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【玉簪】🔗🔉

【玉簪】 ギョクシン 玉でつくったかんざし。「石上磨玉簪=石上玉簪ヲ磨ク」〔→白居易草の名。とうぎぼうし。

【玉題】🔗🔉

【玉題】 ギョクダイ たるきの頭部にある、玉の飾り。書物などの題の美称。

【玉韻】🔗🔉

【玉韻】 ギョクイン 他人の詩の敬称。

【玉鏡】🔗🔉

【玉鏡】 ギョッキョウ 玉でつくった鏡。▽湖の水面などが澄んで静かなさま、氷が一面にはったさまなどのたとえとして用いられることもある。月の別名。

【玉璽】🔗🔉

【玉璽】 ギョクジ 玉でつくった天子の印鑑。〈類義語〉宝璽。

【玉簫】🔗🔉

【玉簫】 ギョクショウ 玉でつくった簫ショウの笛。「指冷玉簫寒=指冷ヤヤカニ玉簫寒シ」〔→呉偉業さるの鳴き声の形容。

【玉蟾】🔗🔉

【玉蟾】 ギョクセン 月の別名。▽「蟾」は、ひきがえる。月の中に蟾がいるという伝説から。

【玉露】🔗🔉

【玉露】 ギョクロ 美しい露。〔国〕最高級のせん茶の名。

【玉鸞】🔗🔉

【玉鸞】 ギョクラン 玉で鸞ラン(鳳凰ホウオウに似た鳥)の形につくり、天子の車につけたすず。転じて、天子の車のこと。

【抱玉哭】🔗🔉

【抱玉哭】 タマヲイダイテコクス〈故事〉無実の罪のために泣くこと。▽楚ソの卞和ベンカが玉を王に献じたが、にせの玉とされ、罰として足を切られた。卞和はその玉を抱いて泣いたという故事から。〔→新序

【懐玉其罪】🔗🔉

【懐玉其罪】 タマヲイダイテソレツミアリ〈故事〉→「懐璧其罪タマヲイダイテソレツミアリ」

【玉燭宝典】🔗🔉

【玉燭宝典】 ギョクショクホウテン〈書物〉一二巻。ただし巻九は欠巻。隋ズイの杜台卿トダイケイ(536〜600)の編。580年ごろ成立。各巻を四季の各一月にあてて、古来の「時令」(四季それぞれに行われる政令・行事の記録)書中から関係項目を集成し、これに考証を加えたもの。中国では、早くからほろびて、日本にだけ伝来の旧本が残っていたため、清末に『古逸叢書コイツソウショ』に編入・公刊された際には、その白眉と称せられた。

【玉台新詠】🔗🔉

【玉台新詠】 ギョクダイシンエイ〈書物〉一〇巻。南北朝時代、陳チンの徐陵ジョリョウ(507〜83)が梁リョウの簡文帝の命をうけて編集した詩の選集。530年ごろ成立。所収作品の内容は、男女の情愛、もしくはそれに関係のあるものばかりで、詩風も艶麗エンレイを旨とする。簡文帝の兄の昭明太子が編集した『文選モンゼン』が、各種のジャンルの粋を抜いて文学の標準を示そうとしたのとは大いに異なっている。本書に収められる詩体を「玉台体」といい、後世の文学に大きな影響を与えた。『文選』とともに、六朝リクチョウ文学を研究する者の必読書。

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