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【南画】🔗🔉

【南画】 ナンガ 南宗画のこと。

【南岳】🔗🔉

【南岳】 ナンガク 五岳の一つ。漢初には霍山カクザン(浙江セッコウ省霍山県付近)、唐代以後は衡山(湖南省衡山県)をいう。

【南金】🔗🔉

【南金】 ナンキン 中国の南部、荊ケイ州・揚州などから出る黄金。純度が高い。

【南京】🔗🔉

【南京】 ナンキン・ナンチン 長江中流の南岸にある都市。現在は江蘇コウソ省の省都。三国の呉が国都として以来、江南の中心地として栄えた。時代によって「建業」「建康」「金陵」「応天府」などと呼ばれた。南京は明ミンの永楽帝が都を北京ペキンに移して以来の呼び名。▽キンは、十七世紀の発音。ナンチンは現代中国音。〔国〕中国方面から渡来したことをあらわすことば。「南京豆ナンキンマメ」ナンケイ・ナンキョウ 首都より南にある都市で、都と呼ばれた所。

【南枝】🔗🔉

【南枝】 ナンシ 南に伸びた枝。▽多く、梅の枝についていう。「胡馬依北風、越鳥巣南枝=胡馬ハ北風ニ依リ、越鳥ハ南枝ニ巣クフ」〔→古詩十九首

【南宗】🔗🔉

【南宗】 ナンシュウ 〔仏〕禅宗の一派。南宗禅。禅の五祖弘忍のでしである慧能エノウが伝えた派。南方で教えを広めたので、神秀の系統の北宗禅に対していう。「南宗画」の略。▽ナンソウとも読む。

【南宗画】🔗🔉

【南宗画】 ナンソウガ・ナンシュウガ 明ミンの董其昌トウキショウがはじめて説いた画派の呼び名。明・清シン時代に、沈石田・文徴明らが中心になって発展した東洋画の一派。気品をとうとび、おもに墨絵で山水を描き主観的な写実を特色とした。日本では、江戸中期から盛んになり、池大雅イケノタイガ・与謝蕪村ヨサブソンらが名高い。『南画ナンガ・南宗ナンソウ』文人画。

【南垂】🔗🔉

【南垂】 ナンスイ =南陲。南の果て。南方の辺境の土地。▽「垂」は、すみ。

【南征】🔗🔉

【南征】 ナンセイ 北から南のほうへ行く。南下。南の国を征伐する。「三年春、亮率衆、南征=三年ノ春、亮ハ衆ヲ率テ南征ス」〔→蜀志→諸葛亮

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