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広辞苑の検索結果 (22)
たえ【妙】タヘ🔗⭐🔉
たえ【妙】タヘ
①不思議なまでにすぐれているさま。霊妙。万葉集9「海若わたつみの神の宮の内の重への―なる殿に」。「―なる楽の音」
②じょうずなさま。巧妙。源氏物語梅枝「―にをかしき事は、とよりてこそ書き出づる人々ありけれど」
③こまかいこと。小柄なこと。微妙。平家物語8「せい小さう―にして、片手にあふべしとも見えぬ人」
たえ【
・栲】タヘ🔗⭐🔉
たえ【
・栲】タヘ
①カジノキなどの繊維で織った布。古事記下「白―の袖着備そなふ」
②一般に、布。祝詞、祈年祭「和妙にきたえ・荒妙あらたえ」
・栲】タヘ
①カジノキなどの繊維で織った布。古事記下「白―の袖着備そなふ」
②一般に、布。祝詞、祈年祭「和妙にきたえ・荒妙あらたえ」
たえ‐い・る【絶え入る】🔗⭐🔉
たえ‐い・る【絶え入る】
〔自五〕
①息が絶える。死ぬ。竹取物語「書きはつると―・り給ひぬ」。「―・るばかりに泣く」
②気絶する。大鏡時平「臆病にやがて―・り給へば」
たえ‐がた・い【堪え難い・耐え難い】タヘ‥🔗⭐🔉
たえ‐がた・い【堪え難い・耐え難い】タヘ‥
〔形〕[文]たへがた・し(ク)
我慢できない。辛抱ができない。万葉集4「一日だに君いし無くは―・きかも」。「―・い屈辱」
たえ‐か・ねる【堪え兼ねる】タヘ‥🔗⭐🔉
たえ‐か・ねる【堪え兼ねる】タヘ‥
〔自下一〕[文]たへか・ぬ(下二)
こらえきれない。辛抱しかねる。
たえ‐こが・る【絶え焦る】🔗⭐🔉
たえ‐こが・る【絶え焦る】
〔自下二〕
死ぬ程こがれる。深く恋い慕う。謡曲、生田敦盛「袂に縋り―・れ泣く」
たえ‐こも・る【絶え籠る】🔗⭐🔉
たえ‐こも・る【絶え籠る】
〔自四〕
世の中との縁を絶ってひきこもる。一説に、堪え忍んでこもる。源氏物語若菜上「ただかの―・りにたる山住みを」
たえ‐しの・ぶ【堪え忍ぶ・耐え忍ぶ】タヘ‥🔗⭐🔉
たえ‐しの・ぶ【堪え忍ぶ・耐え忍ぶ】タヘ‥
〔他五〕
つらさや苦しさをこらえる。じっと我慢する。辛抱する。「苦労を―・ぶ」
たえ・す【絶えす】🔗⭐🔉
たえ・す【絶えす】
[一]〔自サ変〕
絶えるようになる。絶える。万葉集14「玉藻こそ引けば―・すれあどか―・せむ」
[二]〔他四〕
絶えるようにする。絶やす。西鶴織留6「紙入れに金銀を―・さず」
たえ‐ず【絶えず】🔗⭐🔉
たえ‐ず【絶えず】
〔副〕
絶えることなく続いて。常に。いつも。「技術は―進歩している」
たえ‐だえ【絶え絶え】🔗⭐🔉
たえ‐だえ【絶え絶え】
絶えようとしてわずかに続いているさま。時々絶えるさま。とぎれとぎれ。源氏物語桐壺「―にまかで給へど」。「息も―になる」
たえだえ・し【絶え絶えし】🔗⭐🔉
たえだえ・し【絶え絶えし】
〔形シク〕
いかにも絶えそうである。撰集抄「世の中のいとど―・しさに」
たえ‐て【絶えて】🔗⭐🔉
たえ‐て【絶えて】
〔副〕
①(下に打消の語を伴って)
㋐(途切れてから二度となくの気持)すこしも。ちっとも。全く。全然。古今和歌集春「世の中に―桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。源氏物語浮舟「わりなう問ひ給へど、その御いらへは―せず」。「―怒ることはない」
㋑(途切れたまま)ずっと。「―久しくお目にかかりません」
②特に。まったく。本当に。古今和歌集六帖5「まてといはば―かしこし」
たえ‐の‐うら【妙の浦】タヘ‥🔗⭐🔉
たえ‐の‐うら【妙の浦】タヘ‥
「鯛の浦」の別称。
たえ‐の‐ほ【
の穂】タヘ‥🔗⭐🔉
たえ‐の‐ほ【
の穂】タヘ‥
真っ白。純白。万葉集1「衣の上ゆ朝月夜清さやかに見れば―に夜の霜降り」
の穂】タヘ‥
