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え【重】🔗🔉

え【重】 (造)《数を表す和語に付いて》同じものが重なることを表す。 「二━ふたえ・三━みえ・八━やえ・十━とえ・二十━はたえ

おも【主(重)】🔗🔉

おも【主(重)】 形動主要なさま。中心となるさま。 「今月の━な行事」 「当地の━な産物」 ◇連体形「おもな」(まれに文語連体形「おもなる」)と連用形「おもに」の形で使われる。「おもな」を連体詞として扱うこともできる。→主に

おも・い【重い】🔗🔉

おも・い【重い】 物の重量が大きい。相当に目方がある。 「このかばんは━」 「父(の体重)は━」 「酸素は水素より(比重が)━」 「はしより━物を持ったことがない」 「五分もすると、手に持った荷物がだんだん━・く(=重いと感じるように)なってきた」 回転・牽引けんいん・運搬などに大きな力を必要とする。 「坂道で自転車のペダルが━」 「ハンドルが━・くてカーブが切りにくい」 物事の程度が大きい。 状態がひどく悪い。特に、負担が大きい。 「病が━」 「━罪を犯す」 「税[責任]が━」 身分や地位が高い。 「━役目につく」 事が重要である。 「発言を━・く見る(=重要視する)」 「今回の決議は極めて━」 重量感があって衝撃が大きい。 「━パンチを繰り出す」 「━速球が低めに決まる」 体(の一部)が快適に動かず不快を感じる。 「体が━・くて食事に立つのもおっくうだ」 「寝不足で頭が━(=すっきりしない)」 「まぶたが━(=眠い)」 〔慣用句的に〕心が沈んで気が進まない。 「気[心]が━」 動きが鈍く動作が滞りがちだ。 「家路をたどる足取りが━」 「選手の動きが━(=鈍い)」 「パソコンの動きが━(=鈍い・遅い)」 「口が━(=なかなか話さない)」 「腰が━(=すぐに動かない)」 「━(=固く閉ざしていた)口を開く」 音に暗く沈むような重量感がある。 「ごほんごほんと━咳せきをする」 「チェロが━・く(=重厚に)響く」 味がこってりして、こくがあるさま。 「切れの鋭いビールより味の━ビールが好きだ」 「今日は━中華を食べたい気分だ」 重圧感が重苦しくのしかかるさま。重苦しい。重々しい。 「会場が━雰囲気に包まれる」 「義務感が両肩に━・くのしかかる」 話のテーマなどが、深刻・重厚で容易には受け入れがたい。重苦しい。重々しい。 「今日の会議の内容は━」 「話がちょっと━・くなりすぎた」 競馬で、雨などのために馬場の状態が悪い。重おも馬場だ。 「━馬場」 ◆軽い 重たい ‐げ/‐さ/‐み 関連語 大分類‖重い‖おもい 中分類‖重度‖じゅうど 大分類‖重い‖おもい 中分類‖重量‖じゅうりょう

おもおも‐し・い【重重しい】🔗🔉

おもおも‐し・い【重重しい】 (周囲を圧するほど)威厳のあるさま。 「━口調」 ⇔軽軽しい 重そうな印象があるさま。 「━靴音が聞こえてくる」 ‐げ/‐さ

おもき【重き】🔗🔉

おもき【重き】 重いこと。重み。 「学歴よりも人物に━を置く(=重視する)」 「法曹ほうそう界で━をなす(=重んじられる)」

おも‐くるし・い【重苦しい】🔗🔉

おも‐くるし・い【重苦しい】 圧迫されるようで息苦しく感じる。 「胸が━」 押さえつけられるようで気分が晴れない。 「場内に━空気が漂う」 「━沈黙が続く」 ‐げ/‐さ 関連語 大分類‖感覚‖かんかく 中分類‖苦しい‖くるしい

