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ぬき‐と・る【抜き取る】🔗🔉

ぬき‐と・る【抜き取る】 他五 引き抜いて取る。 「とげを━」 多くの物の中から選んで取り出す。 「優良品を━」 引き抜いて盗む。 「車中で財布を━・られる」 抜き取り

ぬき‐に【抜き荷】🔗🔉

ぬき‐に【抜き荷】 運送中または保管中の荷物の一部をひそかに抜き取ること。また、そのもの。

ぬき‐み【抜き身】🔗🔉

ぬき‐み【抜き身】 さやから抜き出した刀身や槍やりの穂先。

ぬき‐よみ【抜き読み】🔗🔉

ぬき‐よみ【抜き読み】 名・他サ変必要な部分を選んで読むこと。

ぬきん・でる【抜きん出る(抽んでる・んでる)】🔗🔉

ぬきん・でる【抜きん出る(抽んでる・んでる)】 他下一 周囲のものよりもひときわ高く突き出る。 ひときわすぐれている。秀でる。 「衆に━・でた商才」 ぬきん・づ(下二)

ぬ・く【抜く】🔗🔉

ぬ・く【抜く】 動五 生えているもの、中に入っているもの、突き刺さっているものなどを引っぱって取る。引き抜く。 「歯を━」 「雑草を━」 「さやから刀を━」 「ワインの栓を━」 「釘くぎを━」 「コンセントを━」 中に充満しているもの、中に含まれているものを外へ出す。 「タイヤの空気を━」 「浴槽の水を━」 「肩の力を━」 「素晴らしさに度肝を━・かれる」 「うっかり気を━・いて失敗する」 中に入っている金品や輸送中の荷物などをこっそり盗み取る。 「乗客の財布を━」 全体から一部を取り出す。また、多くの中から必要なものだけを選び取る。 「製品を任意に━・いてチェックする」 「好きなカードを一枚━・いてください」 いらないもの、じゃまなものを取り除く。抜き取る。 「灰汁あく[染み]を━」 「さびを━・いた握りずし」 一部を省略する。また、それなしで済ませる。 「朝食を━」 「仕事の手を━」 「前置きを━・いて本題に入る」 相手を追い越して前に出る。 「先頭の走者を━」 「師の芸を━」 「身長で親を━」 「数ある名作の中でも群を━・いて(=飛び抜けて)いる」 新聞などで、他社を出し抜いて特種とくだねを報道する。 「A社に━・かれる」 一方から他方へ通じさせる。つらぬく。 「ドリルで壁を━」 貫く」とも。 城などを攻め落とす。 「堅塁を━」 スポーツで、相手の守りを突破する。打ち破る。 「四番(打者)がライナーで左中間を━」 型などを使って、ある形にする。 「板を菱形ひしがたに━」 「パイ生地を星形に━」 ある部分を残して他の部分を染める。 「家紋を白く━」 「表題(の文字)を白く━」 〔古風な言い方で〕着物を抜き衣紋えもんにして着る。 「襟を━」 囲碁で、相手の死んだ石を盤上から取る。 「白の七子を━」 スポーツで、ボールがある物の間(特に、守備陣の間)を通り抜ける。 「打球が右中間を━」 「キックしたボールがポールの真ん中を━」 弾丸が壁などに穴をえぐって通り抜ける。貫く。 「銃弾が壁を━・いて隣室に達する」 貫く」とも。 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》最後まで…する、すっかり…するの意を表す。 「走り━・耐え━・生き━・がんばり━」 「困り━・苦しみ━・惚れ━」 抜ける 抜き

明鏡国語辞典 ページ 4733