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広辞苑の検索結果 (50)

さげ【下げ】🔗🔉

さげ下げ】 ①さげること。「箸のあげ―」 ②下緒さげおの略。 ③落語などのおち。 ④日本音楽で、下行する定型的な節。例えば、謡曲の中さげ・一字さげなど。↔上げ。 ⑤「下げ潮」の略。引き潮。 ⑥大田植おおたうえの総指揮者。 ⑦⇒おさげ

さげ‐あし【下げ足】🔗🔉

さげ‐あし下げ足】 下足取さげあしどりの略。相場が下落に向かうこと。

さげ‐あま【垂尼・下尼】🔗🔉

さげ‐あま垂尼・下尼】 在家のまま尼になった人の髪形で、肩のあたりで髪を切り揃えたもの。また、その人。そぎあま。あまそぎ。新撰六帖2「黒髪の色はかはらぬ―のまことの筋に身はなびきつつ」

さげ‐うた【下歌】🔗🔉

さげ‐うた下歌】 能の構成部分の一つ。低い音域で拍子に乗る謡。↔上歌あげうた

さげ‐お【下緒】‥ヲ🔗🔉

さげ‐お下緒‥ヲ 刀の鞘さやの栗形くりがたの孔に通して下げる緒。革緒・組緒や、わなにして栗形にかける半下緒などがある。下げ。→腰刀(図)⇒さげお‐どおし【下緒通し】

さげ‐おだれ【下尾垂】‥ヲ‥🔗🔉

さげ‐おだれ下尾垂‥ヲ‥ 家の庇ひさし。尾垂れ。西鶴織留4「我等が鼻が高いによつてこなたの―へかまひまして、出入りに難儀をしまする程に」

さげお‐どおし【下緒通し】‥ヲドホシ🔗🔉

さげお‐どおし下緒通し‥ヲドホシ 栗形くりがたの別称。 ⇒さげ‐お【下緒】

さげ‐おび【下げ帯・提げ帯】🔗🔉

さげ‐おび下げ帯・提げ帯】 ①幅を狭く仕立てた帯。武家女子上級者は唐織・錦・繻珍などを、下級者は繻子その他を生地とした。 ②江戸中期、女の帯の、結んだ両端を鳥が翼を張ったように垂れ下げたもの。 ○酒が酒を飲むさけがさけをのむ 酒飲みは酔いがまわるに従ってますます大酒を飲む。 ⇒さけ【酒】

さげ‐かじ【下げ舵】‥カヂ🔗🔉

さげ‐かじ下げ舵‥カヂ 潜水艦を下降させるかじの取り方。↔上げ舵

さげ‐がたな【提げ刀】🔗🔉

さげ‐がたな提げ刀】 刀を手にさげ持つこと。また、その刀。提太刀さげだち

さげ‐かま【下鎌】🔗🔉

さげ‐かま下鎌】 〔建〕貫ぬきを柱に取り付ける仕口しくちの一種。貫の端を鳩尾きゅうび形にし、柱の穴に差し込んで上にくさびを打つもの。↔上鎌あげかま 下鎌

さげ‐がみ【下げ紙】🔗🔉

さげ‐がみ下げ紙】 公文書などに貼り下げて意見・理由などを書きつけた紙。つけがみ。付箋ふせん。下札さげふだ

さげ‐がみ【下げ髪・垂髪】🔗🔉

さげ‐がみ下げ髪・垂髪】 ①女の髪型。髻もとどりをたばねて背後に垂れ下げたもの。江戸時代、貴婦人・宮女などが晴れの時などに結んだ。すべらかし。 ②少女の髪型。髪を左右に分け、編んで垂らしたもの。おさげ。 ③歌舞伎の鬘かつらの一つ。1の形にしたもの。

