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いく【幾】🔗🔉

いく【幾】 接頭 《名詞(に準じる語)に付いて》数量が不定であることを表す。また、疑問を表す。 「━人かが参加した」 「━十」 「━歳月」 文脈によって、数え切れないほどに数量が大きい意、数えるまでもないほどに小さい意にもなる。「雨の日が幾日にちも続いた」「幾日もしないうちに元気になった」 《形容詞に付いて》程度が大きいことを表す。 「━久しい」

いくえに‐も【幾重にも】イクヘニ━🔗🔉

いくえに‐も【幾重にも】イクヘニ━ 不定だが数多く重なっているさま。 「雲が━重なっている」 何度も繰り返すさま。 「━お詫び申します」

いく‐た【幾多】🔗🔉

いく‐た【幾多】 名・副数の多いこと。多く。あまた。 「━の試練を乗り越える」 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖多い‖おおい

いく‐つ【幾つ】🔗🔉

いく‐つ【幾つ】 《ふつう下に疑問の終助詞「か」を伴う。副詞的にも使う》個数・年齢を尋ねる語。 「箱の中にリンゴは━ありますか」 「年はお━ですか」 《「━となく」の形で、副詞的に》数え切れないほどに多い意を表す。いくつも。 「そんな例は━となくある」 《「━…て(で)も」の形で、下に否定的表現を伴って》個数・年齢が無制限に多いことを考慮に入れながら、譲歩する意を表す。いくら多く…ても。 「忙しくて手が━あっても足りない」 「━食べても食べ飽きない」 《「━…て(で)も」「━…でも」の形で、下に「よい」「構わない」など許容の意を表す語を伴い》数の大小にこだわらないで、許容できる意を表す。文脈的には「多くても少なくてもよい」「多く(または、少なく)てもよい」の意となる。 「作品は━応募してもよい」 「保存が利くから、缶詰めは━買いだめしても構わない」 《きりのいい数値に付いて》不定の端数を表す。いくつか。 「残りは五〇━しかない」 ◆かなで書くことも多い。

いくつ‐か【幾つか】🔗🔉

いくつ‐か【幾つか】 不定であるが、個数・年齢が少ない意を表す。 「私より━年下だ」 「全体を━に分ける」 ◇名詞的にも使う。 《きりのいい数値に付いて》不定の端数を表す。 「一〇〇━は残っている」 「今年で六〇━になるはずだ」

いくつで‐も【幾つでも】🔗🔉

いくつで‐も【幾つでも】 個数が無制限に多いさま。いくらでも(多く)。 「そんな例は━見つかる」 《下に「よい」「構わない」など許容の意を表す語を伴い》個数・年齢の大小にこだわらないで、許容できる意を表す。いくつ…てもよい。文脈的には「多くても少なくてもよい」「多く(または、少なく)てもよい」の意となる。 「出品数に規定はない。━よい」 「━いいから買って下さい」 ◆かなで書くことも多い。

いくつ‐も【幾つも】🔗🔉

いくつ‐も【幾つも】 (無制限にあるという気持ちで)相当に多い意を表す。 「在庫ならまだ━残っている」 「幾つでも」のほうが意味が強くなる。 《「━ない」「━…ない」の形で》数えるまでもないほどに少ない意を表す。いくらもない。わずかしか(…)ない。 「在庫はもう━ない」 「ミカンは━残っていない」 ◆かなで書くことも多い。

いく‐ど【幾度】🔗🔉

いく‐ど【幾度】 〔やや古風な言い方で〕不定の回数を表す。何度。何回。 「━か試みた」 関連語 大分類‖頻度‖ひんど 中分類‖度度‖たびたび

いく‐とせ【幾年・幾歳】🔗🔉

いく‐とせ【幾年・幾歳】 不定の年月を表す。何年。幾年いくねんいくとし。 「幸福の━かが過ぎた」

いく‐ばく【幾何幾許🔗🔉

いく‐ばく【幾何幾許 〔雅〕数量・程度の不定を表す。どれほど。どれくらい。 「師の大恩や━ぞ(=計り知れないほど大きい)」 《「━か」の形で》少しばかりの。わずかの。若干の。 「━かの金を与える」 《「━もない」の形で》わずかしかない。 「余命━もない」

