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広辞苑の検索結果 (53)

じょ【女】ヂヨ🔗🔉

じょヂヨ (呉音はニョ、慣用音はニョウ) ①おんな。 ②むすめ。また、むすめの順番を示したり、数えるときに用いる語。「菅原孝標―」「長―に生まれる」「1男2―」 ③女性の名や号につける語。「千代―」 ④二十八宿の一つ。女宿。うるきぼし。

じょ【助】🔗🔉

じょ】 ①主となるもののたすけ。 ②「次官すけ参照。

じょ【序】🔗🔉

じょ】 ①中国殷代の学校。「庠序しょうじょ」 ②ついで。順。次第。「長幼の―」 ③はし。はじめ。いとぐち。「―の口」 ④はしがき。まえがき。「―を書く」↔跋。 ⑤和歌の序詞。和歌などの成立の由来などを記した文。 ⑥芝居の最初の幕。 ⑦雅楽などの緩やかで拍子にはまらない導入楽章。→序破急

じょ【叙】🔗🔉

じょ】 (「序」に通用)いとぐち。はじまり。はしがき。

じょ【恕】🔗🔉

じょ】 ゆるすこと。

じょ【除】ヂヨ🔗🔉

じょヂヨ (呉音。慣用音はジ)わりざん。和算では2桁以上の割り算を指す。

じょ‐い【女医】ヂヨ‥🔗🔉

じょ‐い女医ヂヨ‥ ①女性の医師。 ②⇒にょい

じょ‐い【叙位】‥ヰ🔗🔉

じょ‐い叙位‥ヰ ①位階に叙すること。また、叙せられること。授位。「―叙勲」 ②古代、五位以上の位階を勅授する宮廷行事。平安中期以降、正月5日または6日に固定化した。例叙位。→女にょ叙位→勅授⇒じょい‐にゅうない【叙位入内】

じょ‐い【徐渭】‥ヰ🔗🔉

じょ‐い徐渭‥ヰ 明代の文人。字は文清・文長。浙江山陰の人。書は草書をよくし、画は花卉かきに優れ、陳継儒・八大山人らに影響を与える。(1521〜1593)

ジョイス【James Joyce】🔗🔉

ジョイスJames Joyce】 アイルランドの小説家。内的独白を用い、個人の意識の流れを描く心理主義の技法を確立。神話を枠組として、時代の諸々の事象を投入する小説を書く。自伝的作品「若き日の芸術家の肖像」、モダニズム小説屈指の大作「ユリシーズ」のほか「フィネガンズ‐ウェイク」など。(1882〜1941)

ジョイ‐スティック【joystick】🔗🔉

ジョイ‐スティックjoystick】 コンピューターの位置入力装置の一種。スティックを前後左右に動かし、また付属のボタンを押して入力する。ゲーム機で使う。

じょい‐にゅうない【叙位入内】‥ヰニフ‥🔗🔉

じょい‐にゅうない叙位入内‥ヰニフ‥ 外位げいから内位に入ること。 ⇒じょ‐い【叙位】

じょ‐いん【女陰】ヂヨ‥🔗🔉

じょ‐いん女陰ヂヨ‥ 女性の陰部。にょいん。ほと。

ジョイント【joint】🔗🔉

ジョイントjoint】 ①つなぎめ。あわせめ。継手つぎて。 ②合同。連携。 ⇒ジョイント‐コンサート【joint concert】 ⇒ジョイント‐ベンチャー【joint venture】

ジョイント‐コンサート【joint concert】🔗🔉

ジョイント‐コンサートjoint concert】 複数の演奏家が共演する合同コンサート。 ⇒ジョイント【joint】

ジョイント‐ベンチャー【joint venture】🔗🔉

ジョイント‐ベンチャーjoint venture】 一つの事業を複数の事業者が共同出資して行う方式。合弁事業。共同企業体。 ⇒ジョイント【joint】

じょう【上】ジヤウ🔗🔉

じょうジヤウ (呉音。漢音はショウ) ①高い方。うえ。また、おもて。表面。 ②すぐれていること。よいこと。「―の成績」 ③順序が先であること。「巻の―」 ④さしあげること。たてまつること。また、進物の包み紙などに、たてまつる意で書く語。源氏物語橋姫「この袋を見給へば…―といふ文字をうへに書きたり」 ⑤(接尾語的に)「…の上で」「…に関して」の意を表す。「教育―」 ⑥漢字の四声しせいの一つ。上声じょうしょう。 ⑦上野国こうずけのくにの略。