さげ‐ぎり【下げ斬り】🔗🔉

さげ‐ぎり下げ斬り】 ①上から斬りおろすこと。狂言、朝比奈「古郡が筒抜き・―」 ②片手で宙にひっさげ、もう一方の手で斬ること。つるしぎり。提斬り。

さげ‐ごし【下げ輿】🔗🔉

さげ‐ごし下げ輿】 轅ながえを腰のあたりに持ちあげて運ぶ輿。

さげ‐ざや【提げ鞘】🔗🔉

さげ‐ざや提げ鞘】 ①(→)「みせざや」に同じ。 ②僧の携える小刀・戒刀の類。 ③茶人の携える小刀。

さげ‐しお【下げ潮】‥シホ🔗🔉

さげ‐しお下げ潮‥シホ (→)「ひきしお」1に同じ。↔上げ潮

さげ‐じきろう【提食籠】🔗🔉

さげ‐じきろう提食籠】 手にさげて持ち歩けるようにした食籠。

さげ‐したじ【下げ下地】‥ヂ🔗🔉

さげ‐したじ下げ下地‥ヂ 女の髪の結い方。前髪をつくり、鬢びんをふくらませ、髱たぼを左右で二つに割り、髷まげを島田のようにし、髪の余りを笄こうがいに巻きつけたもの。笄を抜けば下げ髪になるのでいう。江戸幕府の奥女中や大名の妻などの髪型。

さげ‐しぶり【下げ渋り】🔗🔉

さげ‐しぶり下げ渋り】 (取引用語)相場が下落しそうで下落しないこと。

さげ‐しまだ【下げ島田】🔗🔉

さげ‐しまだ下げ島田(→)「投げ島田」に同じ。

さげしみ【蔑み】🔗🔉

さげしみ蔑み(→)「さげすみ」に同じ。

さげし・む【蔑む】🔗🔉

さげし・む蔑む】 〔他四〕 (「下げし見る」の意とも、「下墨さげすむ」の転ともいう) ①見くだす。蔑視する。栂尾明恵上人伝記「いやしみ―・み給へば大罪弥いよいよ深し」 ②批判する。とやかくいう。傾城禁短気「物日ものびが厭いやさに四の五のといふと、―・まるるが無念な」

さげ‐じゅう【提げ重】‥ヂユウ🔗🔉

さげ‐じゅう提げ重‥ヂユウ ①提重箱の略。 ②江戸で、明和・安永(1764〜1781)ごろはやった私娼。提重箱をさげて物を売り歩くさまで徘徊し、売淫したもの。

さげ‐じゅうばこ【提重箱】‥ヂユウ‥🔗🔉

さげ‐じゅうばこ提重箱‥ヂユウ‥ さげて携行するようにつくった組重箱。提げ重。

さげすみ【蔑み・貶み】🔗🔉

さげすみ蔑み・貶み】 さげすむこと。軽蔑。蔑視。さげしみ。

さげ‐すみ【下墨】🔗🔉

さげ‐すみ下墨】 (サゲズミとも) ①柱などの傾きを見るために、大工が墨糸を垂直にたらして見定めること。下げ振り。垂準。談林俳諧判「蚊柱の―なれや蜘くもの糸」→正直しょうじき3。 ②物事をおしはかること。見積もること。甲陽軍鑑10「信玄公御―少しもちがはず候」

さげす・む【蔑む・貶む】🔗🔉

さげす・む蔑む・貶む】 〔他五〕 みくだす。みさげる。軽蔑する。甲陽軍鑑10「信玄公の氏政を―・み給ふと」。「―・んだ目付き」

さげ‐す・む【下墨む】🔗🔉

さげ‐す・む下墨む】 〔他四〕 (「下墨さげすみ」を動詞化した語) ①下墨をする。測量する。七十一番職人尽歌合「をしなをす工たくみもいさや墨金すみかねに―・む月のかたぶきにけり」 ②おしはかる。推察する。見積もる。醒睡笑「何にも余分をおきて―・むべきものなり」