いく‐ひさしく【幾久しく】🔗🔉

いく‐ひさしく【幾久しく】 いつまでも変わらないさま。末ながく。 「━お幸せに」 ◇改まった挨拶あいさつに使う。

いく‐ぶん【幾分】🔗🔉

いく‐ぶん【幾分】 《「━か」の形で》全体の中の部分を表す。何分なんぶんのいくつか。一部分。 「目的の━かは達せられた」 数量・程度が少ないさま。いくらか。少し。 「朝は━冷える」 「━か気が楽になった」

いく‐ら【幾ら】🔗🔉

いく‐ら【幾ら】 《ふつう下に疑問の終助詞「か」を伴う。副詞的にも使う》数量(特に、値段)を尋ねる語。どのくらい。どれくらい。 「このノートはお━でしょう」 「経費は━かかるか分からない」 「体重は幾らありますか」などとも使うが、値段以外では「どのくらい・どれくらい」のほうが標準的。 値段を尋ねるのに「何円」を使うのは(数値の強調が必要な場合以外は)やや俗で幼稚な言い方。「コーヒー代は何円でしたか」 《「━にもならない」の形で》金額が数えるまでもないほどに少ないさま。わずかにしかならない。 「売り払っても━にもならない」 《きりのいい数値に付いて》不定の端数(特に、金額)を表す。いくらか。 「お金はもう千━しか残っていない」 《「━…て(で)も」「━…とも」「━…でも」などの形で》数量や程度のはなはだしさを考慮しながら譲歩する意を表す。どのように…しようとも。いかに…とも。 「━捜しても見つからない」 「━子供でも事のよしあしは分かる」 「━何でもひどすぎる」 《「━…ても(でも)よい」「━…でもよい」などの形で》数量の多少にこだわらないで、許容できる意を表す。文脈的には「多くても少なくてもよい」「多く(または、少なく)てもよい」の意となる。 「品質がいいなら━出してもよい」 「もらえるものなら━少なくても結構です」 副詞「幾らでも」で言い換えることができる。「幾ら投稿してもよい→幾らでも投稿してよい」 ◆かな書きも多い。特に、は積極的にかな書きにされる。

いくら‐か【幾らか】🔗🔉

いくら‐か【幾らか】 不定であるが、程度が少ないさま。少しばかり。幾分か。多少。 「まだ━熱がある」 「━気分が楽になった」 「━の金は自由になる」 ◇「━の」の形でも使う。 《「━でも」の形で》多少なりとも。少しでも。 「━でも喜んでもらえればと思ってしたことです」

いくらで‐も【幾らでも】🔗🔉

いくらで‐も【幾らでも】 数量・金額が無制限に多いさま。また、程度がはなはだしいさま。 「そんな話は世間に━ある」 「この川には昔はウナギが━いた」 「謝れというなら━謝る」 《「━ない」の形で》金額などが数えるまでもないほどに少ないさま。いくらもない。 「収益といったって━ない」 《「━よい」などの形で》数量・金額の多少にこだわらないで、許容できる意を表す。文脈的には「多くても少なくてもよい」「多く(または、少なく)てもよい」の意となる。いくら…てもよい。 「━いいから好きなだけ持っていきたまえ」 「━構わないから金を貸してくれ」

いくら‐も【幾らも】🔗🔉

いくら‐も【幾らも】 (無制限にあるという気持ちで)相当の数量である意を表す。 「切り抜ける手は━あるが、…漱石「いくらでも」のほうが意味が強くなる。 《「━ない」「━…ない」の形で》数量・金額が数えるまでもないほどに少ない意を表す。わずかしか(…)ない。 「在庫は━残っていない」 「━しないうちに帰ってきた」

き【幾】🔗🔉

き【幾】 (造) 数量をたずねる語。いくつ。 「━何きかいくばく 願う。 「庶━」

き‐か【幾何】🔗🔉

き‐か【幾何】 図形や空間の性質を研究する数学の一部門。 「ユークリッド━学」 「微分━学」

きか‐きゅうすう【幾何級数】━キフスウ🔗🔉

きか‐きゅうすう【幾何級数】━キフスウ 隣り合う二項の比が常に一定である級数。等比級数。

ほとんど【殆ど】🔗🔉

ほとんど【殆ど】 全部ではないが、全部に近いさま。大部分。おおかた。 「ビルは━完成した」 「漱石の小説は━読んだ」 「━の市民が反対する」 「市民の━が参加する」 《下に打ち消しを伴って》まったくといっていいほど。 「朝から━食べていない」 「内閣の支持率は━変わっていない」 もう少しのところで。すんでのことに。 「彼は━泣き出さんばかりだった」 ◆幾ど」とも。

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