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無くて七癖ななくせ🔗🔉

無くて七癖ななくせ 人は誰でも多かれ少なかれ何らかの癖をもっているものだということ。「有って四十八癖しじゅうはちくせ」と続ける。 「━というが、自分の癖にはなかなか気づかないものだ」 「七癖」を「しちくせ」と読むのは誤り。

な・く【泣く】🔗🔉

な・く【泣く】 自五 悲しみなどの感情の高まりや肉体的苦痛のために、声を上げたり涙を流したりする。 「別れを惜しんで━」 「感極まって━」 「悔し泣きに━」 「顔で笑って心で━」 《「…に━」の形で》 あることが原因となって、泣くような辛い体験をする。 「昨年は水不足に━・いた」 「一円を笑う者は一円に━」 涙を流し心を揺さぶられる感動を味わう。 「映画のラストシーンに━・いた」 無理を承知でやむなく引き受ける。泣く泣く承知する。 「ここは一つお兄ちゃんに━・いてもらおう」 「組織のために━・いてくれ」 名前と実際の隔たりが大きくて、その名で唱えるのがはばかられる。冒される。汚される。 「このていたらくでは日本一の名が━」 「老舗しにせの看板が━」 「せっかくの法律が━」 対象をマイナスに評価していう。 他五物事に感じ、(涙を流して)嘆き悲しむ。 「命のはかなさを━」 「世間の冷たさを━」 ◆「鳴く」と同語源。 泣ける 泣き 関連語 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖泣く‖なく 「泣く」を表す表現 涙を催す[覚える/見せる]・目をうるませる・目に涙を浮かべる[ためる/たたえる]・涙[うれし涙]を流す・涙をこぼす[落とす]・涙をそそぐ・涙を誘う・目が涙に/でぬれる[かすむ/曇る/うるむ/光る]・涙に沈む・涙に暮れる・涙にかきくれる・涙[感涙/暗涙/うれし涙]にむせぶ・悲しみの涙にひたる・涙ながらに[涙声で/涙交じりに]訴える・声涙ともに下る・涙[袖そで/紅涙]をしぼる・涙が出る[にじむ/浮かぶ/あふれる/こぼれる/流れる/こみ上げてくる]・涙がほおを伝う・涙で[枕まくら]をぬらす・目頭が熱くなる・(泣き)べそをかく 「泣く」を修飾する表現 ▼肩を震わせて[身もだえして/全身で/手放しで/腹の底から/正体もなく/ひそかに/人知れず/わなわなと/おろおろと]泣く ▼声を挙げて[立てて/出して/放って/忍んで]泣く・声に出して[すすり上げて/しゃくり上げて]泣く・火の付いたように[大声で/さめざめと/潸然さんぜんと/はらはらと/ほろほろと]泣く ▼わあわあ[わんわん/うぉんうぉん/おうおう/おいおい/ぎゃあぎゃあ/ぴーぴー/ひーひー/あーんあーん/えーんえーん/おぎゃあ]と泣く ▼しくしく[さめざめ/めそめそ/よよと]泣く

泣く子と地頭じとうには勝てぬ🔗🔉

泣く子と地頭じとうには勝てぬ 道理の分からない子供や権力者とは争っても無駄であるということ。

泣く子も黙だま🔗🔉

泣く子も黙だま 泣いている子も泣きやむほど、怖い存在である。 「━悪代官」

な・く【鳴く(啼く)】🔗🔉

な・く【鳴く(啼く)】 自五鳥・虫・獣が声を出したり音を立てたりする。 「ホーホケキョとウグイスが━」 「ワンワンと犬が━」 「牛がモーと━」 「声高らかに馬が━」 「虫が草むらに━」 鳴ける

鳴くまで待とう時鳥ほととぎす🔗🔉

鳴くまで待とう時鳥ほととぎす 機が熟するまで辛抱強く待とうということ。 ◇「鳴かぬなら」の句に続けて、気の長い徳川家康が詠んだとされる句。短気で怒りっぽい織田信長は「殺してしまえ時鳥」、自信家の豊臣秀吉は「鳴かしてみせよう時鳥」と詠んだとされる。

なく・す【亡くす】🔗🔉

なく・す【亡くす】 他五近親者に死なれて、それを失う。 「幼時に母を━」 「交通事故で子供を━」 ◆「無くす」と同語源。 =亡くする

なく・す【無くす】🔗🔉

なく・す【無くす】 他五 今まで持っていたものや、それまであったものを失う。 「どこかで財布を━・したらしい」 「ギャンブルで財産を━」 「火事で住む家を━」 「記憶[自信]を━」 好ましくない事柄をない状態にする。 「むだ[いじめ・交通事故]を━」 ◆かな書きも多い。まれに「喪す」「失す」とも。 無くせる =無くする

なく‐ちゃ🔗🔉

なく‐ちゃ 連語〔くだけた言い方で〕なくては。 「おいしく━いやだ」 「早く帰ら━」 ◇形容詞「無い」または打ち消しの助動詞「ない」の連用形に接続助詞「て」、副助詞「は」の付いた「なくては」の転。

なく‐なく【泣く泣く】🔗🔉

なく‐なく【泣く泣く】 泣きながら。また、泣きたいほどの気持ちで。泣き泣き。 「━土地を手放す」

なく‐な・す【亡くなす】🔗🔉

なく‐な・す【亡くなす】 他五「亡くす」のやや俗語的な言い方。→亡くす

なく‐な・す【無くなす】🔗🔉

なく‐な・す【無くなす】 他五「無くす」のやや俗語的な言い方。→無くす

なく‐な・る【亡くなる】🔗🔉

なく‐な・る【亡くなる】 自五人が死ぬ意を、婉曲えんきょくにいう語。 「会長が━」 「━・った祖母の形見」 「事故で━・った方々の御遺族」 死者に対するかしこまった気持ちから、相手に対して丁寧な気持ちを表すことになる。身内など、自分側の人の死についても使う。 尊敬語は、「お亡くなりになる」「亡くなられる」。「老師が━・られた」「大臣がお━・りになる」 「お亡くなりになられる」は二重敬語で、敬意過剰。 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖死ぬ‖しぬ

なく‐な・る【無くなる】🔗🔉

なく‐な・る【無くなる】 自五 それまであったものが存在しなくなる。 「追い出されて住む家が━・った」 「スペースが━」 「用が━」 「人気[噴火の恐れ]が━」 「遅くなると電車が━」 次第に消費されて存在しない状態になる。費消される。尽きる。 「食糧[時間]が━」 盗まれたり紛れたりして、それまで存在していた物が見当たらなくなる。消える。 「車のキーが━」 ◆かな書きも多い。 関連語 大分類‖無い‖ない 中分類‖‖む

なくは‐な・い🔗🔉

なくは‐な・い 連語ないことはない 「不安は━」

なく‐もがな【無くもがな】🔗🔉

なく‐もがな【無くもがな】 連語ないほうがよい。あらずもがな。 「昨今は━のサービスが多い」 「あんな助言は━だ」 ◇「もがな」は願望の意を表す終助詞。

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