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広辞苑の検索結果 (45)
きょく【局】🔗⭐🔉
きょく【局】
①役所などの事務の一区分。また、その一区分をつかさどる所。「水道―」
②郵便局・テレビ局などの略。「キー―」
③物事が終了すること。「―をつげる」
④碁盤・将棋盤・双六すごろく盤などの総称。これらの盤でする勝負。また、それを数える語。
⑤当面の情勢。事態。「―にあたる」
⇒局を結ぶ
きょく‐いん【局員】‥ヰン🔗⭐🔉
きょく‐いん【局員】‥ヰン
局の事務を取り扱う職員。
きょく‐がい【局外】‥グワイ🔗⭐🔉
きょく‐がい【局外】‥グワイ
①郵便局・放送局など、「局」と名のつく組織・建物の外。
②その物事に関係のない地位。当局者の外部にあること。「―に立つ」「―者」
⇒きょくがい‐ちゅうりつ【局外中立】
きょくがい‐ちゅうりつ【局外中立】‥グワイ‥🔗⭐🔉
きょくがい‐ちゅうりつ【局外中立】‥グワイ‥
(→)中立2に同じ。
⇒きょく‐がい【局外】
きょく‐ぎ【局戯】🔗⭐🔉
きょく‐ぎ【局戯】
(局面に向かって行う遊戯の意)囲碁・将棋・双六すごろくなどの遊戯。
きょく‐げん【局限】🔗⭐🔉
きょく‐げん【局限】
範囲をある一部に限ること。「地域を―する」
きょく‐ざい【局在】🔗⭐🔉
きょく‐ざい【局在】
限られたところにのみ存在すること。「―する機能」
きょく‐しょ【局所】🔗⭐🔉
きょく‐しょ【局所】
限られた場所。特に身体の一部分。局部。
⇒きょくしょ‐ますい【局所麻酔】
きょくしょ‐ますい【局所麻酔】🔗⭐🔉
きょくしょ‐ますい【局所麻酔】
手術を施そうとする身体の一部分を無痛にさせるため薬品で麻痺させること。局部麻酔。↔全身麻酔
⇒きょく‐しょ【局所】
○玉趾を挙ぐぎょくしをあぐ
貴人の足労をいう語。
⇒ぎょく‐し【玉趾】
きょく・する【局する】🔗⭐🔉
きょく・する【局する】
〔自他サ変〕[文]局す(サ変)
①しきる。限る。制限する。
②限られる。かたよる。
きょく‐そく【局促】🔗⭐🔉
きょく‐そく【局促】
①かがまっているさま。
②器量のごく小さいさま。
きょく‐ち【局地】🔗⭐🔉
きょく‐ち【局地】
限られた範囲の土地。一区域の地。
⇒きょくち‐きしょう【局地気象】
⇒きょくち‐せん【局地戦】
⇒きょくち‐せんそう【局地戦争】
⇒きょくち‐てき【局地的】
⇒きょくち‐ふう【局地風】
きょくち‐きしょう【局地気象】‥シヤウ🔗⭐🔉
きょくち‐きしょう【局地気象】‥シヤウ
①固有の地形などのために、特定の土地にしばしば現れる大気現象。
②その時の気圧配置などのために、狭い地域に一時的に強く現れる大気現象。局地的豪雨など。
⇒きょく‐ち【局地】
きょくち‐せん【局地戦】🔗⭐🔉
きょくち‐せん【局地戦】
一定の地区または地物を攻防する戦闘。
⇒きょく‐ち【局地】
きょくち‐せんそう【局地戦争】‥サウ🔗⭐🔉
きょくち‐せんそう【局地戦争】‥サウ
(→)限定戦争に同じ。
⇒きょく‐ち【局地】
きょくち‐てき【局地的】🔗⭐🔉
きょくち‐てき【局地的】
ある区域に限られているさま。「―な大雨」
⇒きょく‐ち【局地】
きょくち‐ふう【局地風】🔗⭐🔉
きょくち‐ふう【局地風】
ある限られた土地に吹く特有の風。そこの地形の特徴と特有の気圧配置とが組み合わされた時に強く現れる。羅臼だし風・六甲おろしなど、地名を付けて呼ぶことが多い。
⇒きょく‐ち【局地】
きょく‐ちょう【局長】‥チヤウ🔗⭐🔉
きょく‐ちょう【局長】‥チヤウ
①各省で次官の下にあって一つの局を管理統率する長。
②一般に、局の長。「郵便―」
きょく‐どめ【局留】🔗⭐🔉
きょく‐どめ【局留】
郵便物などを、差出人の指定した郵便局に留めておき、受取人が出向いて受けとる扱いのこと。
きょく‐ばん【局版】🔗⭐🔉
きょく‐ばん【局版】
煎茶席で、風炉の下に敷く陶器・金属・木製の台。
きょく‐ばん【局番】🔗⭐🔉
きょく‐ばん【局番】
各電話局につけられた呼出し番号。局番号。「市外―」
きょく‐ぶ【局部】🔗⭐🔉
きょくぶ‐てき【局部的】🔗⭐🔉
きょくぶ‐てき【局部的】
特定の一部分のみに関するさま。「―な痛み」
⇒きょく‐ぶ【局部】
きょくぶ‐はっしんき【局部発振器】🔗⭐🔉
きょくぶ‐はっしんき【局部発振器】
スーパー‐ヘテロダイン受信機の周波数変換部に用いる発振器。
⇒きょく‐ぶ【局部】
きょく‐ほう【局方】‥ハウ🔗⭐🔉
きょく‐ほう【局方】‥ハウ
日本薬局方の略。
きょく‐む【局務】🔗⭐🔉
きょく‐む【局務】
太政官の外記げきの上席の者。平安時代以後、中原・清原両氏の世襲。↔官務
きょく‐めん【局面】🔗⭐🔉
きょく‐めん【局面】
①碁盤または将棋盤の面。また、そこに展開されている勝負の形勢。
②事のなりゆき。当面している情勢。「困難な―を打開する」
きょく‐りょう【局量】‥リヤウ🔗⭐🔉
