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重然諾 ゼンダクヲオモンズ🔗🔉

【重然諾】 ゼンダクヲオモンズ よろしいとひきうけたことを重要視する。一度ひきうけたことは必ず実行すること。〔→韓愈

重足側目 アシヲカサネメヲソバダツ🔗🔉

【重足側目】 アシヲカサネメヲソバダツ〈故事〉左右の足をつけて重ね、うつむきかげんに相手を見る。▽非常に恐れているようすをあらわす。「重足仄目=あしをかさねめをそばだつ」とも。「史記」汲黯伝の「令天下重足而立、側目而視矣=天下ヲシテ足ヲ重ネテ立チ、目ヲ側テテ視シメン」から。

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【重】 9画 里部 [三年] 区点=2937 16進=3D45 シフトJIS=8F64 《常用音訓》ジュウ/チョウ/え/おも…い/かさ…なる/かさ…ねる 《音読み》 ジュウ(ヂュウ)/チョウ〈zhng〉〈chng〉 《訓読み》 え/おもい(おもし)/おもさ/おもんずる(おもんず)/かさなる/かさねる(かさぬ) 《名付け》 あつ・あつし・いかし・え・おもし・かさぬ・かず・かたし・しげ・しげし・しげる・のぶ・ふさ 《意味》 {形・名}おもい(オモシ)。おもさ。↓の方向に力が加わった状態。↓の方向の力が底面に加わった感じ。おもみ。〈対語〉→軽。「軽重ケイチョウ/ケイジュウ(おもさ)」「重量」「重一鈞オモサイッキン」 {形}おもい(オモシ)。病気・罪・声・やり方などがおもい。おもおもしい。てあつい。「厳重」「慎重」「重濁」「重賄之=重クコレニ賄ス」〔→左伝〕「君子不重則不威=君子ハ重カラザレバスナハチ威アラズ」〔→論語{動}おもんずる(オモンズ)。たいせつなものとして敬い扱う。おもくみる。転じて、はばかる。▽この訓は「おもみす」の転じたもの。「尊重」「重社稷=社稷ヲ重ンズ」〔→礼記{動・形}かさなる。かさねる(カサヌ)。上へおいて下におもみをかける。層をなしてかさなったさま。▽平声に読む。「重複チョウフク」「重畳チョウジョウ」 {単位}下をおさえて上にかさなった物を数えることば。▽平声に読む。〈類義語〉→層ソウ。「万重山バンチョウノヤマ(いくえにもかさなった山)」 〔国〕かさなった物を数えることば。え。「七重八重ナナエヤエ」 《解字》 会意兼形声。東トウは、心棒がつきぬけた袋を描いた象形文字で、つきとおすの意を含む。重は「人が土の上にたったさま+音符東」で、人体のおもみが↓型につきぬけて、地上の一点にかかることを示す。→東 《単語家族》 動(トンと足ぶみして↓型におもみをかける)衝ショウ(↓型につきあたる)と同系。 《類義》 申は、下の物をおしのばすこと。累ルイは、ごろごろとつみかさねること。襲は、かさねて二重にすること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

重山 チョウサン🔗🔉

【重山】 チョウサン 山名。(イ)江西省東部、横峰県の北にある。宋ソウの謝枋得シャボウトクがふもとに住み、自分の号を重山とした。(ロ)湖北省長陽県の南西にある。長陽渓の源となる。「風井山」「方山」とも。