じょう【丈】ヂヤウ🔗🔉

じょうヂヤウ ①長さの単位。 ㋐尺の10倍。約3メートル。「―六仏」 ㋑周尺で、約1.7メートル。成人男子の身長。 ㋒⇒つえ(杖)3。 ②年長者への敬称。 ③(「尉」「掾」「丞」等が起源で、江戸中期以後「丈」の字を当てた)歌舞伎俳優の芸名の下に添える敬称。明和・安永ごろより慣行。「市川団十郎―」

じょう【冗】🔗🔉

じょう】 むだなこと。余計なこと。「煩を除き―を去る」

じょう【丞】🔗🔉

じょう「判官じょう参照。

じょう【条】デウ🔗🔉

じょうデウ ①一くだりずつに書きわけた文。くだり。「第1―」 ②古代、都城制の1区画。→条坊。 ③古代、耕地の1区画。→条里制。 ④…のこと。…の段。…というかど。平家物語1「今度山門の御訴訟、理運の―勿論に候」。「右の―によって処分する」 ⑤(候文で接続助詞的に)…によって。…ゆえに。(一説では、「定じょう」4も「条」と見る)「…遣はし候―、御笑納下されたく候」 ⑥細長いものを数える語。「一―の光が射す」

じょう【杖】ヂヤウ🔗🔉

じょうヂヤウ ①つえ。つえつくこと。 ②(地積の単位) ⇒つえ(杖)3。 ③律の五刑の一つ。罪人をむちで打つもの。刑具は笞と同じだが、60回から100回まで10回ごとの5等級とする。徒より軽く、笞より重い。杖刑。杖罪。

じょう【状】ジヤウ🔗🔉

じょうジヤウ ①すがた。ありさま。 ②事情を具して上申する書。陳述書。手紙。

じょう【定】ヂヤウ🔗🔉

じょうヂヤウ (呉音) ①さだめること。さだまること。さだめ。正法眼蔵随聞記6「死去―なり」 ②まちがいないこと。たしか。真実。本当。狂言、佐渡狐「狐は有るが―か無いが―か」。「案の―」 ③範囲。程度。かぎり。平家物語5「文覚がはたらくところの―を拷してけり」 ④(逆接の関係を示して)…するものの。…であっても。平家物語11「小兵といふ―、十二束三ぶせ、弓はつよし」→条じょう5。 ⑤(きまった法式の意から)「その通り」「その様子」などの意を表す。今昔物語集19「此の―に念仏を申さば」。宇治拾遺物語14「この御心の―にては」 ⑥(→)「さぐり(探)」3に同じ。 ⑦〔仏〕(梵語samādhi; dhyānaの訳語)心を一つの対象に集中して安定させること。心の散乱を静めた瞑想の境地。禅定。三昧。 ⑧評定ひょうじょう。愚管抄4「御前にて―のありけるに」

じょう【帖】デフ🔗🔉

じょうデフ (慣用音。漢音はチョウ) ①折り手本。折本。帳面。 ②法帖ほうじょうの略。 ③㋐折本や帳面を数える語。 ㋑幕2張を一まとめとして数える語。 ㋒屏風・楯などを数える語。 ㋓紙・海苔などの一定の枚数を一まとめにして数える語。美濃紙は48枚、半紙は20枚、海苔は10枚を1帖とする。 ㋔雅楽の各楽章を構成する小曲を数える語。無名抄「五―まで――をきれぎれに舞ひ終りて後、破を舞ふ」

じょう【乗】🔗🔉

じょう】 ①車を数える語。 ②〔仏〕衆生しゅじょうを悟りの彼岸に運ぶための道・手立てをのりものにたとえた語。仏の教えのこと。 ③かけざん。「4の自―」

じょう【城】ジヤウ🔗🔉

じょうジヤウ (呉音。漢音はセイ) ①(中国では、壁で囲んだ都市の意)しろ。承久記「寄手は乱れ入る、―の中は小勢なり」 ②山城国やましろのくにの略。

じょう【城】ジヤウ(姓氏)🔗🔉

じょうジヤウ 姓氏の一つ。平安末・鎌倉初期の越後の豪族。平姓。源平争乱時に資永( 〜1181)が平氏方にくみしたがまもなく源氏に屈服。資永の弟長茂( 〜1201)は頼朝死後、1201年(建仁1)源氏打倒をはかり、敗れて吉野で討ち取られた。

じょう【尉】🔗🔉

じょう】 ①「判官じょう参照。 ②能で、老翁。また、その能面。↔姥うば。 ③炭火の白い灰になったもの。浄瑠璃、平家女護島「そよと物音風音に火鉢の―の動くをも」 →い(尉) ⇒尉と姥