おも‐さ【重さ】🔗🔉

おも‐さ【重さ】 物の重量。また、その度合い。目方。 「石の━を量る」 物の重量が重いこと。 「荷物の━に悲鳴を上げる」 程度が大きいこと。また、その度合い。 「責任[一票]の━」 「罪悪感の━に耐えかねる」 物理学で、物体に作用する重力の大きさ。重量。 ◆軽さ 関連語 大分類‖重い‖おもい 中分類‖重量‖じゅうりょう

おもし【重し(重石)】🔗🔉

おもし【重し(重石)】 物を押さえつけるために上に置くもの。 「白菜漬けの━」 人をおさえてまとめる力。また、それをもっている人。 「新会長は━がきく」 はかりのおもり。

おもた・い【重たい】🔗🔉

おもた・い【重たい】 重量が大きいさま。目方がある。 「ずいぶん━かばんだね」 「重たそうな扉を開けた」 気分がよどんで不快なさま。 「どうも頭[気]が━」 ◆「重い」とほぼ同義だが、一般に「重たい」は、実際に持ってみたり、持ったら重いだろうと想像したりするような、重さが実感される場合に使われる。 ‐げ/‐さ/‐が・る 関連語 大分類‖重い‖おもい 中分類‖重量‖じゅうりょう

おも‐だった【主立った(重立った)】🔗🔉

おも‐だった【主立った(重立った)】 連体集団の中で重要な位置にいる。 「文壇の━面々が顔をそろえる」

おも‐に【重荷】🔗🔉

おも‐に【重荷】 重い荷物。 重い負担。 「━を下ろす(=責任を果たしてほっとする)」

おも‐ばば【重馬場】🔗🔉

おも‐ばば【重馬場】 競馬で、雨などのために状態が悪い馬場。

おも‐み【重み】🔗🔉

おも‐み【重み】 重量感のある重さ。 「雪の━がずしりと屋根にかかる」 重量があると感じること。重量感。 「このカボチャの方が━がある」 重々しさを感じさせること。 「話し方に━がある」 「━のある言葉」 「一票の━」 ⇔軽み 関連語 大分類‖重い‖おもい 中分類‖重量‖じゅうりょう

おも‐ゆ【重湯】🔗🔉

おも‐ゆ【重湯】 水分を多くしてたいた粥かゆから米粒をこしとった糊のり状の汁。病人食・乳児食にする。

おもり【重り(錘)】🔗🔉

おもり【重り(錘)】 重さを増すためにつけ加えるもの。 はかりの一方にかけて、はかる物の重さとつりあわせる金属。分銅。

おも・る【重る】🔗🔉

おも・る【重る】 自五 目方がふえる。 「━雪で枝が折れる」 病状が悪化する。 「病が━」

おもん・じる【重んじる】🔗🔉

おもん・じる【重んじる】 他上一価値あるものとして大切に扱う。尊重する。 「規則[礼]を━」 ⇔軽んじる =重んずる 関連語 大分類‖敬意‖けいい 中分類‖尊重‖そんちょう

おもん・ずる【重んずる】🔗🔉

おもん・ずる【重んずる】 他サ変重んじる おもん・ず(サ変)

かさな・る【重なる】🔗🔉

かさな・る【重なる】 自五 同種のものが層をなすようにかぶさり加わる。 「雪の上に幾つもの足跡が━」 「人が━・って倒れる」 「手と手が━」 同種の物事・事柄がさらに加わる。特に、日時を同じくして物事が起こったり行われたりする。かちあう。ぶつかる。 「次々に偶然が━」 「疲労に疲労が━」 「不安に/と焦燥しょうそうが━」 「あいにく土曜日と祝日が━」 同一のものとして、二つのものが符合する。一致する。 「二つの指紋がぴたりと━」 「意見が━」 「ぴたりと[寸分違たがわず・一〇〇パーセント]重なる」「ほとんど[わずかに]重なる」「少しも[全く]重ならない」など、副詞句表現によって程度を細かく表現することができる。 重なり