きょく‐りょう【局量】‥リヤウ
人を容れる度量。襟度きんど。
○局を結ぶきょくをむすぶ🔗⭐🔉
○局を結ぶきょくをむすぶ
ある事柄・場面を終わらせる。終局にする、また、終局になる。文章を結ぶ。人情本、春色梅美婦祢「梅暦より幾十巻か編数を重ねしを、這所ここに全く局を結べば」
⇒きょく【局】
ぎょ‐ぐん【魚群】
魚のむれ。
⇒ぎょぐん‐たんちき【魚群探知機】
ぎょぐん‐たんちき【魚群探知機】
魚群探索機の一種。超音波の反射から、魚の存否・種類・密度、海底の地形などを知る装置。底引網・巻網・マグロ延縄はえなわなどで用いる。魚探。→ソナー
⇒ぎょ‐ぐん【魚群】
きよ‐げ【清げ】
外見的に美しいさま。清潔で美しいさま。源氏物語若紫「―なるおとな二人ばかり」
きょ‐けい【居敬】
宋の程頤ていいの説。常に一を主として他にゆくことなく、敬つつしみを以て徳性を
養すること。窮理と並行する修養法として朱子学で重んぜられたが、王陽明に批判された。
⇒きょけい‐きゅうり【居敬窮理】
きょ‐けい【虚恵】
名目ばかりで実の伴わない恩恵。
ぎょ‐けい【魚形】
魚の形。魚に似た形。
⇒ぎょけい‐すいらい【魚形水雷】
ぎょ‐けい【御慶】
(ゴケイとも)
①およろこび。お祝い。
②特に、新年の祝詞。おめでとうございます。〈[季]新年〉
⇒ぎょけい‐ちょう【御慶帳】
きょけい‐きゅうり【居敬窮理】
[朱子語類9「学者の工夫、ただ居敬・窮理の二事にのみ在り」]内には慎んで徳を積み、外には物事の道理や法則を求めること。朱子学の中心課題の一つ。
⇒きょ‐けい【居敬】
ぎょけい‐すいらい【魚形水雷】
(→)魚雷ぎょらいに同じ。
⇒ぎょ‐けい【魚形】
ぎょけい‐ちょう【御慶帳】‥チヤウ
門口に置いて年賀の客の記名に備える帳面。礼帳。
⇒ぎょ‐けい【御慶】
きょ‐けつ【虚血】
急性の局所性貧血のうち、特にその程度が重く、流入血液量が極度に減少した状態。血管の結紮けっさつ・狭窄きょうさく、血栓などの場合に見られる。→貧血
きょ‐げつ【去月】
前の月。先月。
きょ‐げん【虚言】
他人をあざむく言葉。うそ。そらごと。虚語。きょごん。
⇒きょげん‐しょう【虚言症】
ぎょ‐けん【御剣】
剣の尊敬語。天子のつける剣。保元物語「鵜丸と云ふ―をぞ下されける」
⇒ぎょけん‐の‐やく【御剣の役】
ぎょ‐げんき【魚玄機】
晩唐の女性詩人。字は幼微・蕙蘭。長安(陝西省西安)の人。温庭筠らと詩を交換。侍女を殺害した罪で処刑された。森鴎外に小説「魚玄機」がある。(844頃〜868)
きょげん‐しょう【虚言症】‥シヤウ
過去の事実、自己の境遇などを空想的に潤色・変形し、自ら虚言と現実とを混同する病的な精神・心理状態。自己顕示的あるいはヒステリー的性格異常者に見られる。空想性虚言。
⇒きょ‐げん【虚言】
ぎょけん‐の‐やく【御剣の役】
行幸の時、昼御座ひのおましの剣を捧持する役。
⇒ぎょ‐けん【御剣】
きょ‐ご【虚語】
うそ。虚言。
ぎょ‐こ【漁戸】
漁夫の家。漁家。
きょ‐こう【巨熕】
大砲。大筒おおづつ。
きょ‐こう【挙行】‥カウ
儀式や行事などを行うこと。「式典を―する」
⇒きょこうち‐ほう【挙行地法】
きょ‐こう【虚耗】‥カウ
①すり減ってなくなること。からになること。
②体が衰弱すること。
きょ‐こう【虚構】
事実でないことを事実らしく仕組むこと。また、その仕組んだもの。作りごと。フィクション。「―の中の真実」
きょ‐こう【許衡】‥カウ
元初の儒者。字は仲平。号は魯斎。諡おくりなは文正。懐慶路河内(河南省沁陽)の人。元朝の教育行政の責任者(国子祭酒)となって、朱子学を普及させ、また、古詩において一家をなす。著「許文正公遺書」。(1209〜1281)
きょ‐こう【鉅公】
(「鉅」は大の意)
①天子の異称。巨公。
②その道にすぐれた人。大家。巨匠。
きょ‐ごう【倨傲】‥ガウ
おごりたかぶっていること。「―の輩」「―な態度」
ぎょ‐こう【魚膠】‥カウ
魚皮・鱗うろこ・骨・鰾うきぶくろなどを原料とした膠にかわ。接着剤、また製版用感光液とする。
ぎょ‐こう【御幸】‥カウ
天子が他へおでかけになること。みゆき。行幸。→御幸ごこう
ぎょ‐こう【御溝】
宮中の庭にある溝。みかわ。
ぎょ‐こう【漁港】‥カウ
漁業の根拠地となる港。出漁のための必要物資を供給し、漁獲物の陸揚げ・販売・輸送に関する設備、漁獲物の一部の加工・貯蔵施設を備えた港。
きょこうち‐ほう【挙行地法】‥カウ‥ハフ
行為地法の一種。婚姻挙行地の法律。国際私法上、婚姻の形式的成立要件の準拠法として認められる。
⇒きょ‐こう【挙行】
きょ‐こうへい【許広平】‥クワウ‥
(Xu Guangping)中国の女性運動家。広東番禺の人。魯迅の妻。両人の往復書翰集「両地書」は著名。革命後、全国婦女連合会副主席。著「暗い夜の記録」「魯迅回想録」など。(1898〜1968)