じょう【常】ジヤウ🔗🔉

じょうジヤウ ①つね。ふだん。 ②常陸国ひたちのくにの略。「―磐」

じょう【情】ジヤウ🔗🔉

じょうジヤウ (呉音。漢音はセイ) ①物事に感じて起こる心の動き。「山は静にして性をやしなひ、水はうごいて―を慰す」(芭蕉俳文) ㋐主観的な意識。きもち。こころ。「懐旧の―」 ㋑思いやりの心。なさけ。「―が厚い」「―にほだされる」 ㋒異性をしたう気持。「―を交わす」 ②ありさま。ようす。「―を知らない第三者」 ⇒情が移る ⇒情が強い ⇒情にもろい ⇒情を売る ⇒情を立てる ⇒情を通ずる ⇒情を張る

じょう【場】ヂヤウ🔗🔉

じょうヂヤウ あることが行われるところ。ば。

じょう【掾】🔗🔉

じょう】 ①「判官じょう参照。 ②㋐中世以後、町人・職人など地下じげの者に与えられた称。虎屋近江掾の類。 ㋑江戸時代以後、主として浄瑠璃の太夫の芸名に国名とともに与えられた称。竹本筑後掾の類。大掾・掾・少掾の3階級がある。

じょう【畳】デフ🔗🔉

じょうデフ たたみ。たたみを数える語。「千―敷」

じょう【諚】ヂヤウ🔗🔉

じょうヂヤウ 主君・貴人のいいつけ。おおせ。命令。平家物語9「御―まことに忝なう候」

じょう【嬢】ヂヤウ🔗🔉

じょうヂヤウ ①母親。正法眼蔵礼拝得髄「―とは母といふなり」 ②未婚の女子。むすめ。息女。「お―さん」 ③未婚の女子の氏名に添える敬称。また女芸人などの名にも添える。

じょう【錠】ヂヤウ🔗🔉

じょうヂヤウ ①(「鎖」とも書く)扉などに取り付けてしまりとする金具。鍵を用いて開閉する。源氏物語槿「―のいたく錆びにければ」 ②粒状の薬。丸薬。また、その粒を数える語。「1回2―」 ⇒錠をおろす

じょう【判官】🔗🔉

じょう判官】 (「丞」の音から)律令制の四等官しとうかんの第3位。次官すけの下、主典さかんの上に位する。事務上の過誤の摘発、公文書の審査、宿直の割当てなどを担当。官司によって文字を異にし、神祇官では「祐」、太政官では「少納言」「弁」、省では「丞」、弾正台では「忠」、使では「判官」、職・坊では「進」、寮では「允」、司では「佑」、近衛府では「将監」、衛門府・兵衛府・検非違使などでは「尉」、内侍司では「掌侍」、大宰府では「監」、鎮守府では「軍監」、国では「掾」(大国では大少の別あり)、郡では「主政」と記す。検非違使の尉は単に判官ともいう。→四等官(表)

じょう‐あい【情合】ジヤウアヒ🔗🔉

じょう‐あい情合ジヤウアヒ ①人情のぐあい。 ②互いの情意が一致すること。

じょう‐あい【情愛】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐あい情愛ジヤウ‥ なさけ。いつくしみ。愛情。「親子の―」「こまやかな―」

じょうあん【承安】🔗🔉

じょうあん承安】 (ショウアンとも)[書経]平安末期、高倉天皇朝の年号。嘉応3年4月21日(1171年5月27日)改元、承安5年7月28日(1175年8月16日)安元に改元。

ジョヴァンニ【Giovanni】🔗🔉

ジョヴァンニGiovanni】 イタリア語の男子名。→ジョン

じょう‐い【上衣】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐い上衣ジヤウ‥ うわぎ。

じょう‐い【上位】ジヤウヰ🔗🔉

じょう‐い上位ジヤウヰ 上のくらい。高い地位・順位。↔下位。 ⇒じょうい‐がいねん【上位概念】 ⇒じょうい‐しぼう【上位子房】

じょう‐い【上医】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐い上医ジヤウ‥ 診断や技術のすぐれた医者。 ⇒上医は国を医す

じょう‐い【上意】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐い上意ジヤウ‥ ①君のおぼしめし。主君の命令。 ②特に、江戸時代の将軍の命令。 ③上位の者の意向。 ⇒じょうい‐うち【上意討】 ⇒じょうい‐かたつ【上意下達】

じょう‐い【浄衣】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐い浄衣ジヤウ‥ ⇒じょうえ

じょう‐い【常衣】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐い常衣ジヤウ‥ ふだんぎ。

じょう‐い【常居】ジヤウヰ🔗🔉

じょう‐い常居ジヤウヰ 家人の平常の居室。褻居けい

じょう‐い【情意】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐い情意ジヤウ‥ 感情と意志。こころもち。「―投合」