かさね【重ね(襲)】🔗🔉

かさね【重ね(襲)】 重ねること。また、重ねたもの。 「一ひと━の紋付き」 上着と下着がひとそろいになっている着物。 昔、男子の礼服である袍ほうの下に重ねて着た衣服。下襲したがさね「襲」と書く。

かさね‐がさね【重ね重ね】🔗🔉

かさね‐がさね【重ね重ね】 同じようなことを繰り返すさま。何度も何度も。たびたび。 「━注意する」 念を入れて言うさま。くれぐれも。じゅうじゅう。 「━おめでとうございます」 「━おわび申し上げます」 関連語 大分類‖頻度‖ひんど 中分類‖度度‖たびたび

かさね‐ぎ【重ね着】🔗🔉

かさね‐ぎ【重ね着】 名・自他サ変衣服を何枚も重ねて着ること。また、その衣服。

かさね‐て【重ねて】🔗🔉

かさね‐て【重ねて】 同じことを繰り返すさま。もう一度。ふたたび。 「━お願いいたします」

かさ・ねる【重ねる】🔗🔉

かさ・ねる【重ねる】 他下一 同種のものをさらに置き加える。 「皿を━」 「シャツと/にセーターを━・ねて着る」 「両手を━・ねてひざに置く」 「二人が唇を━」 「黄に赤を━・ねて塗る」 同種の物事・事柄をさらに加える。特に、同じことを何度も繰り返す。 「経験[不義理]を━」 「我慢に我慢を━」 「齡よわいを━」 「回を━」 「版を━」 「杯はいを━(=何杯も酒を飲む)」 かさ・ぬ(下二) 重ね

じゅう【重】ヂュウ🔗🔉

じゅう【重】ヂュウ 「重箱」の略。→重箱 「お━」 (造) おもい。おもさ。 「━心・━量」 「荷━・体━」 程度がはなはだしい。 「━罪・━傷」 おもおもしい。 「━厚」 「厳━」 おもんじる。大切にする。 「━視・━点・━要」 かさなる。かさねる。 「━版・━複じゅうふくちょうふく

じゅう‐あつ【重圧】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐あつ【重圧】ヂュウ━ 物理的に重く押しつける力。また、精神的に強く圧迫する力。 「職責の━に耐える」

じゅう‐い【重囲】ヂュウヰ🔗🔉

じゅう‐い【重囲】ヂュウヰ 名・他サ変いくえにも取り囲むこと。また、その囲み。

じゅう‐えん【重縁】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐えん【重縁】ヂュウ━ 親戚または姻戚関係にある家と重ねて婚姻・縁組みの関係を結ぶこと。また、その関係にある家。

じゅう‐おん【重恩】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐おん【重恩】ヂュウ━ 〔文〕厚い恩義。大恩。ちょうおん。

じゅう‐かさんぜい【重加算税】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐かさんぜい【重加算税】ヂュウ━ 過少申告・無申告・不納付などに対して加算税が課せられる場合、その税額計算の基礎となる事実の全部または一部に隠などがあったときに制裁として課せられる、さらにきびしい率の加算税。

じゅう‐かしつ【重過失】ヂュウクヮシツ🔗🔉

じゅう‐かしつ【重過失】ヂュウクヮシツ 法律で、重大な過失。不注意ないしは注意義務違反の程度がはなはだしい過失。

じゅう‐かん【重患】ヂュウクヮン🔗🔉

じゅう‐かん【重患】ヂュウクヮン おもい病気。また、その患者。 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖病気‖びょうき

じゅう‐き【重機】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐き【重機】ヂュウ━ 重工業に用いる大型機械。 「重機関銃」の略。→重機関銃