きょ‐こく【挙国】
(「国を挙あげて」の意)一国全体。国民全体。
⇒きょこく‐いっち【挙国一致】
きょこく‐いっち【挙国一致】
国民全体が一致して同じ態度をとること。「―内閣」
⇒きょ‐こく【挙国】
きょ‐こつ【距骨】
足根骨(跗骨ふこつ)の一つ。足の後内方のもっとも上位にあって下腿の骨との間に距腿関節をつくる。下方の踵骨しょうこつとともに体重を支える。
きょ‐こん【虚根】
方程式の解のうち、虚数のもの。虚数解。↔実根
きょ‐こん【許婚】
婚約をすること。また、その人。いいなずけ。
きょ‐こん【許渾】
晩唐の詩人。字は用晦、一説に仲晦。江蘇丹陽の人。山水詩・懐古詩に名作が多い。詩集「丁卯ていぼう集」。(791頃〜854頃)
きょ‐ごん【虚言】
⇒きょげん
きょ‐ざ【挙座】
その場にいる者みな。満座。
きょ‐ざ【踞座】
うずくまること。
ぎょ‐ざ【御座】
天子や貴人の座席。ござ。
きょ‐さい【去歳】
①去年。昨年。
②過ぎ去った年。往年。
きょ‐さい【巨細】
(コサイとも)
①大きいものとこまかいもの。細大。「―となく申し立てる」
②くわしいこと。委細。詳細。いちぶしじゅう。
きょ‐ざい【巨材】
①大きな材木。
②偉大な才能。偉材。
きょ‐ざい【巨財】
莫大ばくだいな財産。
きょさい‐とう【巨済島】‥タウ
⇒コジェド
ぎょ‐さく【御作】
①貴人の作ったもの。
②他人の作の尊敬語。
きょ‐さつ【巨刹】
大きな寺。
ぎょ‐さつ【御札】
書札(手紙)の尊敬語。
きよさと【清里】
山梨県北西部、八ヶ岳南東麓の高原地帯。北杜ほくと市に属する。高冷地野菜栽培が盛ん。避暑地として有名。
きよざわ【清沢】‥ザハ
(キヨサワとも)姓氏の一つ。
⇒きよさわ‐きよし【清沢洌】
⇒きよざわ‐まんし【清沢満之】
きよさわ‐きよし【清沢洌】‥サハ‥
ジャーナリスト。長野県生れ。アメリカ留学後、外交・政治評論で活躍。独善的な国家主義に反対し、国際協調を重視。著「日本外交史」「暗黒日記」など。(1890〜1945)
⇒きよざわ【清沢】
きよざわ‐まんし【清沢満之】‥ザハ‥
真宗大谷派の僧。名古屋の人。真宗大学学監。教団の革新運動を起こした。浩々洞を開き、精神主義を唱えて雑誌「精神界」を発刊。著「精神講話」「懺悔録」など。(1863〜1903)
⇒きよざわ【清沢】
ぎょさん【魚山】
①声明しょうみょうの起源地として伝説に残る地名。中国の山東省東阿県にある。魏の曹植がここで空中に梵天の音を聞き、その音律を模したのが声明の起源という。
②京都の大原付近をいう。この地の来迎院で僧良忍が声明を興したことによる。
③声明の譜本の意。「―蠆芥たいがい集」「―声明六巻帖」
きょ‐し【巨資】
巨額の資本。大資本。
きょ‐し【拒止】
こばみとどめること。防ぎとめること。
きょ‐し【挙子】
科挙に応ずる人。
きょ‐し【挙止】
立ち居ふるまい。挙動。「―進退」
きょ‐し【挙試】
律令時代の大学の学生で、出仕を求めるものに課する試験。合格者は太政官に送られ、式部省で省試を受ける。こし。→貢挙こうきょ
きょ‐し【虚士】
評判ばかりで実力がない人。虚名の士。
きょし【虚子】
⇒たかはまきょし(高浜虚子)。
⇒きょし‐き【虚子忌】
きょ‐し【鋸歯】
①のこぎりの歯。
②葉の縁がのこぎり歯のように細かく切れ込んだもの。
⇒きょし‐もん【鋸歯文】
きよ・し【清し・浄し】
〔形ク〕
⇒きよい
きょ‐じ【虚字】
漢文法で用いる語。
㋐実字・虚字に二分するとき、副詞・接続詞・助詞などをいう。
㋑実字・虚字・助字に三分するとき、動詞・形容詞をいう。
きょ‐じ【虚辞】
①真実でない言葉。そらごと。虚言。
②(→)虚字に同じ。
③〔言〕特定の構文において、実質的意味はもたないが、統語上または語調から挿入される単語。英語の形式主語としてのitや、フランス語の従属節中に単独で用いるneなど。
ぎょ‐し【魚肆】
魚類を商う店。さかなや。
ぎょ‐し【御史】
中国の官名。戦国時代は君側の侍臣であったが、秦の統一後は中央・地方で官吏を監察する任務を有した。
⇒ぎょし‐だい【御史台】
⇒ぎょし‐たいふ【御史大夫】
ぎょ‐し【御旨】
おぼしめし。みこころ。御趣意。
ぎょ‐し【漁史】
文人の雅号の下に添える語。「鴎外―」
ぎょ‐し【禦止】
ふせぎとどめること。
ぎょ‐じ【御璽】
天皇の印。大きさは方3寸、「天皇御璽」の4字を刻す。律令制では少納言が監して内印とも称した。現行のものは1874年(明治7)改刻の金印で、もと内大臣が保管して、詔書、親任官・認証官の官記、親授・勅授の位記に用いた。今は侍従職が保管、天皇の国事行為に伴い発せられる詔書・法律・政令・条約書、内閣総理大臣等の任命書などに用いる。玉璽。おおみしるし。→国璽
きょし‐き【虚子忌】
俳人高浜虚子の忌日。4月8日。生前、椿を愛したので椿寿忌ちんじゅきともいう。〈[季]春〉
⇒きょし【虚子】