じょう‐い【諚意】ヂヤウ‥🔗🔉

じょう‐い諚意ヂヤウ‥ おおせの趣旨。浄瑠璃、吉野忠信「―を返すは恐れ多く候へども」

じょう‐い【攘夷】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐い攘夷ジヤウ‥ 外夷をうちはらうこと。「尊王―」 ⇒じょうい‐ろん【攘夷論】

じょう‐い【譲位】ジヤウヰ🔗🔉

じょう‐い譲位ジヤウヰ 君主が位を譲ること。譲国。

大辞林の検索結果 (93)

じょ【女】🔗🔉

じょ ヂヨ 【女】 ■一■ [1] (名) (1)むすめ。父親の名の下に付けて,その娘であることを表す。「菅原孝標(タカスエ)―」「俊成卿―」 (2)二十八宿の一。北方の星宿。女宿。うるきぼし。 ■二■ (接尾) 女性の名や号などに付ける。「千代―」「紫―」

じょ【序】🔗🔉

じょ [0][1] 【序】 (1)あるきまりに従った並べ方。「長幼の―」 (2)書物・詩文などの成立の事情や意図を述べる巻頭の文。序文。前書き。 ⇔跋(バツ) (3)物事の初め。最初の段階。糸口。 (4)「序詞(ジヨコトバ)」に同じ。 (5)日本の芸能の理論用語「序破急(ジヨハキユウ)」の第一区分。 →序破急

じょ【🔗🔉

じょ [1] 【】 数の単位。垓(ガイ)の一万倍,すなわち一〇の二四乗。[塵劫記]

じょ【恕】🔗🔉

じょ [1] 【恕】 思いやること。思いやり。同情。「己れの欲せざる所を人に施す勿れとは…之を―の道と云ふ/福翁百話(諭吉)」

じょ【除】🔗🔉

じょ ヂヨ [1] 【除】 割ること。わり算。

じょ【絮】🔗🔉

じょ [1] 【絮】 わた。真綿(マワタ)。また,草木の種子についているわた毛。

じょ-い【女医】🔗🔉

じょ-い ヂヨ― [0][1] 【女医】 女性の医師。

じょ-い【叙位】🔗🔉

じょ-い [1] 【叙位】 (1)位階を授けること。 (2)平安時代以後,正月に宮中で五位以上の位階を授ける儀式。

じょい-にゅうない【叙位入内】🔗🔉

じょい-にゅうないニフ― [3] 【叙位入内】 外位から内位に昇進すること。

ジョイスJames Augustine Joyce🔗🔉

ジョイス James Augustine Joyce (1882-1941) アイルランドの小説家。人間の内面を意識の流れによって描き,二〇世紀の文学に大きな影響を与えた。代表作「ダブリン市民」「若き芸術家の肖像」「ユリシーズ」

ジョイストjoist🔗🔉

ジョイスト [1] joist ⇒小梁(コバリ)

じょ-いん【女陰】🔗🔉

じょ-いん ヂヨ― [0] 【女陰】 女性の陰部。女性の性器。

ジョイントjoint🔗🔉

ジョイント [0] joint (名)スル (1)継ぎ手。 (2)連携すること。連結すること。合同すること。「数社が―して受注する」

ジョイント-うり【―売り】🔗🔉

ジョイント-うり [0] 【―売り】 石油の元売会社間で行われる石油製品の売買において売ること。 ⇔ジョイント買い

ジョイント-がい【―買い】🔗🔉

ジョイント-がい ―ガヒ [0] 【―買い】 石油の元売会社間で行われる石油製品の売買において買うこと。業者間で直接売買することにより需要の均衡,市況の安定を図ったもの。最近は,物流コストを下げるため行われる。 →業転

ジョイント-コンサートjoint concert🔗🔉

ジョイント-コンサート [5] joint concert 二人以上の主な演奏家,あるいは歌手による合同コンサート。ジョイント-リサイタル。

ジョイント-ベンチャーjoint venture🔗🔉

ジョイント-ベンチャー [5] joint venture 資金力・技術力・労働力の調達などからみて,一企業では請け負うことのできない大規模な工事・事業を複数の企業が協力して請け負うこと。共同企業体。JV 。

じょう【上】🔗🔉

じょう ジヤウ 【上】 ■一■ [1] (名) (1)程度・等級・身分・地位などがまさっていること。すぐれていること。 ⇔下(ゲ) 「―の位」「成績は―の部だ」「―のうな丼」「従(ジユ)五位の―」 (2)順序が先であること。「―の巻」 (3)進物などの包み紙に書く語。「たてまつる」の意で,相手への敬意を表す。 (4)「上声(ジヨウシヨウ)」に同じ。「平―去入」 ■二■ (接尾) 名詞に付いて,…に関して,…の面で,…の上でなどの意を表す。「一身―の都合」「道義―の責任」「行きがかり―しかたがない」