じゅう‐きかんじゅう【重機関銃】ヂュウキクヮンジュウ🔗🔉

じゅう‐きかんじゅう【重機関銃】ヂュウキクヮンジュウ 数人で操作する大型の機関銃。命中精度が高く、長時間の連続射撃にたえる。重機。 ⇔軽機関銃

じゅう‐きんぞく【重金属】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐きんぞく【重金属】ヂュウ━ 比重が四〜五以上の、比較的重い金属。金・白金・銀・銅・鉄・鉛・コバルト・マンガンなど。 ⇔軽金属

じゅう‐く【重苦】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐く【重苦】ヂュウ━ 非常につらい苦しみ。 「━にあえぐ」

じゅう‐けい【重刑】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐けい【重刑】ヂュウ━ おもい刑罰。重科。

じゅう‐けいしょう【重軽傷】ヂュウケイシャウ🔗🔉

じゅう‐けいしょう【重軽傷】ヂュウケイシャウ 重傷と軽傷。 「事故で五人が━を負った」

じゅう‐げん【重言】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐げん【重言】ヂュウ━ 同じ意味の語を重ねて使う言い方。じゅうごん。「大豆豆だいずまめ」「半紙がみ」「後の後悔」「電車に乗車する」「馬から落馬する」の類。 同じ語を重ねてできた熟語。「堂堂」「悠悠」「刻刻」「ざらざら」の類。畳字じょうじ。畳語。 重言のいろいろ 1 言葉を重ねて使う意味がない、表現が冗長になるなど、一般に不適切とされるもの(括弧内は適切な表現の例) あとで後悔する(→あとで悔やむ、後悔する)・一月元旦(→元旦、元日、一月一日)・今の現状(→現在の状況、現状)・色が変色する(→色が変わる、変色する)・炎天下の下もと(→炎天の下、炎天下)・過信しすぎる(→信頼しすぎる、過信する)・必ず必要(→必ずいる、絶対に必要)・元旦の朝(→元日の朝)・偽善者ぶる(→善人ぶる、いい子ぶる)・ぐっすり熟睡する(→ぐっすり眠る、熟睡する)・尽力を尽くす(→力を尽くす、尽力する)・花が開花する(→花が咲く、開花する)・平均アベレージ(→アベレージ)・毎月ごと(→月ごと、毎月)・まだ未定(→まだ決まっていない、未定)・満面に笑顔をたたえる(→満面に笑みをたたえる)・余分な贅肉ぜいにく(→余分な肉、贅肉) 2 意味が明確になる、強調される、新しい意味が加わる、そもそも意味の重なりではないなど、適当な理由があって「不適切な重言」ではないもの アンケート調査・一番最初・一番最後・一週間のあいだ・今現在・イメージ写真・違和感を感じる・かねてから・過半数を超える・関係者の方かた・古来より・死因はできし・従来から・製薬メーカー・第一回目・中継がつながる・注目が集まる・排気ガス・約一年ほど・よい効果・リゾート地 3 「〜ヲ」に動作・作用の結果に生じたものがくる、結果目的語の適切な用法であるもの 遺産を遺のこす・歌を歌う・建物を建てる・彫像を彫る・伝言を伝える・犯罪を犯す・被害を被こうむる  *「色が変色する」「花が開花する」の類は、「歯の色が変色する」「桜の花が開花する」など新しい情報が加わる場合は適切な表現となる。  *「必ず必要」は「印鑑は必ず必要」などが重言。「必ず読んでおく必要がある」など「必ず」が直接「必要」にかからないものは重言でない。  *「アンケート調査」「リゾート地」は、外来語に、なじみのある漢語や和語を添えて、意味をより明確にする。  *「一番最初」「一番最後」「よい効果」は、意味を強調して明確にする。  *「一週間のあいだ」は、「一週間のあいだ放置されていた」のように、時間の幅が活動の場としてとらえられるときに使われる。「一週間が過ぎた」など、経過する時間をいう場合には「一週間のあいだが過ぎた」のような言い方はしない(この場合は重言)。  *「今現在」「イメージ写真」などは、「今」「イメージ」に意味の幅があり、「現在」「写真」という言葉を添えて、意味を限定する。  *「かねてから」「古来より」「従来から」は、「かねて」「古来」「従来」だけで同じ意を表し、本来は重言。しかしこれらの語にある「から」「より」の意は強くは意識されず、「から」「より」を添えて意味を明確にし、昔から使われる。  *「注目が集まる」は、「注目」の「注(そそぐ)」と「集まる」に意味の重なりがあるとされるが、重言ではない。  *「関係者の方」「製薬メーカー」は、それぞれ「方」「メーカー」の項目を参照。  *3の「結果目的語」は、〜することによって〜という行為や状態や事物を作り出すことを表すもので、日本語の一般的な用法。

