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広辞苑の検索結果 (22)

あ・す【填す】🔗🔉

あ・す填す】 〔他四〕 満たす。一杯にする。古事記「まつりこし御酒みきぞ―・さず食せ」

うめ‐ゆ【埋湯・填湯】🔗🔉

うめ‐ゆ埋湯・填湯】 水を加えてぬるくした湯。

てん‐し【填詞】🔗🔉

てん‐し填詞】 中国の韻文の一体で、長短の句によって構成される歌曲。楽曲(調)に合わせて歌われたが、後に曲が失われて調名のみ残り、調に規定された長短の歌詞を填めることからきた呼び名。中唐に興り、五代・宋に栄えた。唐の李白の「憶秦娥」「菩薩蛮」などは調名(詞牌)で、宋に入り91字以上の長調を生じた。詞。詩余。長短句。

てん‐じゅう【填充】🔗🔉

てん‐じゅう填充】 ふさいでいっぱいにすること。つめてふさぐこと。充填。 ⇒てんじゅう‐せい【填充性】

てんじゅう‐せい【填充性】🔗🔉

てんじゅう‐せい填充性】 物質が空間をふさぎみたす性質。 ⇒てん‐じゅう【填充】

てん‐せい【填星】🔗🔉

てん‐せい填星】 土星の漢名。鎮星ちんせい

てん‐そく【填足】🔗🔉

てん‐そく填足】 足りないところを補ってたすこと。

てん‐そく【填塞】🔗🔉

てん‐そく填塞】 一定の空間をつめて塞ふさぐこと。つまって塞がること。

てん‐ぽ【填補】🔗🔉

てん‐ぽ填補】 不足をうめおぎなうこと。欠損をうめたすこと。補填。 ⇒てんぽ‐ばいしょう【填補賠償】

てんぽ‐ばいしょう【填補賠償】‥シヤウ🔗🔉

てんぽ‐ばいしょう填補賠償‥シヤウ 履行不能となった給付に代わるべき損害賠償。 ⇒てん‐ぽ【填補】

てん‐りょう【填料】‥レウ🔗🔉

てん‐りょう填料‥レウ 製紙の際、紙料に加える白土・タルク・炭酸カルシウムなどの白色・着色顔料。紙の平滑性・不透明性・色調・印刷適性などを改良する。

はまり【填り・嵌り】🔗🔉

はまり填り・嵌り】 ①はまること。嵌入かんにゅう。 ②あてはまること。 ③色香などにおぼれること。惑溺わくでき。また、そのための失敗。手ぬかり。好色五人女2「わが物にして行くは久七が―なり」 ④人の計略におちいること。浮世風呂4「おまへに叱られて、チト―ぢやけど」 ⇒はまり‐かた【填り肩】 ⇒はまり‐やく【填り役・嵌り役】

はまり‐かた【填り肩】🔗🔉

はまり‐かた填り肩】 二人以上で物をかつぐとき、その肩の高さのよくそろうこと。また、その人。 ⇒はまり【填り・嵌り】

はまり‐やく【填り役・嵌り役】🔗🔉

はまり‐やく填り役・嵌り役】 よくあてはまる役。その人に最も適当な役割。「―の弁慶」 ⇒はまり【填り・嵌り】

はま・る【填る・嵌る】🔗🔉

はま・る填る・嵌る】 〔自五〕 ①穴やふかみなどに落ちこむ。日葡辞書「ドロニハマル」。「側溝に―・る」 ②よくない状態にはいりこんで、また、夢中になって身動きがとれなくなる。日葡辞書「アクニハマル」「セケンノコトニハマル」 ③計略にひっかかる。だまされる。浄瑠璃、双生隅田川「どこぞよその御使らしう私をはめてお笑ひぐさか、―・らぬ―・らぬ」。「うまく―・った」 ④女色に溺れる。惑う。好色一代男6「しめやかになれば笑はせ、粋らしき男は―・らせ、初心なる人には涙こぼさせて悦ばし」。「遊女に―・る」 ⑤しっくりと合う。ぴったりとはいる。「型に―・る」 ⑥あてはまる。適当する。「条件に―・る」

