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【烏糸】🔗🔉

【烏糸】 ウシ 黒い糸。「烏糸欄」の略。黒い線・罫ケイをひいた紙。昔、女性が恋文を書くのに使われた。「日長小殿試烏糸=日長ク小殿烏糸ヲ試ミル」〔→高啓

【烏有】🔗🔉

【烏有】 ウユウ 全然ないこと。▽「烏イズクンぞ有らんや」という反語で、どうしてそんな事があろうか、何もありはしないの意。

【烏有先生】🔗🔉

【烏有先生】 ウユウセンセイ 世の中に実在しない人物を文章の中で想定して呼ぶときのことば。▽漢の司馬相如シバショウジョが、「子虚賦」の中に仮につくりあげた人名から。

【烏兔】🔗🔉

【烏兔】 ウト 太陽と月。▽太陽には三本足のからすがおり、月にはうさぎがいるとした神話から。転じて、月日。歳月。

【烏府】🔗🔉

【烏府】 ウフ 御史台の別名。▽御史台の周囲にこのてがしわが茂り、からすがすんでいたことから。

【烏桓】🔗🔉

【烏桓】 ウカン 古代モンゴルの遊牧民族。前漢初め東胡が匈奴キョウドに滅ぼされて二つに分裂。シラムレン河流域にいた鮮卑センピ族に対し、南のラオハ河上流を根拠地にした民族。後漢時代、漢の北辺をおびやかしたが魏ギの曹操ソウソウに滅ぼされしだいに漢族に融合した。「烏丸ウガン」ともいう。

【烏孫】🔗🔉

【烏孫】 ウソン 漢代から南北朝初期にかけて、西域にいたトルコ系遊牧民族。また、その国。

【烏竜茶】🔗🔉

【烏竜茶】 ウーロンチャ 福建省や台湾に産する茶。赤褐色で、香気が強い。

【烏焉成馬】🔗🔉

【烏焉成馬】 ウエンウマトナル〈故事〉「烏」「焉」という字が「馬」の字になってしまう。よく似ている字に書きまちがえること。

【烏鳥私情】🔗🔉

【烏鳥私情】 ウチョウノシジョウ〈故事〉子どもが親に孝養をつくす情愛。「烏鳥私情、願乞終養=烏鳥ノ私情、願ハクハ養ヲ終ヘンコトヲ乞フ」〔→李密

【烏喙】🔗🔉

【烏喙】 ウカイ からすのような長いくちばし。また、転じて、欲ばりの人相。「烏頭」と同じ。車の轅ナガエ(かじ棒)に渡す横木。

漢字源 ページ 2717