じょう【丈】🔗🔉

じょう ヂヤウ [1] 【丈】 ■一■ (名) (1)尺貫法の長さの単位。一〇尺。1891年(明治24)100メートルを三三丈と定めた。 (2)長さ。たけ。丈尺。 (3)「杖(ジヨウ){(2)}」に同じ。 ■二■ (接尾) (1)芸人の名前に付けて,敬意を表す。「尾上菊五郎―」 (2)近世,男性の名前に付けて,敬意を表す。「武兵衛―/浄瑠璃・潤色江戸紫」

じょう【丞】🔗🔉

じょう [1] 【丞】 律令官制の四等官の一である判官(ジヨウ)のうち,省の官に当てる用字。

じょう【判官】🔗🔉

じょう [1] 【判官】 律令制の四等官の第三位。その官司の職員をとりしまり,主典(サカン)の作成した文案を審査し,宿直を差配するのが主な役目。官司によって表記を異にする。ぞう。 →四等官

じょう【杖】🔗🔉

じょう ヂヤウ [1] 【杖】 (1)律の五刑の一。衆人環視の中で尻を打つ刑。回数は六〇回から一〇〇回まで五段階。刑具の杖は笞(チ)より径が一分太い。杖刑。杖罪。 (2)鎌倉・室町時代の土地面積の単位。一杖は一段の五分の一で,六〇歩または七二歩。つえ。丈。

じょう【条】🔗🔉

じょう デウ 【条】 ■一■ [1] (名) (1)ひとつずつ書き分けた文章。箇条。「仁徳七年四月の―に見える事件」 (2)条坊制で,南北を九つに分けた一区画。 (3)古代,条里制の耕地の一区画。 (4)(形式名詞) こと。かど。段。「無音(ブイン)に乱入の―甚だいはれなし/保元(中)」 (5)(候文で,接続助詞的に用いて)…によって。…故に。「信長別して入魂申され候―,いよいよ向後御隔心なく/秀吉書簡」 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)条文・条項などを数えるのに用いる。「十七―の憲法」「憲法第九―」 (2)細長いものを数えるのに用いる。「一―の光」「九―の白旗」

じょう【状】🔗🔉

じょう ジヤウ [0][1] 【状】 (1)手紙。便り。 (2)ありさま。ようす。「その悲惨の―は見るにしのびない」

じょう【定】🔗🔉

じょう ヂヤウ 【定】 ■一■ (名) (1)決めたこと。約束。「二月ならば末代欠き申すまじき由,―申ししあひだ/申楽談儀」 (2)そうなるに決まっていること。必然のこと。必定。「案の―」「二とせあまりにすつきりとないが―なり/浮世草子・置土産 2」 (3)本当のこと。真実。「いやいや,確か無いと聞いたが,有るが―か/狂言記・佐渡狐」 (4)弓の弦の中央の矢はずをかける所。麻を巻き少し太くしてある。探(サグ)り。「張り候ひて,そとす引をして,―にて弦音一度,―より上にて一度/今川大双紙」 (5)〔仏〕 〔梵 samdhi〕 意識を一定の対象に集中させることで体験される宗教的精神状態。宗教的な瞑想状態の一種。三昧(サンマイ)。 ⇔散 (6)(形式名詞) (ア)ありさま。ようす。状態。「うるはしく装束きて,冠・老懸などあるべき―にしければ/宇治拾遺 15」(イ)程度。範囲。「大矢と申す―のものの,十五束に劣つて引くは候はず/平家 5」 (7)(接続助詞的に用いて)…といっても。…とはいうものの。「大名一人と申すは,勢の少ない―,五百騎に劣るは候はず/平家 5」 ■二■ (副) 確かに。きっと。「やい,―言ふか。も一祷(イノリ)ぞ祷つたり/狂言記・柿山伏」

じょう【帖】🔗🔉

じょう デフ 【帖】 ■一■ [1] (名) (1)折り本。折手本(オリデホン)。 (2)屏風(ビヨウブ)。 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)紙や海苔(ノリ)を数えるのに用いる。美濃紙五〇枚(大正以前は四八枚),半紙二〇枚,ちり紙一〇〇枚,海苔一〇枚で,それぞれ一帖。 (2)たたみを数えるのに用いる。畳(ジヨウ)。 (3)折り本を数えるのに用いる。「五十四―の長編」 (4)屏風や盾(タテ)を数えるのに用いる。 (5)幕を二張りずつ一まとめにして数えるのに用いる。 (6)雅楽で,楽章の遍数を数えるのに用いる。「蘇合の五―/増鏡(老のなみ)」

