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お・う【負う】オフ🔗⭐🔉
お・う【負う】オフ

他五
背中や肩に載せてささえる。
「母が背に子を━」
「ロバが背中に薪を━」
「背に十字架を━」
傷や心の重荷を身に受ける。
「肩にやけどを━」
「心に傷を━」
「多額の負債を━・って苦闘する」
引き受けて自分のものとする。
「すべての責任は私が━」
「国民は納税の義務を━」
「特殊任務を━・って赴任する」
「責めを━・って(=責任をとって)辞任する」
おかげを受ける。恩恵をこうむる。
「会の存続はその多くを氏の援助に━・っている」
「実験の成功は彼の尽力に━ところが大きい」
後ろにする。
「弥陀みだが光背を━・うて来迎らいごうする」

自五
《「名に━」「名にし━」の形で》その名にふさわしい。
負える
















【負うた子こに教えられて浅瀬あさせを渡る】🔗⭐🔉
【負うた子こに教えられて浅瀬あさせを渡る】
経験を積んだ人も時には未熟な人に教えられることもあるということ。
お・う【追う(▽逐う)】オフ🔗⭐🔉
お・う【追う(▽逐う)】オフ

他五
先を行くものに到達しようとして(また、それをとらえようとして)後から進む。追いかける。
「先頭の走者を━」
「恋人(の後)を━・って京都へ行く」
「転がるボールを━」
「インド洋にマグロを━」
「首位のチームを小差で━」
目標や理想とするものに向かって進む。追い求める。追いかける。
「青年は理想を━」
「事件の真相[幻の名画]を━」
取り逃がさないように、ぴたりと相手(の動き)についてゆく。追いかける。
「敵の動きをカメラで━」
「イルカの声をマイクで━」
「声明文を指で━・いながら説明する」
物事の順序に従う。
「順を━・って説明する」
「条を━・って審議する」
「日を━・って(=日増しに)暖かくなる」
「回を━ごとに盛大になる」
◇言い切りの形では使わない。
促して(また、払いのけて)、動物をほかの場所に行かせる。
「牧舎に牛を━」
「草原に羊を━・って生活する」
「頭の上のハエを━」
《多く「━・われる」の形で》組織や地位から退けられる。追い払われる。追放される。放逐される。
「不穏分子を━」
「禁を犯して楽園
を/から━・われる」
「王位を━・われる」
《「━・われる」の形で》せかされて、ゆっくりできない。追い立てられる。
「仕事に━・われる」
「資金繰りに━・われる」
◆
「逐」は、順序に従う、追い払う意で「順を逐って」「不満分子を逐う」などと使うが、慣用的な「中原に鹿を逐う(逐鹿ちくろく)」などを例外として、今はおおむね「追」でまかなう。
追える「動きが早すぎて目では追えない」
関連語
大分類‖進む‖すすむ
中分類‖進歩‖しんぽ
大分類‖動く‖うごく
中分類‖追う‖おう














明鏡国語辞典 ページ 760。