じゅう‐こう【重厚】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐こう【重厚】ヂュウ━ 名・形動重みがあって落ち着いていること。ちょうこう。 「━な語り口[作風]」 ⇔軽薄 ‐さ

じゅう‐ごう【重合】ヂュウガフ🔗🔉

じゅう‐ごう【重合】ヂュウガフ 名・自サ変低分子化合物が二個以上化学的に結合し、新たに分子量の大きい化合物(=高分子化合物)を生成すること。また、その化学反応。 「━体(=重合によってできた化合物)」

じゅう‐こうぎょう【重工業】ヂュウコウゲフ🔗🔉

じゅう‐こうぎょう【重工業】ヂュウコウゲフ 容積・重量の大きい財貨を製造する工業。鉄鋼業・造船業・車両製造業・機械製造業など。 ⇔軽工業 ◇これに化学工業・石油精製業などを加えたものを「重化学工業」と呼ぶ。

じゅう‐こん【重婚】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐こん【重婚】ヂュウ━ 名・自サ変配偶者のある人が、さらにほかの人と結婚すること。二重結婚。 ◇民法では禁止され、刑法では「重婚罪」として処罰される。

じゅう‐ざい【重罪】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐ざい【重罪】ヂュウ━ おもい罪。重科。

じゅう‐さつ【重殺】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐さつ【重殺】ヂュウ━ 野球で、ダブルプレー。併殺。

じゅう‐し【重視】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐し【重視】ヂュウ━ 名・他サ変大事なものとして重くみること。 「面接では適性を━する」 ⇔軽視

じゅう‐じゅう【重重】ヂュウヂュウ🔗🔉

じゅう‐じゅう【重重】ヂュウヂュウ 同じことをたびたび繰り返すさま。かさねがさね。 「━お詫び申し上げます」 十分なさま。よくよく。 「━承知の上です」 関連語 大分類‖頻度‖ひんど 中分類‖度度‖たびたび

じゅう‐しゅつ【重出】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐しゅつ【重出】ヂュウ━ 名・自サ変同じ事柄が二回以上出ること。ちょうしゅつ。

じゅう‐しょう【重症】ヂュウシャウ🔗🔉

じゅう‐しょう【重症】ヂュウシャウ 重い病気・症状。 ⇔軽症 ◇程度がはなはだしい意でも使う。「あの人のギャンブル熱もかなり━だ」

じゅう‐しょう【重唱】ヂュウシャウ🔗🔉

じゅう‐しょう【重唱】ヂュウシャウ 名・他サ変声楽で、二つ以上の声部をそれぞれ一人ずつの歌手が受け持って歌い合わせること。二重唱・三重唱・四重唱など。

じゅう‐しょう【重傷】ヂュウシャウ🔗🔉

じゅう‐しょう【重傷】ヂュウシャウ 重いきず。大けが。 「━者」 ⇔軽傷

じゅう‐しょう【重賞】ヂュウシャウ🔗🔉

じゅう‐しょう【重賞】ヂュウシャウ 高額の賞金。 「━レース(=競馬で、賞金の高い特定のレース)」

じゅうしょう‐しゅぎ【重商主義】ヂュウシャウ━🔗🔉

じゅうしょう‐しゅぎ【重商主義】ヂュウシャウ━ 国家が自国の輸出産業を保護・育成し、その貿易差額によって国富を増大させようとする経済思想。一六世紀末から一八世紀にかけて、西ヨーロッパ諸国の経済政策を支える重要な理論となった。

