【嵌】 12画　山部　 区点=5440　16進=5648　シフトJIS=9BC6 【篏】異体字異体字 15画　竹部 区点=6829　16進=643D　シフトJIS=E2BB 《音読み》　カン（カム）／ケン（ケム）〈qin〉 《訓読み》　はまる／はめる（はむ） 《意味》 ｛動｝はまる。はめる（ハム）。くぼみに押しこんではめこむ。「嵌入カンニュウ」「象嵌ゾウガン（＝象眼。はめこみ細工）」 ｛名｝くぼみ。また、奥深く入りこんだ山中のくぼ地。また、深くくぼんだ谷。〈同義語〉坎・陥。 《解字》 会意兼形声。欠ケンは、からだをくぼませるさまを描いた象形文字。甘は、中に含むことの意。嵌の下部（音カン）は、くぼみの中に物を入れること。嵌はそれを音符とし、山を加えた字で、山中に入りこんだくぼみ。 《単語家族》 陥（落ちこむ）坎カン（くぼみ）と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【嵌工】 カンコウ 象眼。埋木細工ウメキザイクなどをする職人。また、その細工。

【嵌谷】 カンコク 山のほら穴。

【嵌空】 カンクウ ほら穴。すきとおるような美しさ。「嵌空太始雪＝嵌空太始ノ雪」〔→杜甫〕

【嵌巉】 カンザン 山が、でこぼこがはげしく険しいさま。