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 「行く末」は行きついた最後の結末を示す「将来」、つまり死に際が幸せか不幸かを問題にし、現時点では、その日を楽しみにするか、不安に感じるかだが、やはり不安になるのが人間。🔗🔉

 「行く末」は行きついた最後の結末を示す「将来」、つまり死に際が幸せか不幸かを問題にし、現時点では、その日を楽しみにするか、不安に感じるかだが、やはり不安になるのが人間。「来し方行く末・行く末長く連れ添う・息子の行く末を楽しみにする・行く末を案じる〔心配する〕・国の行く末が思いやられる・行く末に不安を感じる・行く末どうなるやら心細い」などと使う名詞・副詞で文章語。楽しみにする場合は、将来の出世・昇進を指す。

 「行き先」は行く場所・目的地、行った場所・現在の居所、時間的に行った先・将来を表し「切符は必ず行き先まで買って下さい・どこへ引っ越したのやら行き先を知らせてこない・行き🔗🔉

 「行き先」は行く場所・目的地、行った場所・現在の居所、時間的に行った先・将来を表し「切符は必ず行き先まで買って下さい・どこへ引っ越したのやら行き先を知らせてこない・行き先不安がある」などと使うが、「将来」の意味では「行く末」が多用される。ただ「行く末」に比べると、どんな仕事をして、どんなふうに身を落ち着けるのかといった近い将来の出来事を指す。

 「行く手」は「行く手に見える山が今回の目標だ・行く手に事故発生の赤ランプが見える・行く手を遮る〔阻む〕もの・行く手は多難だ・行く手は決して楽ではない」など、これから向か🔗🔉

 「行く手」は「行く手に見える山が今回の目標だ・行く手に事故発生の赤ランプが見える・行く手を遮る〔阻む〕もの・行く手は多難だ・行く手は決して楽ではない」など、これから向かって行こうとする方向・地点を表し、「前途」という意味で使われる場合は障害の多いことを暗示する。

類義使分 ページ 268