は・む【填む・嵌む】🔗🔉

は・む填む・嵌む】 〔他下二〕 ⇒はめる(下一)

はめ‐こみ【填込み・嵌込み】🔗🔉

はめ‐こみ填込み・嵌込み】 はめこむこと。また、そのもの。「―の網戸」

はめ‐こ・む【填め込む・嵌め込む】🔗🔉

はめ‐こ・む填め込む・嵌め込む】 〔他五〕 ①はめて入れこむ。はめいれる。「枠にガラスを―・む」 ②計略をめぐらすなどして、おとしいれる。「まんまと敵を―・む」

はめ‐て【填め手】🔗🔉

はめ‐て填め手】 相手を自分の術中におとしいれようとする手段。囲碁・将棋などでいう。 ○羽目に付くはめにつく ①新たに入牢した罪人が、羽目板の方におしつけられる。(俚言集覧) ②窮境に陥る。誹風柳多留拾遺8「念仏も三百両ではめにつき」 ⇒は‐め【羽目】

はめ‐はずし【填め外し・嵌め外し】‥ハヅシ🔗🔉

はめ‐はずし填め外し・嵌め外し‥ハヅシ はめこむことと、とりはずすこと。とったりはめたりすること。

は・める【填める・嵌める】🔗🔉

は・める填める・嵌める】 〔他下一〕[文]は・む(下二) ①くぼんだ所におとし入れて身動きならないようにする。万葉集17「鶯の鳴くくら谷に打ち―・めて焼けは死ぬとも君をし待たむ」 ②くぼみに入れて固定する。ある形のものに、ぴったり入れる、または、かぶせる。日葡辞書「ヤヲハムル」。「指輪を―・める」「ボタンを―・める」「手袋を―・める」「手錠を―・める」「予算に枠を―・める」 ③身動きならない所に深入りさせる。沈ませる。浄瑠璃、生玉心中「嘉平次故に身を―・めて替るまいとの七枚起請」 ④計略におとし入れる。だます。一杯くわせる。浄瑠璃、傾城八花がた「ムム扨は肝煎弥太八と並んで、身共を―・めうとや」。「うまく―・められる」 ○羽目を外すはめをはずす (「はめ」は「馬銜はみ」の意ともいう)興に乗って度をすごす。「酒をのんで―」 ⇒は‐め【羽目】

[漢]填🔗🔉

 字形 〔土部10画/13画/3722・4536〕 ⇒塡

大辞林の検索結果 (15)

てん-し【填詞】🔗🔉

てん-し [0] 【填詞】 中国の歌曲の一体。西域伝来の音楽に刺激され,中唐の頃民間に起こり,宋代に広まった。譜面に合わせて長短の句をはめこんで作ったがのち,音楽から離れ,独自の詩形となった。詞余。長短句。詞。

てん-じゅう【填充】🔗🔉

てん-じゅう [0] 【填充】 (名)スル 詰めていっぱいにすること。充填。「土で―する」

てん-せい【填星】🔗🔉

てん-せい [0] 【填星】 土星の異名。鎮星(チンセイ)。

てん-そく【填足】🔗🔉

てん-そく [0] 【填足】 不足を補うこと。補充。

てん-そく【填塞】🔗🔉

てん-そく [0] 【填塞】 (名)スル 満ちてふさがること。満たしふさぐこと。「心胸―し,一言をも道(イフ)こと能はず/西国立志編(正直)」

てん-ぽ【填補】🔗🔉

てん-ぽ [1] 【填補】 (名)スル 不足を補うこと。埋め合わせ。補填。「毎月の不足を,京都にゐる父から―して貰ふ/明暗(漱石)」

てんぽ-ばいしょう【填補賠償】🔗🔉

てんぽ-ばいしょう ―シヤウ [4] 【填補賠償】 本来の履行が不能になった場合の損害賠償。借家人が過失で家屋を全焼させた場合に,その時価金額を賠償するのがその例。