きょ‐しき【挙式】
式、特に結婚式をあげること。「神前で―する」
ぎょし‐だい【御史台】
①後漢時代以降置かれた官吏監察官庁。明・清代は都察院となる。
②弾正台の唐名。
⇒ぎょ‐し【御史】
ぎょし‐たいふ【御史大夫】
①中国の官名。秦・漢時代、丞相・太尉と並んで三公の一つ。御史の筆頭で弾劾をつかさどった。隋・唐・元では御史台の長官。
②大納言の古称。
③弾正尹だんじょうのかみの唐名。
⇒ぎょ‐し【御史】
きょしちょう‐ざ【巨嘴鳥座】‥テウ‥
(Tucana ラテン)南天の星座。鳳凰座と鶴座の南に位置する。この星座の南部に小マゼラン雲がある。
きょ‐しつ【巨室】
①[孟子梁恵王]大きな家。
②[孟子離婁上]代々続いた重臣。勢力のある家柄。
③[荘子至楽]天地の異称。
きょ‐しつ【居室】
ふだんいるへや。居間いま。
きょ‐しつ【虚室】
①[陶淵明、園田の居に帰る詩]あきべや。
②[荘子人間世]わだかまりのない心。虚心。
きょ‐じつ【虚日】
何事もない日。ひまな日。
きょ‐じつ【虚実】
①無いことと有ること。空虚と充実。
②うそとまこと。「―相半ばする」
③防備の有無。種々の策略を用いること。「―を尽くして戦う」→虚々実々。
④漢方で、虚証と実証。
⇒きょじつ‐ひまく【虚実皮膜】
きょじつ‐ひまく【虚実皮膜】
(近松門左衛門の語。「難波土産」に見える。「皮膜」はヒニクとも読む)芸は実と虚との皮膜の間にあるということ。事実と虚構との中間に芸術の真実があるとする論。
⇒きょ‐じつ【虚実】
きょし‐てき【巨視的】
(macroscopic)
①人間の感覚で直接に識別し得る程度の大きさの対象についていう語。肉眼的。
②社会現象など、全体を大きくつかんで見るさま。↔微視的。
⇒きょしてき‐ぶんせき【巨視的分析】
きょしてき‐ぶんせき【巨視的分析】
(→)マクロ分析に同じ。
⇒きょし‐てき【巨視的】
ぎょし‐な・る【御寝なる】
〔自四〕
「ぎょしんなる」の転。お寝やすみになる。
きょし‐もん【鋸歯文】
のこぎりの歯の形をした文様。
⇒きょ‐し【鋸歯】
ぎょ‐しゃ【御者・馭者】
①馬を取り扱う人。
②馬車の前に乗って、馬をあやつり走らせる人。
③俗に、自動車の運転手。夏目漱石、彼岸過迄「大きな自働車が―を乗せた儘待つてゐた」
⇒ぎょしゃ‐ざ【馭者座】
⇒ぎょしゃ‐だい【御者台】
ぎょ‐しゃ【漁舎】
漁夫の住みか。漁家。
ぎょ‐しゃ【漁者】
漁夫。りょうし。
きょ‐じゃく【虚弱】
体力がなく、弱いこと。また、勢いが弱いこと。ひよわなさま。「―体質」
⇒きょじゃく‐じ【虚弱児】
きょじゃく‐じ【虚弱児】
特に病気や異常はないが、体が弱く、病気にかかりやすい子供。
⇒きょ‐じゃく【虚弱】
ぎょしゃ‐ざ【馭者座】
(Auriga ラテン)北天の星座。オリオン座の北方にあり、一部は天の川と重なっている。厳冬の夕刻に天頂にある。
馭者座
⇒ぎょ‐しゃ【御者・馭者】
ぎょし‐やす・い【御し易い】
〔形〕
思い通りにしやすい。扱いやすい。「―・い相手」「―・い性格」
ぎょしゃ‐だい【御者台】
馬車前面の御者が乗る台。
⇒ぎょ‐しゃ【御者・馭者】
きょ‐しゅ【挙手】
手をあげること。「採決は―でする」
⇒きょしゅ‐ちゅうもく‐の‐れい【挙手注目の礼】
きょ‐じゅ【巨儒】
すぐれた儒者。大学者。大儒。
きょ‐じゅ【巨樹】
大きな立木。大木。
きょ‐しゅう【去秋】‥シウ
去年の秋。昨秋。
きょ‐しゅう【去就】‥シウ
離れ去ることとつき従うこと。また、事に際してどう身を処するかという態度。進退。「―を決する」
きょ‐しゅう【虚舟】‥シウ
人の乗っていない小舟。からぶね。
きょ‐しゅう【醵集】‥シフ
金品を出しあい、よせ集めること。
きょ‐じゅう【居住】‥ヂユウ
住むこと。すまい。「都市に―する」「―者」
⇒きょじゅう‐いてん‐の‐じゆう【居住移転の自由】
⇒きょじゅう‐けん【居住権】
⇒きょじゅう‐せい【居住性】
⇒きょじゅう‐ち【居住地】
きょ‐じゅう【据銃】
射撃の時、目標をねらうために銃床を肩につけて銃を構えること。
ぎょ‐しゅう【漁舟】‥シウ
魚や貝などをとる舟。いさりぶね。漁船。
きょじゅう‐いてん‐の‐じゆう【居住移転の自由】‥ヂユウ‥イウ
〔法〕どこに住み、どこに移転するのも自由ということ。憲法上の基本的人権の一つとして日本国憲法第22条で保障。
→参照条文:日本国憲法第22条
⇒きょ‐じゅう【居住】
ぎょじゅうがいげん【馭戎慨言】
国学書。本居宣長著。2巻。1778年(安永7)成る。儒学者の中国崇拝を批判し、古道説を述べる。からおさめのうれたみごと。
きょじゅう‐けん【居住権】‥ヂユウ‥
〔法〕建物の所有者や賃借人の死亡後も、その相続人でない同居者が引続きその建物に居住しうる権利。借地借家法(36条)で例外的に認められている以外、一般的に居住権を認める法規はない。
⇒きょ‐じゅう【居住】
