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 「済む」は「澄む」から来た言葉で、心を悩ませていたことが消えてしまい、濁っていた頭がすっきりした状態になること。つまり主観的な感情が伴うので、自分の身の回りのこと・直接🔗🔉

 「済む」は「澄む」から来た言葉で、心を悩ませていたことが消えてしまい、濁っていた頭がすっきりした状態になること。つまり主観的な感情が伴うので、自分の身の回りのこと・直接自分に関係のあることに使われる。 【例】

 明日の件は電話だけで済んだよ。わざわざ行かずに済んで助かった。🔗🔉

 明日の件は電話だけで済んだよ。わざわざ行かずに済んで助かった。 置 換 =

 置き換え不能。面倒なことが解決する・避けられる・消える、その結果ほっとした気持ちになる場合は、普通「済む」が使われる。「無事・成功裏・勝利のうち・杞憂・事なき」に「終わ🔗🔉

 置き換え不能。面倒なことが解決する・避けられる・消える、その結果ほっとした気持ちになる場合は、普通「済む」が使われる。「無事・成功裏・勝利のうち・杞憂・事なき」に「終わる」などは、途中で予期した困難が生じなかった場合か、当事者ではない人の発言。当事者なら「済んでよかった」になる。「宿題〔掃除や洗濯・部屋の片づけ・試験・手術・ローンの返済〕が済む」などに、「終わる」があまり使われないのも同様である。

 「済む」は多く「もっと高いと思ったけど一万円で済んだ・謝って済むことですか・人からもらったので買わなくて済んだ・友達が代わってくれたからしないで済む・風邪がひどくならず🔗🔉

 「済む」は多く「もっと高いと思ったけど一万円で済んだ・謝って済むことですか・人からもらったので買わなくて済んだ・友達が代わってくれたからしないで済む・風邪がひどくならずに済んだ」という形でよく使われる。 解 説 =

 「これで授業を終わります」など「終わる」は他動詞として使われることもあるが、終わる時間になったので終わりにするという意味で、「今日の仕事〔日程や予定・注文品の生産や発送🔗🔉

 「これで授業を終わります」など「終わる」は他動詞として使われることもあるが、終わる時間になったので終わりにするという意味で、「今日の仕事〔日程や予定・注文品の生産や発送・出前や配達・小学校や大学〕を終える」など、継続していた事柄を予定通りすべて仕上げて終わりにする場合は「終える」を使う。「終わらせる」は途中で無理やり終わりにしてしまうというニュアンスが入る。「済ます」は「済む」の他動詞。「一月の食事代を 3 万円〔仕事の打ち合わせを電話・昼御飯をうどん〕で済ます」など、何か金銭的・時間的な心配や悩みがあり、まずそれを解決・解消してほっとしたいために、ある手段・方法をとるという場合に使われる。「済ませる」には無理に・適当に・いい加減にある手段をとって済ますというニュアンスが入る。

類義使分 ページ 397