さげ‐ぜに【下げ銭】🔗🔉

さげ‐ぜに下げ銭】 (緡ぜにさしや棒などに銭を通して腰にさげたからいう)日雇職人などが身につけているはした銭。誹風柳多留23「―でくどいたを下女憤り」

さげ‐そ【下苧】🔗🔉

さげ‐そ下苧】 漆喰しっくいなどの剥落を防ぐため、木摺きずり下地に打った釘の頭に結び下げて塗り込む麻あさ。さげお。

さげ‐だち【提太刀】🔗🔉

さげ‐だち提太刀(→)「さげがたな」に同じ。

さげ‐だな【下げ棚】🔗🔉

さげ‐だな下げ棚】 つりさげた棚。

さげ‐タバコぼん【提煙草盆】🔗🔉

さげ‐タバコぼん提煙草盆】 把手とってをつけ、さげて持ち運ぶようにつくったタバコ盆。浄瑠璃、雪女五枚羽子板「肩荷の端に―折々休む道草の」

さげ‐づえ【下げ杖】‥ヅヱ🔗🔉

さげ‐づえ下げ杖‥ヅヱ 大田植おおたうえの総指揮者さげの携える竹杖。

さげ‐づつ【提げ筒】🔗🔉

さげ‐づつ提げ筒】 携帯できる鉄砲。小銃の旧称。

さげ‐づと【下げ髱】🔗🔉

さげ‐づと下げ髱】 女の髪の結い方。髱たぼを下げて結うもの。江戸時代、奥女中の使番つかいばん以下の間に行われた。

さげ‐どまり【下げ止り】🔗🔉

さげ‐どまり下げ止り】 物価・相場などが下がり続けて、これ以上下がらない水準になること。

さげ‐なわ【下げ縄】‥ナハ🔗🔉

さげ‐なわ下げ縄‥ナハ ①土蔵の木舞こまいに結び下げた縄。これを壁の中に塗り込んでその剥落を防ぐもの。 ②(大工の隠語)上方で、うどん。江戸で、そば。 ○酒に呑まれるさけにのまれる 酒を飲んで本心を失う。 ⇒さけ【酒】 ○酒に別腸ありさけにべっちょうあり [通俗篇飲食]酒量の多少は体躯の大小にはかかわりないこと。また、酒飲みには酒専用の別の内臓がある意。 ⇒さけ【酒】 ○酒の酔い本性忘れずさけのえいほんしょうわすれず 酒に酔ってもその人本来の性質はかわらない。生酔なまえい本性たがわず。 ⇒さけ【酒】