じょう【乗】🔗🔉

じょう 【乗】 ■一■ [1] (名) (1)乗り物。「古へ屈産(クツサン)の―,項羽が騅(スイ)/太平記 13」 (2)数を掛けること。掛け算。 (3)〔仏〕 〔人々を乗り物で悟りの彼岸に至らしめることから〕 仏の教え。仏教の教義。 (4)記録を記した本。史書。 ■二■ (接尾) 助数詞。 (1)同じ数を掛け合わせる回数を数えるのに用いる。「三の二―」 (2)車の数を数えるのに用いる。「万―」

じょう【城】🔗🔉

じょう ジヤウ [1] 【城】 しろ。とりで。「正成は,金剛山千早といふ所に,いかめしき―をこしらへて/増鏡(久米のさら山)」

じょう【尉】🔗🔉

じょう [1] 【尉】 (1)律令官制の四等官の一つである判官(ジヨウ)のうち,衛府・検非違使の官職に当てる用字。 (2)能で,老翁。また,その役の付ける面。 ⇔姥(ウバ) 「この―が御道しるべ申さうずるにて候/謡曲・竹生島」 →翁 (3)白い灰になった炭火。「最前からおこいて置いたによつて,さんざん―が立つ/狂言・栗焼(虎寛本)」

じょう【情】🔗🔉

じょう ジヤウ [0] 【情】 (1)何かを見たり聞いたりして起きる心の動き。「好悪の―」「憐憫(レンビン)の―」「―が激する」 (2)人が本来もっている性質。「―がこまやかな人」 (3)他人を気の毒だと思う気持ち。思いやり。なさけ。「―にうたれる」「―において忍びない」 (4)特定の異性を愛する心。恋情。「―が濃い」「―を交わす」 (5)実際のようす。ありさま。「―を明かす」 (6)我(ガ)。意地。頑固。[日葡]

じょう【場】🔗🔉

じょう ヂヤウ [1] 【場】 事の行われるところ。「フランス座の廻廊には―を出でたる人押合へり/ふらんす物語(荷風)」

じょう【掾】🔗🔉

じょう [1] 【掾】 (1)律令制で,国司の判官(ジヨウ)。 (2)江戸時代以後,浄瑠璃の太夫の芸名に,国名とともに与えられる称号。大掾・掾・少掾の三階級があり最高の栄誉とされた。掾号。「竹本筑後―」

じょう【諚】🔗🔉

じょう ヂヤウ 【諚】 主君や貴人の仰せ。命令。「御―まことに忝なう候/平家 9」

じょう【嬢・娘】🔗🔉

じょう ヂヤウ 【嬢・娘】 ■一■ [1] (名) 娘。「お―」「私や―はよろしうござりますが/滑稽本・玉櫛笥」 ■二■ (接尾) (1)未婚の女性の氏名に付けて,敬称として用いる。「田中―」 (2)職業を表す語に付けて,その職にたずさわる女性であることを示す。「交換―」「案内―」

じょう【錠・・鎖】🔗🔉

じょう ヂヤウ 【錠】 ・ ジヤウ 【・鎖】 ■一■ (名) (1) [0] 戸・箱の蓋(フタ)などにつけて,自由に開閉できないようにする金具。「―をさす」「―をおろす」 (2) [1] 錠剤 。《錠》「胃薬の―」 ■二■ (接尾) 助数詞。錠剤の数を数えるのに用いる。《錠》「食後に三―ずつおのみ下さい」

じょう【穣】🔗🔉

じょう ジヤウ 【穣】 数の単位。(ジヨ)((シ))の一万倍,すなわち一〇の二八乗。[塵劫記]

じょう【畳】🔗🔉

じょう デフ 【畳】 (接尾) 助数詞。たたみの数を数えるのに用いる。「千―敷」「四―半の部屋」

じょう-あい【情合(い)】🔗🔉

じょう-あい ジヤウアヒ [0] 【情合(い)】 思いやり。なさけ。情(ジヨウ)。「身寄でも親類でもねえが,其処あ―だ/真景累ヶ淵(円朝)」

じょう-あい【情愛】🔗🔉

じょう-あい ジヤウ― [0] 【情愛】 深く愛する気持ち。愛情。なさけ。「親子の―」「―を捨てる」

じょう-あつ【常圧】🔗🔉

じょう-あつ ジヤウ― [0] 【常圧】 特別に減圧も加圧もしないときの圧力。通常,大気圧に等しい圧力。ほぼ一気圧。

じょう-あん【浄暗】🔗🔉

じょう-あん ジヤウ― [0] 【浄暗】 神事が行われる夜の,清浄な気に満ちている闇(ヤミ)。

じょうあん【承安】🔗🔉

じょうあん 【承安】 〔「しょうあん」とも〕 年号(1171.4.21-1175.7.28)。嘉応の後,安元の前。高倉天皇の代。

じょう-い【上衣】🔗🔉

じょう-い ジヤウ― [1] 【上衣】 上半身に着る衣服。うわぎ。

じょう-い【上位】🔗🔉

じょう-い ジヤウ [1] 【上位】 高い地位・順位。 ⇔下位(カイ) 「―にランクされる」

じょうい-がいねん【上位概念】🔗🔉

じょうい-がいねん ジヤウ― [4] 【上位概念】 〔論〕 二つの概念が包括・被包括の関係にある時,包括する方の概念。例えば「男」や「女」に対する「人間」。高級概念。類概念。 ⇔下位概念

