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また「あがる」は隠れていたものが、急に姿を現して目立つという意味を表し、「火の手〔ほこり・歓声・泣き声・非難の声・平和を求める叫び〕が上がる」などと使う。「火の手」は長🔗⭐🔉
また「あがる」は隠れていたものが、急に姿を現して目立つという意味を表し、「火の手〔ほこり・歓声・泣き声・非難の声・平和を求める叫び〕が上がる」などと使う。「火の手」は長い時間(経路)が経ってからの現象なら、「のぼる」が使えるが、ほかは突然といった感じがするので、「のぼる」は使えない。
「のぼる」には「入場者が 5 万人に上る」など、「〜に達する」という意味や、「話題〔噂・意識・食卓〕に上る」など、「〜に姿を現す」という意味があるが、いずれも長い経緯・経過🔗⭐🔉
「のぼる」には「入場者が 5 万人に上る」など、「〜に達する」という意味や、「話題〔噂・意識・食卓〕に上る」など、「〜に姿を現す」という意味があるが、いずれも長い経緯・経過・経路を経てという意味なので、「あがる」に置き換えることはできない。「食卓に上がる」は突然、犬や人がテーブルの上にのって立ち上がった感じがする。「候補〔日程〕に上る」なども「あがる」に置き換えると、突然・偶然にといった感じになる。
「あがる」には他動詞「あげる」があるが、「のぼる」には他動詞がなく、使役の形で「のぼらせる」を使う。「あがる」は「行く」の謙譲語「参る」、「食べる・飲む」の尊敬語「召し🔗⭐🔉
「あがる」には他動詞「あげる」があるが、「のぼる」には他動詞がなく、使役の形で「のぼらせる」を使う。「あがる」は「行く」の謙譲語「参る」、「食べる・飲む」の尊敬語「召し上がる」、玄関のある日本式の家の中・座敷に入るといった意味を表すことがある。「うく」「おだてる」を参照。
類義使分 ページ 157。