重大 ジュウダイ🔗🔉

【重大】 ジュウダイ 事がらの影響が大きくて簡単に処理できず、たいせつにとり扱うべきであること。

重午 チョウゴ🔗🔉

【重午】 チョウゴ 陰暦五月五日の節句。端午タンゴの節句。重五。▽「午」と「五」は音が同じ。五をかさねた節句の意。

重心 ジュウシン🔗🔉

【重心】 ジュウシン 物体の重さの中心と考えられる点。

重圧 ジュウアツ🔗🔉

【重圧】 ジュウアツ 重く押さえつける。強い圧力で押えつける。また、押さえつける強い圧力。

重囚 ジュウシュウ🔗🔉

【重囚】 ジュウシュウ 重い罪をおかして捕らえられ、囚人となった者。重罪人。〈対語〉軽囚。

重出 ジュウシュツ🔗🔉

【重出】 ジュウシュツ・チョウシュツ 同じ話・記事などが二度以上あらわれること。

重犯 ジュウハン🔗🔉

【重犯】 ジュウハン 重い罪の犯罪。犯行を重ねる。たび重ねて犯罪をおかすこと。

重刑 ジュウケイ🔗🔉

【重刑】 ジュウケイ 重い刑罰。ケイヲオモクス刑罰を重くする。

重光 チョウコウ🔗🔉

【重光】 チョウコウ 徳の光を重ねる。りっぱな天子が次々と世にあらわれること。〔→書経太歳(木星)が辛にある辛カノトの年のこと。万物が成熟して光り輝く年。ヒカリヲカサヌ一つの光るもののほかにも光るものがある。太陽と月がいっしょに出ていること。

重任 ジュウニン🔗🔉

【重任】 ジュウニン 重い荷物。重大な任務。「国之重任=国ノ重任ナリ」〔→史記任期が終わったのに、重ねてその職に任じられること。

重名 ジュウメイ🔗🔉

【重名】 ジュウメイ・チョウメイ よく広まったよい評判。「孔文挙有重名=孔文挙ニハ重名有リ」〔→後漢書ナヲオモンズ名誉を重視する。「衆人重利、廉士重名=衆人ハ利ヲ重ンジ、廉士ハ名ヲ重ンズ」〔→荘子

重囲 ジュウイ🔗🔉

【重囲】 ジュウイ 敵などをいくえにもとり囲むこと。また、その囲み。「孤軍落日陥重囲=孤軍落日重囲ニ陥ル」〔→高啓

重言 ジュウゲン🔗🔉

【重言】 チョウゲン・ジュウゲン 同じ意味のことをくり返していうこと。人に重んじられている人の権威のあることばを引用すること。また、そのことば。〔→荘子同じ漢字を重ねた形のことば。「洋洋」「喜喜」など。畳語。ゲンヲオモンズ約束をたいせつにする。〔国〕同じ意味のことばを重ねた形のことば。「豌豆豆エンドウマメ」「ひにち」など。

重臣 ジュウシン🔗🔉

【重臣】 ジュウシン 国家のたいせつな地位にいる臣下。

重身 チョウシン🔗🔉

【重身】 チョウシン 妊娠していること。身おも。「重体チョウタイ」と同じ。

重身 ジュウタイ🔗🔉

【重体】 チョウタイ 身分が高くたいせつな人のからだ。『重身チョウシン』ジュウタイ〔国〕「重態」と同じ。

重役 ジュウヤク🔗🔉

【重役】 ジュウヤク 二度めの役目。重い役目。また、その役目についている人。〔国〕会社などの社長・取締役・支配人・監査役などのこと。

重来 ジュウライ🔗🔉

【重来】 ジュウライ・チョウライ 重ねて来る。もう一度やってくること。「捲土ケンド重来」「盛年不重来=盛年ハ重ネテ来タラズ」〔→陶潜

重卵 チョウラン🔗🔉

【重卵】 チョウラン たまごを積み重ねること。〈類義語〉累卵ルイラン。▽非常に危ういことにたとえる。

重沓 チョウトウ🔗🔉

【重沓】 チョウトウ 重なりあう。

重版 ジュウハン🔗🔉

【重版】 ジュウハン 一度出版した本を二度以上出版すること。また、その本。最初の版木以外に版を改めて印刷出版すること。一度出版した本を、のちにその内容を少し改めて出版すること。また、その本。

重宝 ジュウホウ🔗🔉

【重宝】 ジュウホウ たいせつな宝。チョウホウ〔国〕便利なこと。〈同義語〉調法。たいせつなものとして扱う。便利に役だてる。「重宝する」

重明 チョウメイ🔗🔉

【重明】 チョウメイ 太陽と月がともに明るさをそえること。▽「易経」離卦では君主も臣下もともにそれぞれの正しい地位にいることをあらわす。「重瞳チョウドウ」と同じ。ギョウに献じられたという、鳳凰ホウオウに似ためでたい鳥の名。