きょじゅう‐せい【居住性】‥ヂユウ‥
住宅や乗物など、人間がその内部に比較的長時間とどまる場所の住みごこちや居ごこち。
⇒きょ‐じゅう【居住】
きょじゅう‐ち【居住地】‥ヂユウ‥
①居所および住所の併称。
②人が現在生活している場所。
⇒きょ‐じゅう【居住】
きょ‐しゅく【虚宿】
〔天〕二十八宿の一つ。北方の宿しゅく。虚。とみてぼし。
きょしゅ‐ちゅうもく‐の‐れい【挙手注目の礼】
右手を額の横に挙げ、眼を相手の眼に注いでする敬礼。挙手の礼。
⇒きょ‐しゅ【挙手】
きょ‐しゅつ【醵出・拠出】
ある目的のために金品を出しあうこと。「基金の一部を―する」
ぎょ‐しゅつ【御出】
貴人の外出。おでまし。
きょ‐しゅん【去春】
去年の春。昨春。
きょ‐しょ【居所】
①いどころ。すみか。徒然草「―をかざらず」。「―を定める」
②〔法〕生活の本拠ではないが、人がある程度継続して滞在している場所。
きょ‐しょ【居諸】
[詩経邶風、栢舟]日居月諸の略。「居」「諸」は助字。日月をいう。光陰。三教指帰「―矢の如くして」
きょ‐しょう【去声】‥シヤウ
漢字の四声しせいの一つ。仄声そくせいに属する。現代中国語の第四声にあたり、北京では高降りの音調に発音する。きょせい。
きょ‐しょう【巨匠】‥シヤウ
ある専門分野、特に芸術方面で、その道に傑出した人。大家。「画壇の―」
きょ‐しょう【巨商】‥シヤウ
大商人。大賈たいこ。
きょ‐しょう【巨晶】‥シヤウ
火成岩や変成岩で、まわりの基質よりもはるかに大きな結晶や粒子。
きょ‐しょう【巨鐘】
大きなつりがね。
きょ‐しょう【挙証】
証拠をあげ示すこと。立証。
⇒きょしょう‐せきにん【挙証責任】
きょ‐しょう【挙踵】
①足をつまだてること。
②足をつまだて伸び上がって人を待ち望むこと。
きょ‐しょう【虚証】
漢方で、病因と闘う生体反応が弱々しい状態。↔実証
きょしょう【許昌】‥シヤウ
(Xuchang)中国河南省中部の都市。三国時代の魏の都の一つ。明・清時代は許州と呼ばれた。京広鉄道に沿う交通の要衝で、タバコ加工業が盛ん。人口37万3千(2000)。
きょ‐しょう【裾礁】‥セウ
大洋島または大陸の周縁に発達する珊瑚礁さんごしょう。
きょ‐じょう【居城】‥ジヤウ
領主が、ふだんそこに住んでいる城。
きょ‐じょう【居常】‥ジヤウ
平常。ふだん。日頃。
きょ‐じょう【挙状】‥ジヤウ
(コジョウとも)
①推薦の書状。吹挙すいきょ状。
②鎌倉・室町時代、訴訟しようとする身分の低い者に、所属の長の与えた添書。
きょ‐じょう【挙場】‥ヂヤウ
①中国で、科挙の試験場。
②その場所にいるものすべて。満場。挙座。
きょ‐じょう【許状】‥ジヤウ
①(→)免許状に同じ。
②(→)赦免状に同じ。
ぎょ‐しょう【魚醤】‥シヤウ
(→)「うおじょうゆ」に同じ。
ぎょ‐しょう【漁樵】‥セウ
漁夫と樵夫きこり。また、漁業と樵夫の業。
ぎょ‐しょう【魚礁】‥セウ
海底の隆起部で、水深が浅く、漁場として利用される場所。海水の循環が活発で、栄養塩類に富み、太陽光線も届くので、魚類が集まる。→人工魚礁
ぎょ‐じょう【漁場】‥ヂヤウ
①漁業をするのに適した場所。
②漁区。
⇒ぎょじょう‐ひょうしき【漁場標識】
きょしょう‐じっし【虚掌実指】‥シヤウ‥
書道で、掌てのひらを広くして指先に力を入れて筆管を持つこと。
きょしょう‐せきにん【挙証責任】
〔法〕訴訟上、ある事実の存否が確定されない場合、そのことによって一方の当事者が受ける不利益な負担をいう。民事訴訟では事項により原告と被告とに分配され、刑事訴訟では原則として検察官が負う。証明責任。立証責任。
⇒きょ‐しょう【挙証】
きょ‐しょうてん【虚焦点】‥セウ‥
〔理〕主軸に平行な平行光線が凸面鏡・凹レンズなどによって発散させられる時に、発散光線はあたかもある1点から出たような方向をとる。この点を虚焦点という。
ぎょじょう‐ひょうしき【漁場標識】‥ヂヤウヘウ‥
漁場の位置・区域・方位などを示すために設ける目標。
⇒ぎょ‐じょう【漁場】
きょ‐しょく【炬燭】
たいまつ。炬火。
きょ‐しょく【虚飾】
外見ばかりを飾ること。みえ。「―に満ちた生活」
ぎょ‐しょく【漁色】
だれかれの区別なく女をあさり求め、もてあそぶこと。
きょしょく‐しょう【拒食症】‥シヤウ
食事を拒む病的な状態。思春期の女性に好発する神経性無食欲症(思春期やせ症)は極度の不食と高度のやせを主な徴候とし、強い肥満嫌悪がある。器質性疾患はない。
きょ‐しん【虚心】
心に何のわだかまりもないこと。先入観を持たないで、すなおな心でいること。「忠告を―に聞く」
⇒きょしん‐たんかい【虚心坦懐】
⇒きょしん‐へいき【虚心平気】
きょ‐しん【許慎】
後漢の学者。字は叔重。幼時から経籍を学び、五経の意義を究明。その撰の字書「説文せつもん解字」は中国文字学の最も基本的な書。(30?〜124?)
