【上下】 ジョウゲ・ショウカ 上と下。天と地のこと。主君と臣下のこと。上位者と下位者のこと。また、目上の人と目下の人のこと。上ることと下ること。（６）いくことと、帰ること。カミシモ〔国〕江戸時代の武士の礼服である、裃カミシモのこと。

【上士】 ジョウシ 徳のすぐれた賢い男。中士・下士に対して、周代の士の階級で、最上位の階級。また、その階級の人。

【上巳】 ジョウシ 陰暦三月のはじめの巳ミの日。この日、川のほとりでみそぎをした。魏ギ以後、三月三日と定めた。▽日本では、五節句の一つ。

【上元】 ジョウゲン 三元の一つ。陰暦一月十五日のこと。道家の仙女センジョの名。天上界にあって、十万の玉女を統括するという。上元夫人。

【上戸】 ジョウコ 富裕な家。〈対語〉下戸。ジョウゴ〔国〕酒が多く飲めること。また、その人。〈対語〉下戸。酒に酔ったときのくせをあらわすことば。「泣き上戸」

【上午】 ジョウゴ 午前。〈対語〉下午。

【上日】 ジョウジツ 月の第一日。ついたち。〔→書経〕よい日。〔国〕宮中で、当番にあたっていて公務を行う日。▽ジョウニチとも読む。

【上手】 ジョウズ・ジョウシュ 技術や芸などが巧みなこと。また、そのような人。〈対語〉下手。ウワテ〔国〕上のほう。〈対語〉下手シモテ。才能・地位が他人よりすぐれていること。また、そのような人。〈対語〉下手シタテ。カミテ〔国〕上のほう。客席から見て舞台の右のほう。〈対語〉下手シモテ。

【上天】 ジョウテン 下土・下地に対して、空・天。造物主である天帝のこと。〔→書経〕冬の空。テンニノボル 天にのぼる。

【上古】 ジョウコ 大昔。歴史の時代区分の一つ。文献が存在する最古の時代。日本史では、大和・奈良時代。中国では秦シン以前。