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「覚悟する」は「叱られるのを覚悟していたが、やさしい言葉で事情を聞いてくれた・汚職事件が発覚し、辞任する覚悟をする〔決める〕・決死の覚悟で跳躍台から飛び込む・あの人との🔗⭐🔉
「覚悟する」は「叱られるのを覚悟していたが、やさしい言葉で事情を聞いてくれた・汚職事件が発覚し、辞任する覚悟をする〔決める〕・決死の覚悟で跳躍台から飛び込む・あの人との結婚は、もともと苦労を覚悟の上でした・ここで会ったが百年目、覚悟しろ」など、マイナスの事態を予測し、その事態をあきらめの気持ちで受け入れ、あらかじめ心の整理をするという受け身的な意味を表すので、ほかの言葉とは文脈上、互換性がない。「会社を辞める覚悟をする」などを「決心〔決意〕をする」に置き換えると、何かひどい失敗をしていやいや辞めさせられる立場から、会社がいやで進んで辞める立場に変わる。
補 足 =
「決行する」は悪条件・不安定な状態の中で、ためらいなどを捨て思い切って実行する、「強行する」は周囲の反対を押しきって、大がかりな計画を、強引に決行する、「断行する」は困🔗⭐🔉
「決行する」は悪条件・不安定な状態の中で、ためらいなどを捨て思い切って実行する、「強行する」は周囲の反対を押しきって、大がかりな計画を、強引に決行する、「断行する」は困難・犠牲を承知の上で、強い意志を持って、断じて決行する、「敢行する」は成功の見通しが立たないまま、無理を承知で、敢えて決行するという意味を表す漢語的表現で文章語。
「決行・敢行」には一か八かの悲壮感が漂う。「雨天決行・デモ決行」など、規模の小さいものは「決行」を使い、大きいものは両方使って、「ヒマラヤ登頂決行〔敢行〕・敵前上陸を決🔗⭐🔉
「決行・敢行」には一か八かの悲壮感が漂う。「雨天決行・デモ決行」など、規模の小さいものは「決行」を使い、大きいものは両方使って、「ヒマラヤ登頂決行〔敢行〕・敵前上陸を決行〔敢行〕する」など。「敢行」は他者の行為に用いて、その勇気をほめたたえるニュアンスがある。
「強行・断行」は実行した後、長期間持続する内容のものに使い、「行政改革〔経済改革・汚職事件に関与した政治家の摘発〕を強行〔断行〕する」など、客観的条件の悪さを強調すると🔗⭐🔉
「強行・断行」は実行した後、長期間持続する内容のものに使い、「行政改革〔経済改革・汚職事件に関与した政治家の摘発〕を強行〔断行〕する」など、客観的条件の悪さを強調するときは「強行」、主体の意志の強さを強調するときは「断行」を用いる。「断行」は「当店値下げ〔ハンスト〕断行」など、個人的なことにも使える。「じゅんび」「むりに」を参照。
類義使分 ページ 555。