きょ‐じん【巨人】
①なみはずれて身体の大きな人。巨大な人物。ジャイアント。
②品性・才学の偉大な人。
⇒きょじん‐しょう【巨人症】
きょ‐じん【挙人】
①中国の明・清時代、科挙の郷試に合格し、進士の試験に応ずる資格を得た者。その資格は終身保持。→甲科→郷試。
②⇒こじん
ぎょ‐しん【魚信】
釣で、魚が餌に触れたことが、竿や糸に伝わること。また、浮子うきに現れること。あたり。
ぎょ‐しん【御寝】
貴人が寝ることの尊敬語。おやすみ。ぎょし。平家物語4「さんぬる夜、―のならざりしゆゑなり」
⇒ぎょしん‐どころ【御寝所】
⇒ぎょしん‐な・る【御寝なる】
ぎょ‐じん【圉人】
中国、周時代の馬を飼う役人の名称。転じて、馬飼い。
ぎょ‐じん【馭人】
馬をあつかう人。馭者。
ぎょ‐じん【漁人】
漁師。漁者。天草本伊曾保物語「ある―網をひくに」
きょじん‐しょう【巨人症】‥シヤウ
常人にくらべて体が著しく大きい状態。多くは成長期における成長ホルモンの分泌過剰による。
⇒きょ‐じん【巨人】
きょしん‐たんかい【虚心坦懐】‥クワイ
心に何のわだかまりもなく、さっぱりして平らな心。また、そうした心で物事に臨むさま。虚心平気。
⇒きょ‐しん【虚心】
ぎょしん‐どころ【御寝所】
おやすみになる所。ぎょしんじょ。
⇒ぎょ‐しん【御寝】
ぎょしん‐な・る【御寝なる】
〔自四〕
おやすみになる。ぎょしなる。徒然草「白河院は北首に―・りけり」
⇒ぎょ‐しん【御寝】
きょしん‐へいき【虚心平気】
(→)虚心坦懐に同じ。
⇒きょ‐しん【虚心】
きょ・す【居す】
〔自サ変〕
①住む。居る。
②位につく。その地位にある。太平記12「幕府の上将に―・し」
きょ・す【挙す】
〔他サ変〕
人を推挙して、上の地位にあげる。平家物語3「御弟子覚成僧都、法印に―・せらる」
きょ・す【虚す】
〔自サ変〕
からになる。精力がなくなる。浮世草子、風流曲三味線「若い時から渡世の事に気を尽して、いま心―・してあの如くなられしものならん」
きょ・す【踞す】
〔自サ変〕
すわる。腰をかける。
きょ・す【醵す】
〔他サ変〕
金品を出しあう。
きよす【清須・清洲】
愛知県北西部の市。名古屋市の住宅衛星都市。岐阜入城以前の織田信長の根拠地。人口5万5千。
▷行政上の市名は「清須市」と書く。
き‐よ・す【来寄す】
〔自下二〕
寄せて来る。万葉集7「住吉の奥つ白浪風吹けば―・する浜をみれば清しも」
ぎょ・す【御す】
[一]〔他五〕
「御する」(他サ変)に同じ。
[二]〔自他サ変〕
⇒ぎょする(サ変)
ぎょ・す【漁す】
〔他サ変〕
①魚介ぎょかいをとる。すなどる。
②あさる。さがしあるく。
きょ‐すい【渠帥】
賊などのかしら。頭目。巨魁きょかい。
ぎょ‐すい【魚水】
魚と水。親密な間柄にいう。水魚。
きょ‐すう【虚数】
〔数〕i(虚数単位)をi2=−1により定義し、これをも数と考え、bを実数とする時、実数bとiとの積biと実数aとの和a+biを複素数といい、実数でない複素数を虚数という。また、biの形の虚数を純虚数という。↔実数。
⇒きょすう‐たんい【虚数単位】
きょすう‐たんい【虚数単位】‥ヰ
i2=−1によって定義されるiのこと。
⇒きょ‐すう【虚数】
キヨスク【kiosk】
⇒キオスク
きよすみ‐でら【清澄寺】
⇒せいちょうじ
きよすみ‐やま【清澄山】
千葉県南部、鴨川市東部の山。房総三山の一つ。安房・上総の境をなす房総丘陵の東部にある。山上に清澄寺がある。標高377メートル。
きよ‐ずり【清刷】
活版・凸版の原版から良質の紙またはフィルムにきれいに刷ること。また、その刷ったもの。オフセット・グラビア製版の版下に用いる。
きよ‐ずり【清剃り】
ひととおり剃った上をさらに丁寧に剃ること。きよぞり。浮世風呂2「もう―だからそろそろとおさすりばかり」
ぎょ・する【御する】
[文]御す(サ変)
[一]〔自サ変〕
①出御する。
②お側にいる。はべる。
[二]〔他サ変〕
①(「馭する」とも書く)馬をたくみにあつかう。
②人を自分の意志通りに動かす。統御する。「―・しがたい乱暴者」
③統治する。
④(天子が)おつかいになる。
き‐よせ【木寄せ】
伐採した木を搬出場所に集めること。
き‐よせ【季寄】
「四季の詞ことば寄せ」の略。俳諧の季語を集め、例句を掲げた書。俳諧歳時記。
きよせ【清瀬】
東京都北部、武蔵野台地にある市。昭和初期より病院・療養所が数多く開設される。近年住宅地化が進行。人口7万4千。
きょ‐せい【去声】
⇒きょしょう
きょ‐せい【去勢】
①動物の、殊に雄性の性巣を除去、または働かなくすること。未成熟のうちにこれを行うと、第二次性徴が発現しない。畜産では、性質をおとなしくし、上質の肉を得るようにするために行われる。
②比喩的に、抵抗・反対などの気力を奪ってしまうこと。「―された現代人」
きょ‐せい【巨星】
①恒星中で半径・光度の大きい星。アルクトゥールス・カペラの類。↔矮星わいせい。→ヘルツシュプルング‐ラッセル図(図)。
②偉大な人物をたとえていう語。「―墜つ」
きょ‐せい【挙世】
世間の人残らず。世の中じゅう。
きょ‐せい【虚声】
うその評判。根のないうわさ。
きょ‐せい【虚勢】
うわべばかりの威勢。からいばり。「―を張る」
きょ‐せい【虚静】
心にわだかまりなく、静かにおちついていること。
きょ‐せい【距星】
二十八宿の各宿の初点をあらわす星。
きょ‐ぜい【挙税】
⇒こぜい
ぎょ‐せい【御製】
天皇の作った詩文・和歌。古くは、他の皇族の場合にもいった。おおみうた。平家物語灌頂「女院の―とおぼしくて」