さげ‐はり【下げ針】🔗🔉

さげ‐はり下げ針】 糸でつり下げた針。的まととして射あてるのに極めて小さなもの。古今著聞集9「季武は第一の手ききにて、―をもはづさず射ける者なりけり」

さげ‐ふだ【下げ札】🔗🔉

さげ‐ふだ下げ札】 ①(→)下紙さげがみに同じ。 ②年貢割付ねんぐわりつけの通称。

さげ‐ふり【下げ振り】🔗🔉

さげ‐ふり下げ振り】 ①振子ふりこのこと。 ②錘重すいじゅうの俗称。 ③(→)下墨さげすみ1に同じ。

さげ‐まえがみ【下げ前髪】‥マヘ‥🔗🔉

さげ‐まえがみ下げ前髪‥マヘ‥ 少女などの前髪を額に垂れさげたもの。

さげ‐まく【下げ幕】🔗🔉

さげ‐まく下げ幕】 内部が見えないよう下げた幕。垂幕。「―があがる」

さげ‐もどし【下げ戻し】🔗🔉

さげ‐もどし下げ戻し】 政府に差し出した願書などを、そのまま本人に戻しわたすこと。

さげ‐もの【提げ物】🔗🔉

さげ‐もの提げ物】 巾着きんちゃく・印籠いんろう・タバコ入れなど、腰にさげて持ち歩く物の総称。

さげ‐よく【下げ翼】🔗🔉

さげ‐よく下げ翼】 飛行機の主翼の後ろの一部に取り付けた可動の小翼。翼の揚力を増加させる。フラップ。

さ・げる【下げる】🔗🔉

さ・げる下げる】 〔他下一〕[文]さ・ぐ(下二) ➊物の一部を固定して他は下方へ垂らす。 ①つるす。ぶらさげる。大鏡兼家「くれなゐの袴に赤き色紙の物忌いと広きつけて土とひとしう―・げられたりしかば」。「看板を―・げる」 ②(「提げる」とも書く)手に持ってぶらぶらさせる。転じて、たずさえる。ひき連れる。源氏物語若紫「よべ縫ひし御衣どもひき―・げて、みづからもよろしき衣着かへて」。「かばんを―・げる」「土産物を―・げてやってきた」 ③ぶらさげて持つ意から、「持つ」「有する」の意をいやしめていう語。浄瑠璃、女殺油地獄「人間の根性なぜ―・げぬ」 ④一方の端または一部を他より低くする。徒然草「倚廬いろの御所のさまなど、板敷を―・げ、葦の御簾をかけて」。「目尻を―・げる」 ➋後へ退かせる。源氏物語藤裏葉「中宮の御母御息所の車押し―・げられ給へりし折の事」。「椅子をうしろへ―・げる」 ➌高い所から低い所へ位置をかえる。 ①低い位置へ移す。くだす。おろす。下方へ向ける。竹取物語「鼎の上より手とり足とりして―・げおろし奉る」。天草本伊曾保物語「首こうべを地に―・げへりくだつたれば」。日葡辞書「アタマヲサグル」。「棚板を1段―・げる」 ②目上の者の前から退かせる。しりぞける。のける。源氏物語帚木「心地なやましければ、人々―・げずおさへさせてなむ」。歌舞伎、傾情吾嬬鑑「コレ、お伝、この新造めを―・げてくりやれ」。「供物を―・げる」 ③勤務場所・学校などから帰らせる。また、そこをやめさせる。 ④目上の者から目下の者へ物を渡す。また、役所が書類などを下付する。梅暦「随分金子は―・げつかはすが…さし引き残り千両は早速に上納いたせ」。「役所から鑑札を―・げてもらう」 ➍物事の程度などを低くする。 ①地位・格式などを低くする。平家物語1「我身に過つ事は無けれども、すてられたてまつるだにあるに、座敷をさへ―・げらるる事の心うさよ」 ②価値・値段などを低くする。劣った状態にする。炭俵「茶の買置きを―・げて売り出す」(孤屋)。「値段を―・げる」「評判を―・げる」「男を―・げる」 ③高低・強弱の度合を低くする。また、(速度を)おとす。「温度を―・げる」「もっとスピードを―・げろ」 ④見さげる。けなす。平家物語7「さては互ひに好い敵かたきぞ。但わ殿を―・ぐるにはあらず」。日葡辞書「ヒトヲサグル」。「人を上げたり―・げたりする」 ➎銀行などから金を引き出す。おろす。

さ・げる【提げる】🔗🔉

さ・げる提げる】 〔他下一〕 ⇒さげる(下)➊2

さげ‐わた・す【下げ渡す】🔗🔉

さげ‐わた・す下げ渡す】 〔他五〕 官府から民間に下付する。また、目上の者から目下の者に渡す。 ○酒を煮るさけをにる 冬・春に作った酒を、5月に入って、殺菌するために火入れをすることをいう。〈[季]夏〉 ⇒さけ【酒】

大辞林の検索結果 (66)

さげ【下げ】🔗🔉

さげ [2] 【下げ】 (1)「落ち{(3)}」に同じ。 (2)邦楽で,進行する旋律が下行すること。また,その部分。 (3)「下げ緒(オ)」の略。

さげ-あし【下げ足】🔗🔉

さげ-あし [0] 【下げ足】 取引で,相場が下降に向かうこと。下げ足どり。 ⇔上げ足

さげ-あま【下げ尼】🔗🔉

さげ-あま 【下げ尼】 髪をあまそぎにした尼。「黒髪の色はかはらぬ―の/新撰六帖 2」

さけいき【左経記】🔗🔉

さけいき 【左経記】 平安中期の参議左大弁源経頼の日記。1016年から36年までの記事を収め,同時代の藤原実資の「小右記」とともに,摂関政治最盛期の政治・儀式などを知る重要資料。経頼記。糸束記。

