に‐か【二化】_‥クワ 昆虫などが、1年に2世代を経過すること。

にか‐さん【二化蚕】_‥クワ‥ 1年に2世代を営む蚕。中国種の大部分、日本種の一部はこれに属する。

にか‐めいが【二化螟蛾】_‥クワ‥ メイガ科のガ。開張約25ミリメートル。全体黄褐色で、前翅外縁には黒点が並び、後翅と腹部は白色。卵を稲に産みつけ、二化螟虫と呼ばれる幼虫（ずいむし）が茎中に食い入ってこれを枯らす。名の示す通り、年に2世代を営む。→さんかめいが

にか‐めいちゅう【二化螟虫】_‥クワ‥ ニカメイガの幼虫。 にかめいちゅう

に-か ―クワ [1] 【二化】 「二化性(ニカセイ)」に同じ。「―螟虫(メイチユウ)」

にか-せい ニクワ― [0] 【二化性】 昆虫が，一年間に二世代繰り返す性質。多く夏と秋に現れる。二化。 →化性

にか-めいが ニクワ― [3] 【二化螟蛾】 小形の蛾。前ばねの長さ10〜15ミリメートル。前ばねは黄褐色または暗褐色，後ろばねは白色。幼虫はニカメイチュウまたはズイムシと呼ばれ，イネの茎内を食害する大害虫。成虫は，田植え期と八，九月の二回発生する。日本全土のほか，アジア・ヨーロッパに広く分布。

にか-めいちゅう ニクワ― [3] 【二化螟虫】 ニカメイガの幼虫。ズイムシ。