じょうい-しぼう【上位子房】🔗🔉

じょうい-しぼう ジヤウ―バウ [4] 【上位子房】 「子房上位」に同じ。

じょう-い【上医】🔗🔉

じょう-い ジヤウ― [1] 【上医】 診断や技術のすぐれた医者。

じょう-い【上意】🔗🔉

じょう-い ジヤウ― [1] 【上意】 主君や支配者の考え。特に,江戸時代,将軍の命令。 ⇔下意

じょうい-うち【上意討ち】🔗🔉

じょうい-うち ジヤウ― [0] 【上意討ち】 主君の命を受けて罪人を討つこと。

じょうい-かたつ【上意下達】🔗🔉

じょうい-かたつ ジヤウ― [1] 【上意下達】 上位の者の意思・命令を下位の人に徹底させること。

じょう-い【浄衣】🔗🔉

じょう-い ジヤウ― [1] 【浄衣】 ⇒じょうえ(浄衣)

じょう-い【常衣】🔗🔉

じょう-い ジヤウ― [1] 【常衣】 日常着る衣服。ふだんぎ。

じょう-い【常居】🔗🔉

じょう-い ジヤウ [1] 【常居】 家族がいつもいる部屋。居間。

じょう-い【情意】🔗🔉

じょう-い ジヤウ― [1] 【情意】 心中のおもい。気持ち。

じょうい-とうごう【情意投合】🔗🔉

じょうい-とうごう ジヤウ―ガフ [4] 【情意投合】 (名)スル 互いの気持ちが一致すること。意気投合。

じょう-い【諚意】🔗🔉

じょう-い ヂヤウ― [1] 【諚意】 主君の命令。おおせの趣旨。「―をかへすは恐れ多く候へ共/浄瑠璃・吉野忠信」

じょう-い【攘夷】🔗🔉

じょう-い ジヤウ― [1] 【攘夷】 外国人を撃ち払って国内に入れないこと。「尊王―」

じょうい-ろん【攘夷論】🔗🔉

じょうい-ろん ジヤウ― [3] 【攘夷論】 幕末,外国との通商に反対し夷狄(外国)の排撃を主張する思想。開港以後は,尊王論と結びつき下級武士の政治運動を支える尊王攘夷論となった。

じょう-い【譲位】🔗🔉

じょう-い ジヤウ [1] 【譲位】 (名)スル 君主が位を譲ること。

じょう-いき【浄域】🔗🔉

じょう-いき ジヤウキ [0] 【浄域】 (1)社寺の境内など,神聖な場所。「―をけがす」 (2)浄土。極楽浄土。

じょう-いん【上院】🔗🔉

じょう-いん ジヤウン [0] 【上院】 二院制をとる議会において,公選議員よりなる下院に対し他方の議院をいう。イギリスの上院や日本の旧帝国議会の貴族院のように,特権階級の代表者からなるもの,アメリカの上院のように,各州の代表からなるものなどがある。 ⇔下院

じょう-いん【冗員・剰員】🔗🔉

じょう-いんン [0] 【冗員・剰員】 余分な人員。余った人員。

じょう-いん【定印】🔗🔉

じょう-いん ヂヤウ― [0] 【定印】 〔仏〕 仏や菩薩がその禅定(ゼンジヨウ)に応じてとる印契(インゲイ)。密教の修法においても,定められた印を結ぶ。

じょう-いん【乗員】🔗🔉

じょう-いんン [0] 【乗員】 列車・船・飛行機・自動車などに乗務する者。乗務員。

じょう-いん【浄院】🔗🔉

じょう-いん ジヤウン [0] 【浄院】 てら。寺院。

じょう-いん【常飲】🔗🔉

じょう-いん ジヤウ― [0] 【常飲】 (名)スル 日常いつも飲んでいること。「健康飲料を―する」

じょう-いん【畳韻】🔗🔉

じょう-いん デフン [0] 【畳韻】 同じ韻をもつ漢字を二つ重ねること。また,その熟語。経営・混沌・芍薬(シヤクヤク)など。

じょう-うち【常打ち・定打ち】🔗🔉

じょう-うち [0] ジヤウ― 【常打ち】 ・ ヂヤウ― 【定打ち】 (名)スル 決まった演劇・芸能などを,決まった場所で興行すること。

じょううん-ぶし【浄雲節】🔗🔉

じょううん-ぶし ジヤウウン― 【浄雲節】 古浄瑠璃の一。寛永(1624-1644)頃,江戸浄瑠璃の開祖薩摩浄雲が語り始めたもの。豪快活発な語り口が江戸で大いに人気を得た。薩摩節。