真っ白。純白。万葉集1「衣の上ゆ朝月夜清さやかに見れば―に夜の霜降り」
たえ‐は・てる【絶え果てる】🔗⭐🔉
たえ‐は・てる【絶え果てる】
〔自下一〕[文]たえは・つ(下二)
①全く絶える。すっかり無くなる。後撰和歌集恋「―・つるものとは見つつささがにの糸を頼める心細さよ」
②全く息が切れる。死んでしまう。源氏物語桐壺「夜中、打ち過ぐる程になむ―・て給ひぬるとて」
たえま【当麻】🔗⭐🔉
たえま【当麻】
能。世阿弥作。中将姫が大和国当麻たいま寺で生身の弥陀を拝みたいと祈ると化尼けに・化女が現れたこと、姫が蓮糸で曼荼羅を織ったことを素材として浄土を讃嘆する。
たえ‐ま【絶え間】🔗⭐🔉
たえ‐ま【絶え間】
絶えているあいだ。切れ間。「―なく雨が降る」
たえもんタヱモン🔗⭐🔉
たえもんタヱモン
(「たゑもんどんの乙姫様…」という童謡に基づく。一説に、江戸時代、美しい牡丹を栽培するので有名だった牡丹屋太右衛門から出た語)美女の隠語。東海道中膝栗毛初「北八見さつし、美しい―だ」
た・える【堪える・耐える】タヘル🔗⭐🔉
た・える【堪える・耐える】タヘル
〔自下一〕[文]た・ふ(下二)
①力いっぱいこらえる。じっと我慢をする。万葉集10「―・へぬ心になほ恋ひにけり」。源氏物語桐壺「げにえ―・ふまじく泣い給ふ」。天草本平家物語「暑さも―・へがたいによつて」。「苦痛に―・える」
②(ある事に)当たることができる。源氏物語東屋「人の後見と頼み聞こえむに―・へ給へる御覚えをえらび申して」
③持ちこたえる。源氏物語夕顔「命さへ―・へ給はずなりにしのち」。「この時計は10年間の使用に―・える」
④それをするだけの価値がある。「一読に―・える」「見るに―・えない」
⑤力量がある。堪能である。すぐれる。無名抄「歌の道その身に―・へたることなれば」
◇4は、ふつう「堪」を使う。
た・える【絶える】🔗⭐🔉
た・える【絶える】
〔自下一〕[文]た・ゆ(下二)
続いているものが途中でぷっつり切れる意。
①途中で切れる。切れてつづかない。万葉集14「埼玉の津に居る船の風をいたみ綱は―・ゆとも言ことな―・えそね」
②尽きる。ほろびる。万葉集17「行く水の―・ゆることなく」。「血筋が―・える」「心配が―・えない」
③息が無くなる。気絶する。死ぬ。山家集「琴の音に涙を添へて流すかな―・えなましかばと思ふあはれに」
④止む。交通がやむ。「人通りが―・える」
⑤(人との)交わりが切れる。関係が切れる。伊勢物語「はかなくて―・えにけるなか、猶や忘れざりけん」
たえんき‐さん【多塩基酸】🔗⭐🔉
たえんき‐さん【多塩基酸】
分子中に電離しうる水素原子を2個以上もつ酸。多価の酸。
大辞林の検索結果 (34)
たえ【栲】🔗⭐🔉
たえ タヘ [1] 【栲】
(1)カジノキ・藤・麻などからとった繊維。また,それで織った布。「臣の子は―の袴を七重をし/日本書紀(雄略)」
(2)布類の総称。「御服(ミゾ)は明る―・照る―・にぎ―・荒―に/祝詞(祈年祭)」
たえ【妙】🔗⭐🔉
たえ タヘ 【妙】 (形動ナリ)
(1)不思議なほどにすぐれているさま。霊妙なさま。「―におもしろくあやしきまでひびく/源氏(若菜上)」
(2)上手であるさま。巧みであるさま。「山の辺の赤人といふ人ありけり。歌にあやしく―なりけり/古今(仮名序)」
→妙なる(連体)
たえ-い・る【絶(え)入る】🔗⭐🔉
たえ-い・る [3][0] 【絶(え)入る】 (動ラ五[四])
息が絶える。死ぬ。また,気絶する。「―・りそうな声」「書き置きたる文など見るに,―・る心ちぞする/蜻蛉(上)」
たえ-がた・い【堪(え)難い】🔗⭐🔉
たえ-がた・い タヘ― [4] 【堪(え)難い】 (形)[文]ク たへがた・し
我慢ができない。こらえられない。「―・い腹痛」「―・い暴言」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
