【浸肌】 シンキ 暑さや寒さなどが膚にしみこむ。

【浸食｛蝕｝】 シンショク 水がしみこんで次第に物をそこなうこと。風雨・砂などの力によって、陸地が削り減らされること。

【浸染】 シンセン・シンゼン じわじわと影響されて変わる。

【浸｛滲｝透】 シントウ 水がしみとおる。主義・主張が、しだいに社会や人心にしみ通って影響する。

【浸淫】 シンイン だんだん深くしみこむ。また、じわじわと進行する。「初猶矜持漸浸淫＝初メハナホ矜持セルモ漸ク浸淫ス」〔→袁宏道〕

【浸漬】 シンシ 水にひたす。つける。教訓などがだんだんと心にしみこむこと。

【浸漸】 シンゼン しだいに進行するさま。『浸尋シンジン』

【浸潤】 シンジュン 水滴がだんだんとしみこむ。賢人の徳・思想などがだんだんと人民の心に影響してしみこんでいく。じわじわと広まる。

【浸潤之譖】 シンジュンノソシリ〈故事〉水がしだいにしみこむように、人々の間に、じわじわとわりこんでいく悪口。「浸潤之譖、膚受之愬、不行焉＝浸潤ノ譖、膚受ノ愬、行ハレズ」〔→論語〕

【浸潭】 シンタン 広く深いさま。しだいに。ようやく。波のまにまに浮かぶさま。

【浸灌】 シンカン ひたひたと、水をそそぐ。水をかける。「時雨降矣、而猶浸灌＝時雨ノ降レルニ、ナホ浸灌スルガゴトシ」〔→荘子〕

【浙】 10画　水部　 区点=6222　16進=5E36　シフトJIS=9FB4 《音読み》　セツ／セチ〈zh〉 《意味》 ｛名｝川名。浙江セッコウ省を流れ杭州湾に注ぐ。上流を桐江トウコウ、中流を富春江フシュンコウ、下流を銭塘江セントウコウといい、これらを総称して浙江と呼ぶ。▽「之」の字の形に折れ曲がっているので之江シコウともいい、また、曲江キョクコウともいう。 ｛名｝浙江省の略称。 《解字》 会意兼形声。「水＋音符折セツ（おれ曲がる）」。▽淅セキは、別字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語