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し‐ま・う【仕舞う・▽終う・▽了う】━マフ🔗⭐🔉
し‐ま・う【仕舞う・▽終う・▽了う】━マフ

動五

他
〔やや古風な言い方で〕仕事などを終わりにする。すませる。
「お店を━・ってから出かけるかネ
志賀直哉
」
「学校を━・って、…浜へ行った
漱石
」
事業などをやめる。廃業する。
「経営不振で店を━」
「事務所を━」
使用済みの物や大切な物などをもとの場所や入れ物などに納め入れる。また、秘密などを心に畳んで表に出さないようにする。
「冬物をたんすに━」
「返却本は必ずもとの場所に━・っておいて下さい」
「証券の類は金庫に━・ってある」
「大切な秘密は心に━・っておこう」

自
〔やや古風な言い方で〕仕事などが終わりになる。終わる。
「仕事が━・わぬうちは帰れない」

補動
《「…て[で]━」の形で》
〔意志性の動詞を受けて〕その動作・作用が完了する意を表す。
「一人で食べて━・ったのか!」
「その本なら読んで━・った」
「そんなはした金、やってお━・いなさいよ」
〔無意志性の動詞を受けて〕その動作・作用が完了してしまって、もとへ戻らない意を表す。特に、取り返しがつかない意を表す。
「昔のことは忘れて━・った」
「話を聴いて思わず涙ぐんで━・った」
「一八歳の若さであっけなく死んで━・った」
「まずいところを見られて━・った」
くだけた言い方では「…っちまう」「…っちゃう」「…じまう」とも。
《「…ずに━」の形で》〔やや古風な言い方で〕…ないで終わる意を表す。
「今年は花見もせずに━・った」
「彼とは話もせずに━・った」
◆「し」は「する」の連用形。
しまえる
しまい
関連語
大分類‖終わる‖おわる
中分類‖終了‖しゅうりょう

































明鏡国語辞典 ページ 2712。