たえ-か・ねる【堪(え)兼ねる】🔗⭐🔉
たえ-か・ねる タヘ― [4][0] 【堪(え)兼ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たへか・ぬ
我慢しきれない。こらえられない。「寒さに―・ねる」
たえ-ざる【絶えざる】🔗⭐🔉
たえ-ざる [3] 【絶えざる】 (連語)
休みない。間断のない。「―努力のたまもの」
たえ-しの・ぶ【堪(え)忍ぶ・耐(え)忍ぶ】🔗⭐🔉
たえ-しの・ぶ タヘ― [4][0] 【堪(え)忍ぶ・耐(え)忍ぶ】 (動バ五[四])
つらさ・苦しさ・悲しさ・怒りなどを,じっと我慢する。こらえる。「痛さを―・ぶ」
[可能] たえしのべる
たえ・す【絶えす】🔗⭐🔉
たえ・す 【絶えす】
■一■ (動サ変)
〔動詞「絶ゆ」の連用形に動詞「す」の付いた語〕
絶える。尽きる。なくなる。「―・せじのわが頼みにや/源氏(総角)」
■二■ (動サ四)
〔「たやす(絶)」の転〕
絶えるようにする。なくする。絶やす。「夏中(ゲチユウ)は毎日の花をつみ香を―・さず/浮世草子・五人女 5」
たえ-ず【絶えず】🔗⭐🔉
たえ-ず [1] 【絶えず】 (副)
動作などが切れ目なしに,または,繰り返して行われるさま。いつも。「―注意している」
たえ-だえ【絶え絶え】🔗⭐🔉
たえ-だえ [0][3] 【絶え絶え】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)今にも絶えそうな状態であるさま。とだえそうなさま。「息も―なようす」
(2)途中で切れてはまた続いているさま。とぎれとぎれ。「虫の声が―に聞こえる」
■二■ (副)
ほとんど絶えそうなさま。とぎれとぎれ。「山ふかみ春ともしらぬ松の戸に―かかる雪の玉水/新古今(春上)」
たえだえ・し【絶え絶えし】🔗⭐🔉
たえだえ・し 【絶え絶えし】 (形シク)
今にも絶えようとしている。とだえそうである。「中比なまめきたる女房,世の中―・しかりけるが/十訓 10」
たえ-て【絶えて】🔗⭐🔉
たえ-て [1] 【絶えて】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)まったく。少しも。全然。「そのような話は―聞かぬ」「世の中に―桜のなかりせば/伊勢 82」
(2)ある時点を境として,それ以後ずっと。「彼とは―久しく会っていない」
(3)のこらず。すっかり。「―忘れていた」
たえ
ない【堪えない】🔗⭐🔉
たえ
ない タヘ― 【堪えない】 (連語)
〔動詞「たえる」に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの〕
(1)感情などを抑えることができない。「憂慮に―
ない」
(2)負担などに対応できない。「聞くに―
ない」「その任に―
ない」
→たえる(堪)
ない タヘ― 【堪えない】 (連語)
〔動詞「たえる」に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの〕
(1)感情などを抑えることができない。「憂慮に―
ない」
(2)負担などに対応できない。「聞くに―
ない」「その任に―
ない」
→たえる(堪)
たえ-なる【妙なる】🔗⭐🔉
たえ-なる タヘ― [0] 【妙なる】 (連体)
〔文語形容動詞「妙(タエ)なり」の連体形から〕
言葉で表せないほどすばらしい。霊妙な。「―笛の音」
たえ-の-うら【妙
浦】🔗⭐🔉
たえ-の-うら タヘ― 【妙
浦】
鯛
浦(タイノウラ)の別名。
浦】
鯛
浦(タイノウラ)の別名。
たえ-は・てる【絶(え)果てる】🔗⭐🔉