さげ-うた【下げ歌】🔗🔉

さげ-うた [2] 【下げ歌】 謡曲を構成する部分の一。下音でうたいはじめるもの。 ⇔上げ歌

さげ-お【下げ苧】🔗🔉

さげ-お ―ヲ [2][0] 【下げ苧】 壁などを塗る際に,木摺り下地に打ちつけた麻や棕櫚(シユロ)毛などの繊維の束。塗った漆喰(シツクイ)が剥落するのを防ぐ。さげそ。ひげこ。とんぼ。

さげ-お【下げ緒】🔗🔉

さげ-お ―ヲ [2][0] 【下げ緒】 刀を帯に結びつけるため,鞘(サヤ)につける組緒。さげ。

さげお-とおし【下げ緒通し】🔗🔉

さげお-とおし ―ヲトホシ [4] 【下げ緒通し】 下げ緒を通すための,鞘(サヤ)につける半円形の器具。栗形(クリカタ)。

さげ-おだれ【下げ尾垂れ】🔗🔉

さげ-おだれ ―ヲダレ [3] 【下げ尾垂れ】 家のひさし。

さげ-おび【下げ帯・提げ帯】🔗🔉

さげ-おび [3] 【下げ帯・提げ帯】 (1)室町時代,宮中の女官が用いた帯。表は金糸・縫い取り模様,裏は紅羽二重で,幅は狭く約20センチメートル。前で結んで垂らす。 (2)江戸中期以後,武家婦人が帷子(カタビラ)の上にしめた夏帯。両端に厚紙を入れ,背後で結び,両端を鳥の翼を張ったように垂らしたもの。つけおび。 (3)江戸初期,女性が結んで下げた帯。

さげ-かじ【下げ舵】🔗🔉

さげ-かじ ―カヂ [2] 【下げ舵】 航空機を下降させるための舵のとり方。 ⇔上げ舵

さけ-かす【酒粕・酒糟】🔗🔉

さけ-かす [0][3] 【酒粕・酒糟】 もろみから酒を搾り取った残りかす。粕(カス)漬け・合成清酒・酢などの原料とする。さかかす。さけのかす。

さげ-かばん【提げ鞄】🔗🔉

さげ-かばん [3] 【提げ鞄】 ⇒手提げ鞄(カバン)

さげ-がみ【下げ紙】🔗🔉

さげ-がみ [2] 【下げ紙】 主に官庁で,上司が公文書に意見や理由などを書いて貼り下げる紙。つけがみ。付箋(フセン)。

さげ-がみ【下げ髪】🔗🔉

さげ-がみ [2] 【下げ髪】 髪を後ろに下げる髪の形。 〔今日では,少女の髪形で,多く編んで下げる(おさげ)。江戸時代では貴婦人などの髪形の一つで,束ねて後ろに下げる(おすべらかし)〕 下げ髪 [図]

さけ-か・む【醸む】🔗🔉

さけ-か・む 【醸む】 (動マ四) 発酵させる。かもして酒にする。[新撰字鏡]

