【深仇】 シンキュウ ふかい恨みのあるかたき。『深讎シンシュウ』

【深切】 シンセツ 切りこみがふかくひしひしとこたえる。非常によくゆきとどいて、ていねいである。親切。

【深中隠厚】 シンチュウインコウ 人情に厚く、思いやりのある性質のこと。『深中篤行シンチュウトッコウ』〔→史記〕

【深文】 シンブン きびしい法律。法律の運用をきびしくする。〔→漢書〕奥ふかい意味のある文章。

【深玄】 シンゲン 奥ふかい。

【深衣】 シンイ 古代の服。衣（うわぎ）と裳ショウ（もすそ）とをつなげて仕立てたもの。大夫・士の身分の者は、朝廷において平常着用し、一般の人は吉礼のときに着用した。

【深刑】 シンケイ きびしい刑罰。〈類義語〉酷刑・厳刑・峻刑シュンケイ。

【深旨】 シンシ ふかい意味。奥底にある趣旨や考えのこと。『深意シンイ』

【深言】 シンゲン 真心をうちあけて話す。意味ぶかいことば。『深語シンゴ』

【深更】 シンコウ 夜ふけ。『深夜シンヤ』

【深沈】 シンチン 性格にふかみがあり、落ち着いていること。物事に熱中すること。夜がふけてゆくさま。

【深図】 シント よく考えたふかいはかりごと。よく考えてふかくはかりごとをめぐらす。『深計シンケイ・深策シンサク』

【深居】 シンキョ 世間を離れた奥ふかい所に閉じこもる。「深居遊宴、以声色自娯＝深居遊宴シ、声色ヲモッテミヅカラ娯シム」〔陳鴻〕

【深刻】 シンコク 態度や刑罰が非常にきびしくむごたらしいこと。『深酷シンコク』ふかくほりきざむ。〔国〕情勢などが切実でいたましい。〔国〕情勢が切実で重大である。

【深阻】 シンソ 山が奥ふかくて険しい。険しい山。人の性格などが複雑できびしい。

【深長】 シンチョウ 意味や学問などが奥ふかくて複雑である。「意味深長」