てん-りょう【填料】🔗🔉

てん-りょう ―レウ [0] 【填料】 紙の平滑度・白色度・印刷適性などを高めるため,パルプに添加する無機顔料。

はまり【嵌まり・填まり】🔗🔉

はまり [0] 【嵌まり・填まり】 (1)はまること。「―が悪い」 (2)当てが外れること。見込み違い。「誓紙を真受けにして,請け出さるるなら大きな―なるべし/浮世草子・禁短気」 (3)女色におぼれること。女に迷って失敗すること。「我物にして行くは久七が―也/浮世草子・五人女 2」 (4)相手の計略にかかること。「これは興がる―なれども,君子二言なし/浮世草子・御前義経記」 (5)失費。物入り。「惜しいかなこの時大分の―多く/浮世草子・禁短気」

はま・る【嵌まる・填まる】🔗🔉

はま・る [0] 【嵌まる・填まる】 (動ラ五[四]) (1)ぴったり合ってはいる。(ア)穴・枠・溝などの内側に物がはいる。「網戸の―・った窓」「ボタンが―・らない」(イ)物の外側に収まる。「蛇口にホースが―・らない」 (2)川・池などに落ち込む。「深みに―・る」「溝に―・る」「果は借金の淵(フチ)に―・り/浮雲(四迷)」 (3)計略にかけられる。「わなに―・る」「思うつぼに―・る」 (4)条件にぴったり合う。適合する。あてはまる。「役に―・っている」 (5)(「型にはまる」の形で)行動・表現などが類型的である。「型に―・った文章」「型に―・った教育」 (6)専念する。また,夢中になって身動きがとれなくなる。「世間ノ事ニ―・ル/日葡」「粋らしき男は―・らせ/浮世草子・一代男 6」 〔「はめる」に対する自動詞〕 [可能] はまれる

は・む【嵌む・填む】🔗🔉

は・む 【嵌む・填む】 (動マ下二) ⇒はめる

はめ-く【陥句・填句】🔗🔉

はめ-く [0] 【陥句・填句】 (1)歌作・詩作にあたり,作品中に古歌・古詩の一部分をはめ込むこと。また,その作品。 (2)雑俳で,ある点者の選になる高点句を剽窃(ヒヨウセツ)・焼き直して,他点者に応募すること。また,その句。

はめ-こ・む【嵌め込む・填め込む】🔗🔉

はめ-こ・む [3] 【嵌め込む・填め込む】 (動マ五[四]) (1)ある形の中にはめて入れ込む。「障子を―・む」「型に―・む」 (2)計略にかけてだます。ごまかす。「白翁堂の老爺(オヤジ)をばいつぺい―・み/怪談牡丹灯籠(円朝)」 [可能] はめこめる

はめ-て【填め手】🔗🔉

はめ-て [0] 【填め手】 人を自分の術中におとしいれようとする手段。特に,囲碁・将棋などで,相手が間違った応手をするように仕組んだ手。「―にかかる」

は・める【嵌める・填める】🔗🔉

は・める [0] 【嵌める・填める】 (動マ下一)[文]マ下二 は・む (1)穴・枠・溝などの内側に,ぴったり合うように物を入れる。「窓枠にガラスを―・める」「ボタンを―・める」 (2)物の外側に,リング状の物や袋状の物をかぶせる。「指輪を―・める」「手袋を―・める」 (3)自由を奪うようなものを身につけさせる。比喩的な意味にも用いる。「手錠を―・める」「轡(クツワ)を―・める」「金轡(カナグツワ)を―・める」 (4)人をだまして計略にかける。「罠(ワナ)に―・める」「まんまと―・められた」 (5)条件や制限を設けて,その範囲内に入れる。「子供を型に―・めずに育てる」「予算に枠を―・める」 (6)海や川の中に落とし入れる。うちはむ。「頸を突きて海に―・めつ/今昔 10」 (7)深入りさせる。「一つ屋の嘉平次ゆゑに身を―・めて/浄瑠璃・生玉心中(下)」 〔「はまる」に対する他動詞〕

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