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いき【息】🔗🔉

いき【息】 呼吸作用(に伴って口や鼻から出入りする吸気と呼気)。また、そのそれぞれ(特に、呼気)をいう。 「━が止まる」 「━を弾ませて(=息せき切って)報告する」 「━が絶える(=死ぬ)」 「━を吹き返す(=生き返る)」 二人以上で物事をするときの気持ちのかねあい。 「━の合った名演技」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖‖いき

息が掛か・る🔗🔉

息が掛か・る 有力者の影響や支援などが間近に及ぶ。 「社長の━・った人物」 ◇吐く息が届くほどに近い意から。

息が切・れる🔗🔉

息が切・れる 息切れがする。 苦しくて物事が続けられなくなる。 「業半ばにして━」 息が止まる。息が絶える。死ぬ。

息が詰ま・る🔗🔉

息が詰ま・る 呼吸が十分にできなくなる。 激しい情動や緊張のために息苦しくなる。 「会場は━ような雰囲気に包まれていた」

息の長・い🔗🔉

息の長・い 活動期間が長い。 「教育は━仕事だ」 文章で、句点と句点の間が長く続いている。 「━文章」

息も吐かせ・ず🔗🔉

息も吐かせ・ず 息をする間も与えないほどに、素早かったり続けざまであったりするさま。 「━・ぬ早業」

息を切ら・す🔗🔉

息を切ら・す せわしい息づかいをする。

息を・む🔗🔉

息を・む 驚きや恐れのために一瞬息を止める。

息を引き取・る🔗🔉

息を引き取・る 息が絶える。死ぬ。

いき‐ぎれ【息切れ】🔗🔉

いき‐ぎれ【息切れ】 名・自サ変 呼吸が苦しくて、あえぐこと。 「階段を上ると━がする」 疲れや飽きなどがきて、最後まで力が続かないこと。 「後半は━してあっけなく敗れた」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖‖いき

いき‐ぐるし・い【息苦しい】🔗🔉

いき‐ぐるし・い【息苦しい】 呼吸をするのが苦しく感じる。 「発作が治まらなくて━」 圧迫されるようで重苦しいさま。 「━緊張が続く」 ‐げ/‐さ

いきせき‐き・る【息急き切る】🔗🔉

いきせき‐き・る【息急き切る】 自五非常に急いで、息づかいを荒くする。息せく。 「━・って病院に駆けつける」 ◇多く「息せき切って」の形で使う。

いき‐づかい【息遣い】━ヅカヒ🔗🔉

いき‐づかい【息遣い】━ヅカヒ 息をする様子。呼吸の仕方。また、呼吸とともに出る音。 「━が荒い」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖‖いき

いき‐つぎ【息継ぎ】🔗🔉

いき‐つぎ【息継ぎ】 歌・台詞せりふなどの途中で息を吸い込むこと。また、水泳で、水面から顔を上げて息を吸い込むこと。 仕事の途中で少し休むこと。息ぬき。息休め。 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖‖いき

いき‐づ・く【息衝く】🔗🔉

いき‐づ・く【息衝く】 自五 確かな存在感をもって生きている。また、物事が生き生きとして存在する。 「雨に打たれて木々が━」 「現代に━伝統芸能」 〔古風な言い方で〕息をする。 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖‖いき

いき‐づま・る【息詰まる】🔗🔉

いき‐づま・る【息詰まる】 自五緊張して、息がつまるように感じる。 「━対決」

いき‐ぬき【息抜き】🔗🔉

いき‐ぬき【息抜き】 自サ変緊張をゆるめて、少しのあいだ休むこと。休憩。息継ぎ。息休め。 〔やや古い言い方で〕換気口。 関連語 大分類‖休み‖やすみ 中分類‖休み‖やすみ

いき‐の‐ね【息の根】🔗🔉

いき‐の‐ね【息の根】 呼吸。いのち。 「━を止める(=殺す。また、徹底的にやっつける)」 関連語 大分類‖生‖せい 中分類‖生命‖せいめい

いき‐ば・る【息張る】🔗🔉

いき‐ば・る【息張る】 自五息む。

いき‐ま・く【息巻く】🔗🔉

いき‐ま・く【息巻く】 自五激しい態度で勢いや怒りを示す。激しく言い立てる。気炎を上げる。 「絶対に勝つと━」 ◇息撒く意。 「意気巻く」と書くのは誤り。 関連語 大分類‖心の動き‖こころのうごき 中分類‖おこる‖おこる 大分類‖暴れる‖あばれる 中分類‖暴れる‖あばれる

いき・む【息む】🔗🔉

いき・む【息む】 自五息をつめて腹に力を入れる。息張る。力りきむ。気張る。 「石を動かそうとして━」 息み

い‐ぶき【《息吹》】🔗🔉

い‐ぶき【《息吹》】 息づかい。呼吸。また、いきいきと活動するけはい。生気。 「春[時代・伝統]の━」

い‐ぶ・く【息吹く】🔗🔉

い‐ぶ・く【息吹く】 自五〔雅〕息をする。息を吹く。また、息づく。 「古い伝統が今なお━」 ◇「い」は息の意。

そく【息】🔗🔉

そく【息】 (造) いき。呼吸。 「喘━ぜんそく・嘆━・窒━」 生きる。生活する。 「消━・棲━せいそく やすむ。いこう。 「安━」 やむ。やめる。 「━災」 「終━」 ふえたもの。 「利━」 むすこ。こども。 「愚━・令━」

そく‐さい【息災】🔗🔉

そく‐さい【息災】 仏の力で災害・病気などを防ぎ止めること。 「━延命」 「━日にち(=万事に吉という日)」 形動達者で無事なこと。健康で元気なこと。 「━に過ごす」 「無病━」

そく‐じょ【息女】━ヂョ🔗🔉

そく‐じょ【息女】━ヂョ むすめ。特に、身分のある人のむすめ。 他人のむすめの敬称。 「御━はお元気ですか」 関連語 大分類‖親族‖しんぞく 中分類‖‖こ

むす‐こ【《息子》】🔗🔉

むす‐こ【《息子》】 親にとって、男の子供。せがれ。 「孝行━」 ⇔ 関連語 大分類‖親族‖しんぞく 中分類‖‖こ 「息子」の敬語表現 〔尊敬語〕 御子息ごしそく・御子息様「佐藤先生の御子息が代わりに出席されました」 坊ぼっちゃま・お坊ちゃま「この絵本をお坊ちゃまに差し上げてください」 ぼっちゃんお坊ちゃん「かわいらしい坊ちゃんですね」 息子むすこさん「息子さんはおいくつになられましたか」「よくできた息子さんですね」 令息れいそく・御令息・御令息様「御令息太郎様がこの度大学を御卒業なさったとのこと、誠におめでとうございます」  *「令息」は、それ自体が尊敬の意を含む語だが、「御〜」「〜様」を添えた、より敬度の高い言い方も広く行われる。  *尊敬語ではないが、他人の息子に好感や評価を示した言い方に「愛息(=かわいがっている息子)」「賢息(=かしこい息子)」などがある。 〔謙譲語〕 愚息「愚息もこの春、社会人となりました」「愚息がいつもお世話になっております」 小倅こせがれ「まだほんの小倅で、とてもお役には立ちません」 せがれ「倅をよろしくお願い申します」 豚児とんじ「豚児がとんだ御迷惑をおかけし、誠に恐縮の至りです」  *特にへりくだって言う場合以外は、一般に「息子」と言う。  *自分の息子の評価を低めて、謙けんそんの意を添える言い方に、「(うちの)ばか息子」「(うちの)どら息子(=品行の悪い息子)」などがある。

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