じょう-え【定慧】🔗🔉

じょう-え ヂヤウ [1] 【定慧】 禅定(ゼンジヨウ)と智慧(チエ)。

じょう-え【浄衣】🔗🔉

じょう-え ジヤウ― [1] 【浄衣】 (1)神事・法会など,宗教的な行事にかかわる人の着ける清浄な衣服。普通,白色・無文で狩衣形。 (2)僧衣。「頭からげ―着て/平家 4」

じょう-え【浄穢】🔗🔉

じょう-え ジヤウ [1] 【浄穢】 清浄なものときたないもの。また,浄土と穢土。

じょう-えい【上映】🔗🔉

じょう-えい ジヤウ― [0] 【上映】 (名)スル 映画をスクリーンに映して人々に見せること。「西部劇を―する」

じょうえい【貞永】🔗🔉

じょうえい ヂヤウ― 【貞永】 年号(1232.4.2-1233.4.15)。寛喜の後,天福の前。後堀河・四条天皇の代。ていえい。

じょうえい-しきもく【貞永式目】🔗🔉

じょうえい-しきもく ヂヤウ― 【貞永式目】 「御成敗(ゴセイバイ)式目」に同じ。

じょうえい-じ【常栄寺】🔗🔉

じょうえい-じ ジヤウエイ― 【常栄寺】 山口市宮野下にある臨済宗東福寺派の寺。山号,香山。開基は毛利元就,開山は笠雲恵心。寺宝に,雪舟禅師像があり,庭園は雪舟の作という。雪舟寺。

じょう-えき【定役】🔗🔉

じょう-えき ヂヤウ― [0] 【定役】 ⇒ていえき(定役)

じょう-えつ【上謁】🔗🔉

じょう-えつ ジヤウ― [0] 【上謁】 身分の高い人に面会すること。

じょ【序[はしがき]】(和英)🔗🔉

じょ【序[はしがき]】 ⇒序文.the beginning (初め);order (順序).→英和 序の口 the start.→英和

じょい【叙位】(和英)🔗🔉

じょい【叙位】 conferment of a (court) rank.

じょい【女医】(和英)🔗🔉

じょい【女医】 a woman doctor.

じょう【上】(和英)🔗🔉

じょう【上】 the first[best].→英和 ‖上巻 the first volume.上の上 the very best.

じょう【条】(和英)🔗🔉

じょう【条】 an article[item];→英和 a line (線).→英和

じょう【情】(和英)🔗🔉

じょう【情】 feeling;→英和 emotion;→英和 affection;→英和 love;→英和 sympathy;→英和 circumstances (事情).〜にもろい tenderhearted;susceptible.→英和 〜にほだされる be swayed by pity.〜のある affectionate;→英和 kindhearted.→英和 〜のない coldhearted;unkind;→英和 heartless.→英和 〜をこめて tenderly;→英和 passionately.→英和

じょう【錠】(和英)🔗🔉

じょう【錠】 [金具]a lock;→英和 a padlock.→英和 〜がかけてある(外してある) be on (off) the lock.〜をあける(おろす) unlock (lock).→英和

じょうあい【情愛】(和英)🔗🔉

じょうあい【情愛】 affection;→英和 love.→英和

じょうい【上位】(和英)🔗🔉

じょうい【上位】 a high rank.〜にある be higher in rank.

じょうい【攘夷】(和英)🔗🔉

じょうい【攘夷】 the expulsion of foreigners.攘夷論 an antialien policy.

じょうい【譲位】(和英)🔗🔉

じょうい【譲位】 abdication (of the throne).〜する abdicate (the throne).→英和

じょういん【上院】(和英)🔗🔉

じょういん【上院】 the Upper House;<米>the Senate;<英>the House of Lords.上院議員 a member of the Upper House;<米>a Senator;<英>a member of the House of Lords.

じょういん【冗員】(和英)🔗🔉

じょういん【冗員】 a superfluous official.〜が多い be overstaffed.‖冗員整理 dismissal of supernumeraries.

じょういん【乗員】(和英)🔗🔉

じょういん【乗員】 the crew;→英和 the aircrew.→英和

じょうえい【上映する】(和英)🔗🔉

じょうえい【上映する】 (put on the) screen;→英和 show.→英和 〜中 be on (show).

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