きょ‐せき【巨石】
大きな石。
⇒きょせき‐きねんぶつ【巨石記念物】
きょせき‐きねんぶつ【巨石記念物】
ドルメン・メンヒル・ストーン‐サークルなど大きな石を使った遺構の総称。この種の遺構をもつ文化を総称して巨石文化と呼ぶことがある。
⇒きょ‐せき【巨石】
きょ‐せつ【虚説】
根のないうわさ。浮説。↔実説
きょ‐せつ【鋸屑】
①のこぎりくず。おがくず。
②よどみなく論説するさまのたとえ。
きょ‐ぜつ【拒絶】
防ぎこばむこと。ことわって受けつけないこと。拒否。「勧告を―する」
⇒きょぜつ‐しょう【拒絶症】
⇒きょぜつ‐しょうしょ【拒絶証書】
⇒きょぜつ‐はんのう【拒絶反応】
きょぜつ‐しょう【拒絶症】‥シヤウ
あらゆることを拒否し、反対の行動を示す症状。統合失調症に見られる。
⇒きょ‐ぜつ【拒絶】
きょぜつ‐しょうしょ【拒絶証書】
手形・小切手所持人が、支払または引受を拒絶された場合に、その事実を証明し、手形・小切手上の遡求そきゅう権を保全するために、公証人または執行官に請求して作成させる公正証書。
⇒きょ‐ぜつ【拒絶】
きょぜつ‐はんのう【拒絶反応】‥オウ
①生体に異種または他の個体の組織あるいは臓器を移植した時、免疫反応によってその定着が妨げられ排除される現象。拒否反応。→移植免疫。
②はっきりした理由を示せないまま、物事を強く厭い、受けつけないこと。「数式には―がある」
⇒きょ‐ぜつ【拒絶】
きょ‐せん【巨船】
大きな船。
きょ‐せん【拒戦】
ふせぎ戦うこと。
きょ‐ぜん【居然】
①すわって動かないさま。居ながら。そのまま。「―たる姿」
②なすこともないさま。つれづれ。「―として時を過ごす」
③安んずるさま。
きょ‐ぜん【遽然】
にわかなさま。あわてるさま。
ぎょ‐せん【御撰】
天子の編集した書物。
ぎょ‐せん【御選】
天子が選定すること。また、選定したもの。
ぎょ‐せん【漁船】
魚介類・海藻などを捕獲採集する船。すなどりぶね。漁舟。
きょ‐そ【挙措】
立ち居ふるまい。挙止。「端正な―」
⇒挙措を失う
きょ‐そう【距爪】‥サウ
(→)蹴爪けづめに同じ。
きょ‐ぞう【虚像】‥ザウ
①〔理〕(virtual image)物体から出た光線がレンズ・鏡などによって発散させられ、その発散光線があたかも或る一つの像から出ているように見える時、この像を初めの物体の虚像という。
②比喩的に、人や物事の、実態とは異なるイメージ。「マスコミによって作られた―」
↔実像
ぎょ‐そう【魚倉】‥サウ
漁獲物を収納・保存する漁船内の施設。冷凍・冷蔵機能を備えるものもある。
ぎょ‐そう【魚巣】‥サウ
コイ・フナ・金魚などを池の中に養い、産卵時期に採卵を行い、その卵を孵化ふかさせるために用いる用具。金魚藻・棕梠皮しゅろがわ・藁わら・柳の根などを用いる。
キヨソーネ【Edoardo Chiossone】
イタリアの版画家。1875年(明治8)来日。大蔵省紙幣寮で日本の印刷技術の進歩に貢献したほか、日本美術を故国に紹介、「西郷隆盛像」など貴顕の肖像を多く遺した。日本で没。(1832〜1898)
きょ‐ぞく【巨賊】
手下の多い盗賊。大悪事をはたらく賊。巨盗。
きょ‐ぞく【挙族】
一族のこらず。一門全体。
ぎょ‐ぞく【魚族】
魚の種族。魚類。
きよ‐ぞり【清剃り】
(→)「きよずり」に同じ。
養すること。窮理と並行する修養法として朱子学で重んぜられたが、王陽明に批判された。
⇒きょけい‐きゅうり【居敬窮理】
きょ‐けい【虚恵】
名目ばかりで実の伴わない恩恵。
ぎょ‐けい【魚形】
魚の形。魚に似た形。
⇒ぎょけい‐すいらい【魚形水雷】
ぎょ‐けい【御慶】
(ゴケイとも)
①およろこび。お祝い。
②特に、新年の祝詞。おめでとうございます。〈[季]新年〉
⇒ぎょけい‐ちょう【御慶帳】
きょけい‐きゅうり【居敬窮理】
[朱子語類9「学者の工夫、ただ居敬・窮理の二事にのみ在り」]内には慎んで徳を積み、外には物事の道理や法則を求めること。朱子学の中心課題の一つ。
⇒きょ‐けい【居敬】
ぎょけい‐すいらい【魚形水雷】
(→)魚雷ぎょらいに同じ。
⇒ぎょ‐けい【魚形】
ぎょけい‐ちょう【御慶帳】‥チヤウ
門口に置いて年賀の客の記名に備える帳面。礼帳。
⇒ぎょ‐けい【御慶】
きょ‐けつ【虚血】
急性の局所性貧血のうち、特にその程度が重く、流入血液量が極度に減少した状態。血管の結紮けっさつ・狭窄きょうさく、血栓などの場合に見られる。→貧血
きょ‐げつ【去月】
前の月。先月。
きょ‐げん【虚言】
他人をあざむく言葉。うそ。そらごと。虚語。きょごん。
⇒きょげん‐しょう【虚言症】
ぎょ‐けん【御剣】
剣の尊敬語。天子のつける剣。保元物語「鵜丸と云ふ―をぞ下されける」
⇒ぎょけん‐の‐やく【御剣の役】
ぎょ‐げんき【魚玄機】
晩唐の女性詩人。字は幼微・蕙蘭。長安(陝西省西安)の人。温庭筠らと詩を交換。侍女を殺害した罪で処刑された。森鴎外に小説「魚玄機」がある。(844頃〜868)
きょげん‐しょう【虚言症】‥シヤウ
過去の事実、自己の境遇などを空想的に潤色・変形し、自ら虚言と現実とを混同する病的な精神・心理状態。自己顕示的あるいはヒステリー的性格異常者に見られる。空想性虚言。
⇒きょ‐げん【虚言】
ぎょけん‐の‐やく【御剣の役】
行幸の時、昼御座ひのおましの剣を捧持する役。
⇒ぎょ‐けん【御剣】
きょ‐ご【虚語】
うそ。虚言。
ぎょ‐こ【漁戸】
漁夫の家。漁家。
きょ‐こう【巨熕】
大砲。大筒おおづつ。
きょ‐こう【挙行】‥カウ
