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 前 : 視線が向かう・物が移動する方向。視線がとらえた対象のこちら・表側。🔗🔉

 前 : 視線が向かう・物が移動する方向。視線がとらえた対象のこちら・表側。 【例】

 すみません、本屋ので待っていて下さいますか。すぐ参りますから。🔗🔉

 すみません、本屋ので待っていて下さいますか。すぐ参りますから。 置 換 =

 置き換え可能。ただ「表」は本屋という建物そのものの一面をとらえているので、正門・玄関のある面を指し、多くは表の出入り口のすぐ外で待つことになる。人間・建物・テレビなど表🔗🔉

 置き換え可能。ただ「表」は本屋という建物そのものの一面をとらえているので、正門・玄関のある面を指し、多くは表の出入り口のすぐ外で待つことになる。人間・建物・テレビなど表と裏のあるものは、話し手がどの方向から見ていても、「前」は「表」のある側のかなり広い空間を指すことができるので、本屋の端から端まで本屋の面している通りでも、通りをはさんだ本屋の向かい側でもよいということになる。ただ場所・位置をきっちり限定したくないという心理が働くような場合は「前」を使うことが多い。

 バスや電車など移動して横に長さのあるものや、列や本の内容など順に並んでいるものは、移動する方向・初めの方が「前」で、乗り物の場合はその中でも外でもよい。「表」は乗り物に🔗🔉

 バスや電車など移動して横に長さのあるものや、列や本の内容など順に並んでいるものは、移動する方向・初めの方が「前」で、乗り物の場合はその中でも外でもよい。「表」は乗り物に接している外側に限られる。「前」が単に方向を指したり、1 本の木や円形花壇など表と裏のないものを指す場合は、話し手の視線の方向が問題になるので、話し手がどこにいるかを判断してからでないと、位置を決定することができない。「うら」「さき」を参照。 補 足 =

 「表面」は物事の、隠れて見ることのできない部分・手に触れることのできない部分・内側にある部分を除く、外に接しているすべての面を指し、人に使われると、外側から見た様子を指🔗🔉

 「表面」は物事の、隠れて見ることのできない部分・手に触れることのできない部分・内側にある部分を除く、外に接しているすべての面を指し、人に使われると、外側から見た様子を指し、特に人の内面、つまり本当の心の動き・考え・正体などと対照的に使われる言葉。「いっぽう」を参照。

 「上辺」はマイナス評価を強調した「表面」の和語的表現。「上っ面」は「上辺」の俗語的表現。「見かけ」は物事の表面から受ける印象を表すマイナス評価の言葉。「見てくれ」は「見🔗🔉

 「上辺」はマイナス評価を強調した「表面」の和語的表現。「上っ面」は「上辺」の俗語的表現。「見かけ」は物事の表面から受ける印象を表すマイナス評価の言葉。「見てくれ」は「見かけ」の俗語的表現。「見せかけ」は意識して・故意に上辺を本当らしく飾ること。「じじつ」「なか」を参照。

 「正面」は立体の場合、上面・底面を除く側面のうち、最も重要な機能をもつ面を指し、「正面玄関・正面入り口・学校の正面」など、建物では玄関のある「表」、「正面を向いて〔車の🔗🔉

 「正面」は立体の場合、上面・底面を除く側面のうち、最も重要な機能をもつ面を指し、「正面玄関・正面入り口・学校の正面」など、建物では玄関のある「表」、「正面を向いて〔車の正面に〕立って下さい・横顔はびっくりするほど美しいが、正面から見るとさほどでもない・正面の建物は銀行です・後ろの正面、誰 ?」など、体や車などでは「前」を表す。また二つのものの表・前が向き合っている、二つのものが互いに表・前を向け合っている状態や、互いに衝突するのを恐れず本気で取り組む態度・様子を表し、「正面席・正面衝突・正面作戦・正面からぶつかる〔受けとめる・立ち向かう・反対(対立)する〕・正面切って話し出す・人の正面に座る」などと使う。「真正面」はまっすぐ前という意味の「正面」の強意表現。「真っ正面」は俗語的表現。

類義使分 ページ 391