも不思議に。わけもなく。 「━尊し」 ◇「あや」は「怪しい」の「あや」と同じ。

あや‐にしき【綾錦】🔗🔉

あや‐にしき【綾錦】 綾と錦の意で、美しく華やかな織物・着物の形容。 「金銀珊瑚さんごに━」 ◇美しい紅葉のたとえに使う。「全山をいろどる━」

あやぶ・む【危ぶむ】🔗🔉

あやぶ・む【危ぶむ】 他五悪い結果になるのではないかと不安に思う。危ないと思う。危惧きぐする。 「生態系の破壊を━」 「母の安否を━」 「会議の開催が━・まれる」 「優勝できるだろうかと━」 関連語 大分類‖思う‖おもう 中分類‖疑う‖うたがう

あや‐ふや🔗🔉

あや‐ふや 形動物事がはっきりしないさま。 「記憶が━で確答できない」 「━な知識で答える」

あやまち【過ち】🔗🔉

あやまち【過ち】 やりそこない。しくじり。失敗。 「━を素直に認める」 悪意でなく偶然に犯した罪。過って犯した罪。過失。 「━を償う」 男女間の過失。間違い。 「若い二人が━を犯す」 関連語 大分類‖違う‖ちがう 中分類‖間違い‖まちがい 大分類‖違う‖ちがう 中分類‖失敗‖しっぱい

あやま・つ【過つ】🔗🔉

あやま・つ【過つ】 他五 やりそこなう。失敗する。 「方針を━」 「━・たずに的を射抜く」 「言い━」 間違った方向に導く。道を誤らせる。誤る。 「人を━おそれのある教義」 悪意ではなく偶然に罪を犯す。過失によって罪を犯す。誤る。 「道[身]を━」 《「━・って」の形で副詞的に》過失によって。 「━・って人をあやめる」 「━・って誘惑に乗る」 ◆「過つ」は本来、自動詞「誤る」の他動詞形。今では、ともにほぼ他動詞「誤る」で置き換えることができるが、「過つ」には古風な文章語の趣がある。意味的には「過つ」がその犯罪的・道義的な側面が強調されるのに対し、「誤る」は単なる失敗を言う趣が強い。連用形で語形が重なる「過って/誤って」の場合も同様。「過って爆発事故を引き起こす」「過って重要書類にお茶をこぼす」「誤って(=誤認して)入れ違える」「誤ってお茶をこぼす」 過ち 関連語 大分類‖違う‖ちがう 中分類‖間違い‖まちがい 大分類‖違う‖ちがう 中分類‖失敗‖しっぱい

明鏡国語辞典 ページ 201