たえ-は・てる [0][4] 【絶(え)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 たえは・つ
(1)すっかりなくなってしまう。とだえる。「便りも―・てた」「全快する望はもう―・ててゐるやうな/すみだ川(荷風)」
(2)息が絶える。死ぬ。「夜中うち過ぐるほどになむ―・て給ひぬる/源氏(桐壺)」
たえ-ま【絶(え)間】🔗⭐🔉
たえ-ま [3] 【絶(え)間】
(1)続いている物事のとだえている間。あいま。「雨の―」
→絶え間無い
(2)とぎれている所。切れ間。切れ目。「雲の―」
たえま【当麻】🔗⭐🔉
たえま 【当麻】
能の一。五番目物。世阿弥作。大和国の当麻(タイマ)寺で,中将姫が弥陀の来迎を祈って浄土曼荼羅を織った故事を筋とし,弥陀称名の教えの尊さを主題とする。
→当麻(タイマ)
たえま-な・い【絶(え)間無い】🔗⭐🔉
たえま-な・い [4] 【絶(え)間無い】 (形)[文]ク たえまな・し
とだえることがない。休みない。「―・く降り続く雨」「―・い努力」
たえもん【太右衛門】🔗⭐🔉
たえもん タ
モン 【太右衛門】
美人のこと。「喜多八見さつし,美しい―だ/滑稽本・膝栗毛(初)」
〔童歌(ワラベウタ)「いっちくたっちく」の中の一節「たゑもんどんの乙姫様」に基づくとも,寛政年間,江戸西ヶ原の別荘に美しい牡丹の花を咲かせて有名だった牡丹屋太右衛門の名に基づくともいう〕
モン 【太右衛門】
美人のこと。「喜多八見さつし,美しい―だ/滑稽本・膝栗毛(初)」
〔童歌(ワラベウタ)「いっちくたっちく」の中の一節「たゑもんどんの乙姫様」に基づくとも,寛政年間,江戸西ヶ原の別荘に美しい牡丹の花を咲かせて有名だった牡丹屋太右衛門の名に基づくともいう〕
た・える【堪える・耐える】🔗⭐🔉
た・える タヘル [2] 【堪える・耐える】 (動ア下一)[文]ハ下二 た・ふ
(1)苦しさ・悲しさなどに屈せず我慢する。こらえる。「苦痛に―・える」「孤独に―・える」
(2)他から加えられる力に負けずにもちこたえる。「風雪に―・える」「命さへ―・へ給はずなりにし後/源氏(夕顔)」
(3)負担や任務に対応できる。《堪》「屋外で使用に―・える」「その任に―・えない」
(4)それをするだけの値打ちがある。…に値する。《堪》「批評に―・える論文」
(5)(多く「勝ふ」と当てる)すぐれている。秀でている。「そのみちに―・へたらんはといふことあれば/宇治拾遺 2」
→堪えない
た・える【絶える】🔗⭐🔉
た・える [2] 【絶える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 た・ゆ
(1)続いていた物事が途中で切れる。とぎれる。「人通りが―・える」
(2)さらに続くべきものが続かなくなる。つきる。「家系が―・える」
(3)命がなくなる。死ぬ。「たまきはる命―・えぬれ/万葉 905」
(4)縁が切れる。交わりがとだえる。「やがて其のままに,家にも行かずして―・えにけり/今昔 28」
〔「絶つ」に対する自動詞〕
たえ【妙なる】(和英)🔗⭐🔉
たえいる【絶え入るばかりに】(和英)🔗⭐🔉
たえいる【絶え入るばかりに】
as if one's heart would break.
たえず【絶えず】(和英)🔗⭐🔉
たえだえ【絶え絶えに】(和英)🔗⭐🔉
たえだえ【絶え絶えに】
faintly;feebly.
たえて【絶えて】(和英)🔗⭐🔉
たえて【絶えて】
never;→英和
at all.
たえはてる【絶え果てる】(和英)🔗⭐🔉
たえはてる【絶え果てる】
become extinct;die out.
たえま【絶え間】(和英)🔗⭐🔉
たえる【絶える】(和英)🔗⭐🔉
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