重門撃柝 チョウモンゲキタク🔗🔉

【重門撃柝】 チョウモンゲキタク いくえにも門をつくり、ひょうし木をたたいて警戒すること。〔→易経

重厚 ジュウコウ🔗🔉

【重厚】 ジュウコウ・チョウコウ 性格がどっしりして落ち着きがあり、おもみを感じさせること。

重重 ジュウジュウ🔗🔉

【重重】 チョウチョウ いくえにも重なるさま。「重重紅樹秋山晩=重重タル紅樹秋山晩ル」〔→陸游水滴・露などがしたたり落ちるさま。心に深く思うさま。ジュウジュウ〔国〕何度もくり返すさま。また、深くていねいに行うさま。かさねがさね。

重訂 ジュウテイ🔗🔉

【重訂】 ジュウテイ・チョウテイ 書類・書物の内容をもう一度訂正すること。「重訂版」

重点 ジュウテン🔗🔉

【重点】 ジュウテン 物事の最もたいせつな部分。てこで動かす時、その物体の重さのかかる点。力点。

重要 ジュウヨウ🔗🔉

【重要】 ジュウヨウ 基本であって、欠くことができないほどたいせつであること。大事な。

重華 チョウカ🔗🔉

【重華】 チョウカ 輝かしさを重ねる。すぐれた天子が、前代のすぐれた天子のあとを継いで徳の輝かしさを発揮すること。〔→書経古代の聖天子舜シュンの号。歳星(木星)の別名。

重衾 ジュウキン🔗🔉

【重衾】 チョウキン・ジュウキン 重ねてかけたかけぶとん。「重衾脚冷知霜重=重衾脚冷ヤヤカニシテ霜ノ重キヲ知ル」〔→蘇軾キンヲカサヌ夜具を重ねる。

重修 ジュウシュウ🔗🔉

【重修】 チョウシュウ・ジュウシュウ 書物の内容を訂正しなおす。建物などをたてなおす。

重祚 ジュウソ🔗🔉

【重祚】 チョウソ・ジュウソ 一度退位した天子が、再び位につくこと。〈類義語〉復辟フクヘキ。

重馬 チョウバ🔗🔉

【重馬】 チョウバ 子をみごもっている馬。太って大きい馬。

重陰 チョウイン🔗🔉

【重陰】 チョウイン 二重に重なった陰性。濃い陰の気。地の中。地中。木の葉などが重なりあってうす暗くなった、物の陰。

重患 ジュウカン🔗🔉

【重患】 ジュウカン 重い病気。また、その人。『重病ジュウビョウ・重症ジュウショウ』

重険 チョウケン🔗🔉

【重険】 チョウケン 非常に険しい場所。「蜀有重険之固=蜀ニハ重険ノ固有リ」〔→蜀志

重婚 ジュウコン🔗🔉

【重婚】 ジュウコン・チョウコン 二度め以上の結婚。再婚。すでに婚姻関係があって親類になった家どうしの間で、ふたたび結婚が行われること。〔国〕すでに結婚している人が、そのままさらに他の人と結婚すること。二重結婚。

重責 ジュウセキ🔗🔉

【重責】 ジュウセキ・チョウセキ 重い責任。ひどくとがめること。

重訳 ジュウヤク🔗🔉

【重訳】 チョウヤク・ジュウヤク・ヤクヲカサヌ 翻訳したことばを、また別のことばに翻訳すること。

重畳 チョウジョウ🔗🔉

【重畳】 チョウジョウ いくえにも重なる。「小山重畳金明滅=小山重畳シテ金イロ明滅ス」〔国〕非常に満足であること。

重九 チョウキュウ🔗🔉

【重陽】 チョウヨウ 五節句の一つ。陰暦九月九日の節句。この日、高い丘に登り、茱萸シュユ(かわはじかみ)を頭にさして、菊の花を浮かべた酒を飲んで邪気を除く行事が行われた。菊の節句。▽九は、易で、陽の数。九が重なるの意。『重九チョウキュウ』「眼看菊蕊重陽涙=眼ニ菊蕊ヲ看テハ重陽ノ涙アリ」〔→白居易はるかに高い九重の天。天のこと。からだがほてって血のめぐりが盛んなこと。