さけ-きき【酒利き】🔗🔉

さけ-きき [0] 【酒利き】 酒の味の鑑定者。

さけく【幸く】🔗🔉

さけく 【幸く】 (副) 〔上代東国方言〕 「さきく」に同じ。「諸(モロモロ)は―と申す帰り来(ク)までに/万葉 4372」

さけ-くさ・い【酒臭い】🔗🔉

さけ-くさ・い [4] 【酒臭い】 (形)[文]ク さけくさ・し 吐く息や体臭に酒のにおいがする。「―・い息をはく」

さけ-くせ【酒癖】🔗🔉

さけ-くせ [0] 【酒癖】 〔「さけぐせ」とも〕 酒に酔ったときに出る悪い癖。しゅへき。さかぐせ。「―が悪い」

さけ-くらい【酒食らい】🔗🔉

さけ-くらい ―クラヒ [3] 【酒食らい】 酒飲み。大酒飲み。

さげ-ごし【下げ輿】🔗🔉

さげ-ごし [2] 【下げ輿】 轅(ナガエ)を腰の辺りに持って運ぶ輿。

さけ-さかな【酒肴】🔗🔉

さけ-さかな [0] 【酒肴】 酒と酒のさかな。しゅこう。

さげ-ざや【提げ鞘】🔗🔉

さげ-ざや 【提げ鞘】 「見せ鞘」に同じ。「裳なし衣に―さげて降人になりて出でければ/太平記 29」

さげ-しお【下げ潮】🔗🔉

さげ-しお ―シホ [0] 【下げ潮】 「引き潮」に同じ。 ⇔上げ潮

さげ-じきろう【提げ食籠】🔗🔉

さげ-じきろう 【提げ食籠】 食物を入れ,手に提げて持ち運びできるように作ってある食籠。

さげ-したじ【下げ下地】🔗🔉

さげ-したじ ―シタヂ [3] 【下げ下地】 女性の髪の結い方の一。鬢(ビン)をふくらませ,髱(タボ)を左右に割り,髷(マゲ)を大きな輪に作る。江戸時代,大名の奥方・姫君などの間で行われたもので,髻(モトドリ)の笄(コウガイ)を抜くと,下げ髪になるのでいう。 下げ下地 [図]

さげ-しまだ【下げ島田】🔗🔉

さげ-しまだ [3] 【下げ島田】 ⇒投(ナ)げ島田(シマダ)

さげし・む【蔑む】🔗🔉

さげし・む 【蔑む】 (動マ四) 「さげすむ」に同じ。「人に―・み疑はるも生れ素性のさもしきゆゑ/浄瑠璃・井筒業平」

さげ-じゅう【提げ重】🔗🔉

さげ-じゅう ―ヂユウ [2] 【提げ重】 (1)「提(サ)げ重箱」の略。 (2)明和・安永(1764-1781)頃,提げ重箱に食物を入れて行商しながら売春した女。

さげ-じゅうばこ【提げ重箱】🔗🔉

さげ-じゅうばこ ―ヂユウバコ [3] 【提げ重箱】 重ねて,手に提げて持ち運びできるように作ってある重箱。提げ重。ささえ。 提げ重箱 [図]

さげすみ【蔑み・貶み】🔗🔉

さげすみ [0][4] 【蔑み・貶み】 さげすむこと。軽蔑。蔑視。「―の目で見る」

さげ-すみ【下げ墨】🔗🔉

さげ-すみ [0] 【下げ墨】 (1)〔「さげずみ」とも〕 大工が,墨縄を下げて柱などの傾きを見定めること。垂準。下げ振り。 (2)転じて,物事のありさまをおしはかること。観察。「信玄公御―少もちがはず候と感じ奉る/甲陽軍鑑(品三二)」

さげす・む【蔑む・貶む】🔗🔉

さげす・む [3] 【蔑む・貶む】 (動マ五[四]) 〔「下げ墨(ス)む」から転じた語〕 人格・能力などが劣った者,卑しい者としてばかにする。見下す。さげしむ。「いなか者と―・まれる」

さげ-す・む【下げ墨む】🔗🔉

さげ-す・む 【下げ墨む】 (動マ四) 〔名詞「下げ墨」の動詞化〕 (1)墨縄を下げて柱などの傾きを調べる。「家ヲ―・ム/日葡」 (2)計測する。「何にも余分をおきて―・むべきものなり/咄本・醒睡笑」 (3)推測する。「人ヲ―・ム/日葡」