じゅう‐しょく【重職】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐しょく【重職】ヂュウ━ 重要な職務。要職。

じゅう‐しん【重心】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐しん【重心】ヂュウ━ 有限の大きさを持つ物体の各部に働く力を合成して一つの力におきかえたとき、その力が集まって作用する点。この一点を支えると物体は釣り合う。 「━が低い」

じゅう‐しん【重臣】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐しん【重臣】ヂュウ━ 重要な職務についている臣下。

じゅう‐すい【重水】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐すい【重水】ヂュウ━ 重水素と酸素からなる水。ふつうの水よりも分子量が大きい。原子炉の中性子減速材や冷却剤に用いる。 関連語 大分類‖水‖みず 中分類‖‖みず

じゅう‐すいそ【重水素】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐すいそ【重水素】ヂュウ━ 水素の同位体のうち、質量数二の水素。核融合反応の材料とする。ジュウテリウム。 ◇質量数三のトリチウムを含めることもある。

じゅう‐ぜい【重税】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐ぜい【重税】ヂュウ━ 負担の重い税金。 「━にあえぐ」

じゅう‐せき【重責】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐せき【重責】ヂュウ━ 重大な責任。 「委員長の━を担う」 「━に堪えかねる」 関連語 大分類‖仕事‖しごと 中分類‖務め‖つとめ

じゅう‐そう【重奏】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐そう【重奏】ヂュウ━ 名・他サ変二つ以上の声部を一人ずつの演奏者が違った楽器を受け持って合奏すること。 「二━」 「ピアノ三━」

じゅう‐そう【重曹】ヂュウサウ🔗🔉

じゅう‐そう【重曹】ヂュウサウ 弱いアルカリ性を示す無色の結晶。加熱すると分解して炭酸ガスを発する。医薬品・ベーキングパウダーなどに用いる。炭酸水素ナトリウム。 ◇「重炭酸ソーダ」の略。 「曹」はソーダの当て字「曹達」から。

じゅう‐そう【重層】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐そう【重層】ヂュウ━ 名・自サ変いくつもの層になって重なること。 「━の建物」

じゅう‐たい【重態・重体】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐たい【重態・重体】ヂュウ━ 病気・けがなどの容態が重く、生命に危険があること。

じゅう‐だい【重代】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐だい【重代】ヂュウ━ 先祖から代々伝わっていること。また、そのもの。累代るいだい

じゅう‐だい【重大】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐だい【重大】ヂュウ━ 形動非常に大きな意味を持つ事柄であるさま。 「━な発表がある」 「責任━」 ‐さ 関連語 大分類‖重い‖おもい 中分類‖重度‖じゅうど

じゅう‐ちん【重鎮】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐ちん【重鎮】ヂュウ━ ある社会・分野で、重要な地位をしめる人物。 「法曹界の━」 ◇「おもし」の意から。

じゅう‐づめ【重詰め】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐づめ【重詰め】ヂュウ━ 重箱に料理などをつめること。また、重箱につめた料理。

じゅう‐てい【重訂】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐てい【重訂】ヂュウ━ 名・他サ変改訂後に見つけられた誤りなどを重ねて訂正すること。 「━版」

じゅう‐ていおん【重低音】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐ていおん【重低音】ヂュウ━ 腹に響くような、重厚感のある低音。 「ベースの━」

じゅう‐てん【重点】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐てん【重点】ヂュウ━ 物事の重要な点。 「人物に━を置いて採用する」 重心のかかる点。作用点。

じゅう‐でんき【重電機】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐でんき【重電機】ヂュウ━ 生産財として使われる大型の電気機械器具。発電器・電動機・変圧器など。重電。 ⇔軽電機

