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レモン‐いろ【レモン色】🔗🔉

レモン‐いろ【レモン色】 熟したレモンのような色。淡黄色。レモンイエロー。

レモン‐グラス[lemon grass]🔗🔉

レモン‐グラス[lemon grass] 熱帯地方で栽培されるイネ科の多年草。大きな株を作る葉は長さ約六〇センチメートルの線形で、レモンの香味成分であるシトラールを含有する。葉や茎を飲料・料理などの香料にする。

レリーフ[relief]🔗🔉

レリーフ[relief] 浮き彫り。リリーフ。

れる🔗🔉

れる 助動 下一型れ‐れ‐れる‐れる‐れれ‐れよ・れろ 受身を表す。 直接的に動作や感情を受ける人の立場から出来事を述べる(直接的受身)。 「兄が妹に頼ら━」 「妹が犬にかみつか━」 「花子が先生に絵を賞賛さた」 もとの文の対象の「…を」や相手の「…に」、対象の持ち主の「…の」などが主格となるが、まれに、もとの文の「と」や「から」が主格になる。「兄が妹に本を渡す→本が兄から妹に渡される/妹が兄に本を渡される」「先生が花子の絵を賞賛する→花子が先生に絵を賞賛される」「花子が太郎と絶縁した→太郎が花子に絶縁された」「弟が兄から本を取り返す→兄が弟に本を取り返される」 他動詞に限らず、相手をとる自動詞も受身を作る。「犬が妹にかみつく→妹が犬にかみつかれる」。 もとの文の主格(動作や感情の主体)は普通「に」で表すが、動きの出どころと解釈できる場合は「から」も使う。「人々から非難された」「兄から本を渡された」 間接的に影響を受ける人の立場から出来事を述べる(間接的受身)。 「(雨が降る)→(僕は)雨に降らて帰れない」 「(子供が騒ぐ)→子供に騒がて(私は)仕事がはかどらない」 「(誰かが隣の敷地にごみ捨て場を作った)→(私は)隣の敷地にごみ捨て場を作らた」 ◇もとの文には現れない第三者が不利益をこうむる意を表すことが多いことから「迷惑の受身」ともいう。 他動詞に限らず自動詞も受身を作る。直接動作を行う主体は「に」で表す。 もたらされた出来事が迷惑か恩恵かで「〜(ら)れる」「〜てもらう」は対照的。「隣にごみ捨て場を作られた/作ってもらった」 引き起こした主体をあらわにしないで、動作の対象を主格にして、出来事を述べる。 「明かりがともさている」 「デパートで展覧会が催さている」 他動詞をもとに自動的な表現を作る。直接動作を行う主体は普通現れないが、受け入れ先や出どころのように解釈できる場合は、「に」や「から」で表されることもある。「この本は多くの人に読まれている」「この人形は世界中の子供たちから愛されている」「アンケート用紙は管理人から配布される予定です」 生産物を主格にして出来事を述べる。 「この詩は李白によって書かた」 「法隆寺は聖徳太子によって建立さた」 直接動作を行う主体は「〜によって」で表す。 自発を表す。 「あの人のことがしのば━」 「昔のことが思い出さ━」 「試作品の完成が待た━」 可能を表す。 能力がある意を表す。 「そんなに早くは歩かない」 状況によって可能である意を表す。 「三時までには行か━だろう」 「心配で眠らない」 近年は、五段動詞に「れる」の付いた「歩かれる」「行かれる」「眠られる」よりは、「歩ける」「行ける」「眠れる」などの可能動詞がよく使われる。「この水は飲まれません/飲めません」では、後者が一般的。「れる」型は今は「越すに越されぬ大井川」などの慣用表現に使う。また、サ変複合動詞「…する」の可能は、「すぐ出発できる」「なかなか安心できない」のように「…できる」を使う。 上一段動詞・下一段動詞・カ変動詞の場合は、未然形に「られる」がついた「見られる」「食べられる」「来られる」などの形が標準的だが、俗に「見れる」「食べれる」「来れる」のように「れる」を付けて使うこともある(ら抜き言葉)。日常会話では多く使用されるが、書き言葉では抑制される傾向がある。 可能動詞にさらに可能の助動詞「れる」「られる」を付けた、「履けれる(履ける+れる)」「書けられる(書ける+られる)」の類は誤り。「履ける」「書ける」(可能動詞)、または「履かれる」「書かれる」(履く[書く]+られる)が正しい。 尊敬を表す。 「何時に出発さますか」 「結果は社長が言わたとおりになりました」 「祝賀会には先生も行かますか」 「お出かけになる」「ご出発になる」などの「お[ご]…になる」より直截ちょくせつ的でそっけない響きがある。軽い尊敬を表すものとして、特に書き言葉で多用される傾向がある。 「…れる」の敬語に不向きな動詞もあって、「もうやられましたか」「いつされますか」「まだいられますか」などは、それぞれ「なさいましたか」「なさいますか」「いらっしゃいますか」のように敬語動詞を使った表現にしたい。 さらに敬意を高めようとして、「お出になられる」「おっしゃられる」など、敬語動詞に「れる」が重ねて使われることもあるが、標準的でない(敬意過剰な、二重敬語)。 ◆文語形は「る」。 五段動詞とサ変動詞の未然形に付く。上一段・下一段・カ変動詞の未然形には「られる」が付く。 二字漢語のサ変複合動詞には、「影響される」「発見される」のように、未然形「〜さ」に「れる」が付くのが一般的。一字漢語の場合、「愛される」「称される」のように「〜さ+れる」の形をとるもの、「察しられる」「信じられる」のように「〜し(じ)+られる」の形をとるもの、「称せられる」「信ぜられる」のように「〜せ(ぜ)+られる」の形をとるものがある。「愛す」のようにサ行五段動詞があるものは、五段の未然形「〜さ」+「れる」とも解釈でき、「信じる」のようにザ行上一段動詞があるものは、上一段の未然形「〜じ」+「られる」とも解釈できる。「愛せられる」「称せられる」「信ぜられる」など、未然形「〜せ(ぜ)」に「られる」が付く形は、文語の残存形と考えられるが、「宣[冠]される/せられる」のように「せられる」のほうが優勢なものや、「魅する」のように「魅せられる」しかないものもある。 サ変動詞「する」の場合、全体で「される」となる。「(皆が非難をする→)皆から非難をされる」 「れる」「られる」の意味と文型 (「AがBをCする」に「れる」「られる」を付けたときの意味と文型) 尊敬→AがBをCされる「先生はトルコ語をどちらで学ばれたのですか」 可能→AがBをCされる「私はこの魚を食べられる」 →AにはBがCされる「私にはこの魚が食べられない」 自発→(Aには)BがCされる「(私には)母が思い出される」 受身→BがAにCされる(直接受身)「花子が先生にほめられる」 →DがAにBをCされる(間接受身)「母親が赤ん坊に泣き声を上げられた」 →BがCされる(自動的表現)「明かりがともされている」 →BがAによってCされる(生産物)「この詩は李白によって書かれた」

明鏡国語辞典 ページ 6526