さげ-ぜに【下げ銭・提げ銭】🔗🔉

さげ-ぜに 【下げ銭・提げ銭】 〔緡(サシ)・棒などに銭を通して腰に下げたことから〕 日雇い職人が持っているはした金。「―でくどいたを下女いきどほり/柳多留 23」

さげ-そ【下げ苧】🔗🔉

さげ-そ [2][0] 【下げ苧】 「さげお(下苧)」に同じ。

さげ-だな【下げ棚】🔗🔉

さげ-だな [0][2] 【下げ棚】 つり下げた棚。つりだな。

さげ-タバコぼん【提げ―盆】🔗🔉

さげ-タバコぼん [5] 【提げ―盆】 取っ手をつけて,提げて運べるように作ったタバコ盆。

さげ-づと【下げ髱】🔗🔉

さげ-づと 【下げ髱】 女性の髪の結い方の一。髱(タボ)を下げて結うもの。江戸時代,奥女中の使い番以下の女性の間で行われた。

さげ-なわ【下げ縄】🔗🔉

さげ-なわ ―ナハ [0] 【下げ縄】 (1)手で持ちやすいように箱などにかけた縄。 (2)〔建〕 土蔵の木舞(コマイ)に結びつけた縄。壁に塗り込めて,壁の剥げ落ちるのを防ぐ。

さけ-の-かす【酒の粕】🔗🔉

さけ-の-かす [4] 【酒の粕】 「酒粕(サケカス)」に同じ。[季]冬。

さけ-の-つかさ【酒司】🔗🔉

さけ-の-つかさ 【酒司】 (1)「造酒司(ミキノツカサ)」に同じ。 (2)後宮十二司の一。酒の醸造をつかさどったとされるが,宮内省造酒司(ミキノツカサ)との関係など詳細は不明。

さげ-ばり【下げ針】🔗🔉

さげ-ばり 【下げ針】 糸で針をつり下げたもの。また,きわめて小さな的(マト)のたとえ。「弓は三人張り,矢束(ヤヅカ)は十三束,―をも射んと思ふ者なりけり/保元(中)」

さげ-びら【下げびら】🔗🔉

さげ-びら [0] 【下げびら】 商品の名前や値段などを書いて,売り場に下げるびら。

さげ-ふだ【下げ札】🔗🔉

さげ-ふだ [2] 【下げ札】 (1)名を書いて物に下げた札。つけ札。 (2)「下げ紙(ガミ)」に同じ。 (3)「年貢割り付け」に同じ。

さげ-ふり【下げ振り】🔗🔉

さげ-ふり [0][2] 【下げ振り】 〔「さげぶり」とも〕 (1)柱時計などに用いる振り子。 (2)〔建〕 糸に逆円錐形の錘(オモリ)をつけた道具。垂直の方向を調べるのに用いる。錘重(スイジユウ)。正直(シヨウジキ)。 (3)「下げ墨」に同じ。

さげ-まえがみ【下げ前髪】🔗🔉

さげ-まえがみ ―マヘガミ [3] 【下げ前髪】 前髪を額に垂らした少女の髪形。

さげ-まく【下げ幕】🔗🔉

さげ-まく [2] 【下げ幕】 たれさげた幕。たれ幕。

さげ-もどし【下げ戻し】🔗🔉

さげ-もどし [0] 【下げ戻し】 政府・役所などに差し出した書類などをそのまま本人に返すこと。「―の願書」

さげ-もの【提げ物】🔗🔉

さげ-もの [2][3] 【提げ物】 印籠(インロウ)・巾着(キンチヤク)・煙草(タバコ)入れなど腰にさげるものの総称。

さけ-やけ【酒焼け】🔗🔉

さけ-やけ [0] 【酒焼け】 (名)スル 「さかやけ」に同じ。

さけ-よい【酒酔い】🔗🔉

さけ-よい ―ヨヒ [0] 【酒酔い】 酒を飲んで酔うこと。また,その人。よっぱらい。

さけよい-うんてん【酒酔い運転】🔗🔉

さけよい-うんてん ―ヨヒ― [5] 【酒酔い運転】 車両などの運転が正常にできないほどに,アルコールの影響がある状態で運転すること。道路交通法上の犯罪。酒気帯び運転よりも重い刑が科せられる。