じゅうてん‐しゅぎ【重点主義】ヂュウテン━🔗🔉

じゅうてん‐しゅぎ【重点主義】ヂュウテン━ 特に重要な所に力や資材を集中して処理するやり方。

じゅうてん‐てき【重点的】ヂュウテン━🔗🔉

じゅうてん‐てき【重点的】ヂュウテン━ 形動特に重要だと認める所に力や資材を集中するさま。 「ごみ問題を━に協議する」

じゅう‐ど【重度】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐ど【重度】ヂュウ━ 病気・障害などの程度が重いこと。 「━の火傷を負う」 ⇔軽度 関連語 大分類‖重い‖おもい 中分類‖重度‖じゅうど

じゅう‐とう【重盗】ヂュウタウ🔗🔉

じゅう‐とう【重盗】ヂュウタウ 野球で、二人の走者が同時に盗塁をすること。ダブルスチール。

じゅう‐とく【重篤】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐とく【重篤】ヂュウ━ 名・形動病状がきわめて重いこと。 「━患者」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖病気‖びょうき

じゅう‐にん【重任】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐にん【重任】ヂュウ━ 重要な任務・職務。大任。 自サ変任期を終えたのち、引き続き同じ任務・職務につくこと。 「取締役に━する」 関連語 大分類‖仕事‖しごと 中分類‖務め‖つとめ

じゅうのう‐しゅぎ【重農主義】ヂュウノウ━🔗🔉

じゅうのう‐しゅぎ【重農主義】ヂュウノウ━ 国家財政の基本を農業生産に置く経済理論。また、それに基づく経済政策。フィジオクラシー。 ◇一八世紀後半、重商主義に反対してフランスで唱えられた。

じゅう‐ばこ【重箱】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐ばこ【重箱】ヂュウ━ 料理を入れる箱形の容器。多くは木製の漆塗りで、二重・三重に重ねることができる。お重。

重箱の隅すみを楊枝ようじでほじくる🔗🔉

重箱の隅すみを楊枝ようじでほじくる 非常に細かいことにまで口うるさく言うこと。重箱の隅を楊枝でつつく。 「━ようなせんさくはするな」

じゅうばこ‐よみ【重箱読み】ヂュウバコ━🔗🔉

じゅうばこ‐よみ【重箱読み】ヂュウバコ━ 「重箱」の読みのように、漢字二字以上からなる熟語で、上の字を音、下の字を訓で読む読み方。「台所だいどころ」「献立こんだて」「懐中物かいちゅうもの」などの類。 ⇔湯桶ゆとう読み

じゅう‐ばつ【重罰】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐ばつ【重罰】ヂュウ━ 重い刑罰。厳罰。

じゅう‐はん【重犯】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐はん【重犯】ヂュウ━ 重い犯罪。また、それを犯した人。 重ねて犯罪を犯すこと。また、その犯罪者。累犯るいはん

じゅう‐はん【重版】ヂュウ━🔗🔉

じゅう‐はん【重版】ヂュウ━ 名・他サ変一度出版した書籍を、同じ版を用いて重ねて出版すること。また、その書籍。 「発売早々━される」 →初版再版

じゅう‐びょう【重病】ヂュウビャウ🔗🔉

じゅう‐びょう【重病】ヂュウビャウ 重い病気。大病。 「━患者」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖病気‖びょうき

ちょう【重】🔗🔉

ちょう【重】 (造) おもい。 「軽━・輜━しちょう おもんじる。大切にする。 「━宝」 「貴━・尊━」 おもおもしい。 「慎━・ていちょう かさなる。 「━畳・━複」

ちょう‐じょう【重畳】━デフ🔗🔉

ちょう‐じょう【重畳】━デフ 自サ変・形動トタル幾重にもかさなっていること。 「━たる山並み」 形動この上なく満足なこと。 「無事で━だ」 ◇古風な言い方。感動詞的にも使う。

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