重禄 ジュウロク🔗🔉

【重禄】 ジュウロク・チョウロク 重い俸禄ホウロク。多額の禄高ロクダカ。ロクヲオモクス俸禄をたくさん与える。

重傷 ジュウショウ🔗🔉

【重傷】 ジュウショウ 重い傷。ひどいけがのこと。チョウショウ 傷をうけた者をさらにきずつける。

重慎 チョウシン🔗🔉

【重慎】 チョウシン 注意深くしてかるがるしい行いをしないこと。〈類義語〉慎重。

重農 ジュウノウ🔗🔉

【重農】 ジュウノウ 農業をたいせつにすること。「重農主義」

重聘 ジュウヘイ🔗🔉

【重聘】 ジュウヘイ 手厚い礼をつくして招く。

重賂 ジュウロ🔗🔉

【重賂】 ジュウロ・チョウロ 手厚い贈り物。また、たくさんのわいろ。

重体 ジュウタイ🔗🔉

【重態】 ジュウタイ〔国〕命にかかわるほど、けが・病気がおもいこと。『重体ジュウタイ』

重複 ジュウフク🔗🔉

【重複】 チョウフク・ジュウフク 同じものが二つあること。また、同じものが二度あらわれること。

重器 ジュウキ🔗🔉

【重器】 ジュウキ・チョウキ 宝としているたいせつな器物。「毀其宗廟、遷其重器=ソノ宗廟ヲ毀チ、ソノ重器ヲ遷ス」〔→孟子重い役目。〔→史記

重慶 ジュウケイ🔗🔉

【重慶】 チョウケイ 祖父母・父母ともに健在であること。ジュウケイ 都市名。四川シセン省にあり、嘉陵江カリョウコウが長江に合流する地点にある。明ミン・清シン代に府がおかれた。

重箱読 ジュウバコヨミ🔗🔉

【重箱読】 ジュウバコヨミ〔国〕湯桶ユトウ読みに対して、「重箱ジュウバコ」のように、二字以上の漢字の熟語の上の字を音、下の字を訓でよむよみ方。

重幣 ジュウヘイ🔗🔉

【重幣】 チョウヘイ・ジュウヘイ 手厚いおくりもの。ヘイヲオモクスみやげものを多くする。めかたが重くて価値のある貨幣。

重聴 チョウテイ🔗🔉

【重聴】 チョウテイ 耳が遠くて何度もききかえす。転じて、耳の聞えない人。テイヲオモンズきくことをはばかる。「虚中重聴、悪聞人声=中ヲ虚シクシ聴ヲ重ンジ、人ノ声ヲ聞クヲ悪ム」〔→枚乗

重瞳 チョウドウ🔗🔉

【重瞳】 チョウドウ 一つの目にひとみが二つあること。非常にすぐれた人物の相とされる。『重明チョウメイ』▽古代の帝舜シュンや楚ソの項羽がそうだったといわれる。「舜目蓋重瞳子=舜ノ目ハケダシ重瞳子ナリ」〔→史記

重斂 ジュウレン🔗🔉

【重斂】 チョウレン・ジュウレン 負担の大きい税金。重税。きびしく税をとりたてる。〈類義語〉苛斂カレン。

重鎮 ジュウチン🔗🔉

【重鎮】 ジュウチン 兵力を支配してその方面を守る重要な人物。ある分野・団体で、すぐれた能力や権威がある中心的な人物。

重科 ジュウカ🔗🔉

【重譴】 チョウケン 重いとがめ。『重罪ジュウザイ・重科ジュウカ・重辜ジュウコ』〈類義語〉大譴タイケン。

重巒 チョウラン🔗🔉

【重巒】 チョウラン いくえにも重なっている山々。▽「巒」は、連なった山々。

重巌 チョウガン🔗🔉

【重巌】 チョウガン つみ重なった岩。

重野成斎 シゲノセイサイ🔗🔉

【重野成斎】 シゲノセイサイ〔日〕〈人名〉1827〜1910 明治時代の漢学者・歴史学者。鹿児島の人。名は安繹ヤスツグ、成斎は号。東京文科大学(東京大学の前身)教授として、日本史の実証的研究につくし、また漢学者として朱子学、清シン朝考証学の学風をついだ。著に『成斎文集』『国史綜覧ソウラン稿』などがある。

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