さげ-よく【下げ翼】🔗🔉

さげ-よく [0][2] 【下げ翼】 ⇒フラップ

さ・げる【下げる・提げる】🔗🔉

さ・げる [2] 【下げる・提げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 さ・ぐ (1)物の位置を上方から下方へ移す。《下》 ⇔あげる 「書棚の棚板を一段―・げる」「水位を―・げる」 (2)物の一端を上から下へ移す。《下》 ⇔あげる 「踏切の遮断機を―・げる」「頭を―・げる」「機首を―・げる」 (3)物の一端を高い所に固定して下方に垂らす。(ア)ある場所にかけて垂らす。つるす。ぶらさげる。《下》「風鈴を軒先に―・げる」「看板を―・げる」(イ)手で持ったり,肩や腰に掛けたりして物を持つ。つるす。ぶらさげる。「首からカメラを―・げた観光客」「手ぬぐいを腰に―・げる」(ウ)携帯する。「大きなカバンを―・げて行く」「一升―・げて挨拶(アイサツ)に行く」 (4)中心的な所から離す。(ア)神仏や地位の高い人の前から物を取り去る。《下》 ⇔あげる 「仏壇から供物を―・げる」「お膳を―・げる」(イ)後ろへ位置をずらす。さがらせる。《下》「車をちょっと―・げてください」(ウ)銀行などに預けてあった金を引き出す。おろす。《下》「貯金を―・げてくる」(エ)上位の者から下位の者へ,官庁などから民間へ物を渡す。《下》 ⇔あげる 「払い―・げる」「もらい―・げる」 (5)程度・価値・金額・温度などを,以前よりも低くする。《下》 ⇔あげる 「問題のレベルを―・げる」「運賃を―・げる」「地位を―・げる」「室温を―・げる」「話を―・げる(=下品ニスル)」 (6)時刻・時代を変更して遅くする。《下》「この鉄剣の製作年代を六世紀まで―・げて考えるのは誤りだ」「時間をくり―・げる」 (7)見下す。あなどる。「人ヲ―・グル/日葡」 〔「下がる」に対する他動詞〕 [慣用] 頭を―・手鍋を―・目尻を―/どの面さげて

さげ-わたし【下げ渡し】🔗🔉

さげ-わたし [0] 【下げ渡し】 さげわたすこと。払い下げ。「官営工場の―を受ける」

さげ-わた・す【下げ渡す】🔗🔉

さげ-わた・す [4][0] 【下げ渡す】 (動サ五[四]) (1)官庁から民間へ下付する。払い下げる。「国有地を民間に―・す」 (2)目上の者から目下の者に与える。

さ-げん【左舷】🔗🔉

さ-げん [0][1] 【左舷】 船尾から船首に向かって左側のふなばた。また,そちらの方向。 ⇔右舷

さ-げん【詐言】🔗🔉

さ-げん [0] 【詐言】 人をだますために言う言葉。うそ。

さ-げん【瑣言】🔗🔉

さ-げん [0] 【瑣言】 取るに足りないちょっとした言葉。

さげすみ【蔑み】(和英)🔗🔉

さげすみ【蔑み】 ⇒軽蔑.

さげまく【下げ幕】(和英)🔗🔉

さげまく【下げ幕】 a drop curtain.

さげる【下げる】(和英)🔗🔉

さげる【下げる】 lower;→英和 drop;→英和 let down;reduce (地位);→英和 [吊す]hang (down);→英和 wear;→英和 [退ける]remove;→英和 clear;→英和 move back (後退);grant (交付);→英和 draw(引き出す).→英和 値段(声)を〜 lower the price (one's voice).→英和 品質を〜 degrade.→英和

さげん【左舷】(和英)🔗🔉

さげん【左舷】 《船》port(side).→英和 〜に向ける(傾く) (list to) port.

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