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大蔵経 ダイゾウキョウ🔗⭐🔉
【大蔵経】
ダイゾウキョウ〈書物〉漢訳された仏典の集大成。『蔵経』または『一切経』とも呼ぶが、経(仏によって説かれたもの)・律(仏弟子である僧侶の生活様式を規定したもの)・論(インドの仏教学者たちによって著された仏教哲学書)の三大部門を主体としているため、『三蔵』とも呼ばれる。中央アジアやインドから来た僧や、彼らに学んだり直接インドへ出かけて研究したりした中国人僧らによって、精力的に経典漢訳が行われたのは、南北朝から唐代へかけてであった。南北朝時代、仏教は国家権力の保護・監督を受けたため、翻訳された経典の管理も官吏にまかされ、国庫に保存された。隋ズイ代以後、翻訳や著述の写本をいくつか作って国家の宝庫に収めることとなり、その宝庫を「大蔵」、そこに収めることを「入蔵」と呼んだ。こうして国王によって公認された仏典の総体を『大蔵経』と呼ぶことになったが、唐代の730年に僧、智昇がきめた『大蔵経』編集の方針、大小乗の経・律・論および賢聖集伝合計一〇七六部、五〇四八巻、四八〇帙チツとすることが権威とされ、それ以後ほとんどこの形式が採用された。
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