儀式や行事などを行うこと。「式典を―する」
⇒きょこうち‐ほう【挙行地法】
きょ‐こう【虚耗】‥カウ
①すり減ってなくなること。からになること。
②体が衰弱すること。
きょ‐こう【虚構】
事実でないことを事実らしく仕組むこと。また、その仕組んだもの。作りごと。フィクション。「―の中の真実」
きょ‐こう【許衡】‥カウ
元初の儒者。字は仲平。号は魯斎。諡おくりなは文正。懐慶路河内(河南省沁陽)の人。元朝の教育行政の責任者(国子祭酒)となって、朱子学を普及させ、また、古詩において一家をなす。著「許文正公遺書」。(1209〜1281)
きょ‐こう【鉅公】
(「鉅」は大の意)
①天子の異称。巨公。
②その道にすぐれた人。大家。巨匠。
きょ‐ごう【倨傲】‥ガウ
おごりたかぶっていること。「―の輩」「―な態度」
ぎょ‐こう【魚膠】‥カウ
魚皮・鱗うろこ・骨・鰾うきぶくろなどを原料とした膠にかわ。接着剤、また製版用感光液とする。
ぎょ‐こう【御幸】‥カウ
天子が他へおでかけになること。みゆき。行幸。→御幸ごこう
ぎょ‐こう【御溝】
宮中の庭にある溝。みかわ。
ぎょ‐こう【漁港】‥カウ
漁業の根拠地となる港。出漁のための必要物資を供給し、漁獲物の陸揚げ・販売・輸送に関する設備、漁獲物の一部の加工・貯蔵施設を備えた港。
きょこうち‐ほう【挙行地法】‥カウ‥ハフ
行為地法の一種。婚姻挙行地の法律。国際私法上、婚姻の形式的成立要件の準拠法として認められる。
⇒きょ‐こう【挙行】
きょ‐こうへい【許広平】‥クワウ‥
(Xu Guangping)中国の女性運動家。広東番禺の人。魯迅の妻。両人の往復書翰集「両地書」は著名。革命後、全国婦女連合会副主席。著「暗い夜の記録」「魯迅回想録」など。(1898〜1968)
きょ‐こく【挙国】
(「国を挙あげて」の意)一国全体。国民全体。
⇒きょこく‐いっち【挙国一致】
きょこく‐いっち【挙国一致】
国民全体が一致して同じ態度をとること。「―内閣」
⇒きょ‐こく【挙国】
きょ‐こつ【距骨】
足根骨(跗骨ふこつ)の一つ。足の後内方のもっとも上位にあって下腿の骨との間に距腿関節をつくる。下方の踵骨しょうこつとともに体重を支える。
きょ‐こん【虚根】
方程式の解のうち、虚数のもの。虚数解。↔実根
きょ‐こん【許婚】
婚約をすること。また、その人。いいなずけ。
きょ‐こん【許渾】
晩唐の詩人。字は用晦、一説に仲晦。江蘇丹陽の人。山水詩・懐古詩に名作が多い。詩集「丁卯ていぼう集」。(791頃〜854頃)
きょ‐ごん【虚言】
⇒きょげん
きょ‐ざ【挙座】
その場にいる者みな。満座。
きょ‐ざ【踞座】
うずくまること。
ぎょ‐ざ【御座】
天子や貴人の座席。ござ。
きょ‐さい【去歳】
①去年。昨年。
②過ぎ去った年。往年。
きょ‐さい【巨細】
(コサイとも)
①大きいものとこまかいもの。細大。「―となく申し立てる」
②くわしいこと。委細。詳細。いちぶしじゅう。
きょ‐ざい【巨材】
①大きな材木。
②偉大な才能。偉材。
きょ‐ざい【巨財】
莫大ばくだいな財産。
きょさい‐とう【巨済島】‥タウ
⇒コジェド
ぎょ‐さく【御作】
①貴人の作ったもの。
②他人の作の尊敬語。
きょ‐さつ【巨刹】
大きな寺。
ぎょ‐さつ【御札】
書札(手紙)の尊敬語。
きよさと【清里】
山梨県北西部、八ヶ岳南東麓の高原地帯。北杜ほくと市に属する。高冷地野菜栽培が盛ん。避暑地として有名。
きよざわ【清沢】‥ザハ
(キヨサワとも)姓氏の一つ。
⇒きよさわ‐きよし【清沢洌】
⇒きよざわ‐まんし【清沢満之】
きよさわ‐きよし【清沢洌】‥サハ‥
ジャーナリスト。長野県生れ。アメリカ留学後、外交・政治評論で活躍。独善的な国家主義に反対し、国際協調を重視。著「日本外交史」「暗黒日記」など。(1890〜1945)
⇒きよざわ【清沢】
きよざわ‐まんし【清沢満之】‥ザハ‥
真宗大谷派の僧。名古屋の人。真宗大学学監。教団の革新運動を起こした。浩々洞を開き、精神主義を唱えて雑誌「精神界」を発刊。著「精神講話」「懺悔録」など。(1863〜1903)
⇒きよざわ【清沢】
ぎょさん【魚山】
①声明しょうみょうの起源地として伝説に残る地名。中国の山東省東阿県にある。魏の曹植がここで空中に梵天の音を聞き、その音律を模したのが声明の起源という。
②京都の大原付近をいう。この地の来迎院で僧良忍が声明を興したことによる。
③声明の譜本の意。「―蠆芥たいがい集」「―声明六巻帖」
きょ‐し【巨資】
巨額の資本。大資本。
きょ‐し【拒止】
こばみとどめること。防ぎとめること。
きょ‐し【挙子】
科挙に応ずる人。
きょ‐し【挙止】
立ち居ふるまい。挙動。「―進退」
きょ‐し【挙試】
律令時代の大学の学生で、出仕を求めるものに課する試験。合格者は太政官に送られ、式部省で省試を受ける。こし。→貢挙こうきょ
きょ‐し【虚士】
評判ばかりで実力がない人。虚名の士。
きょし【虚子】
⇒たかはまきょし(高浜虚子)。
⇒きょし‐き【虚子忌】
きょ‐し【鋸歯】
①のこぎりの歯。
②葉の縁がのこぎり歯のように細かく切れ込んだもの。
⇒きょし‐もん【鋸歯文】
きよ・し【清し・浄し】
〔形ク〕
⇒きよい
きょ‐じ【虚字】
漢文法で用いる語。
㋐実字・虚字に二分するとき、副詞・接続詞・助詞などをいう。
㋑実字・虚字・助字に三分するとき、動詞・形容詞をいう。
きょ‐じ【虚辞】
①真実でない言葉。そらごと。虚言。
②(→)虚字に同じ。
③〔言〕特定の構文において、実質的意味はもたないが、統語上または語調から挿入される単語。英語の形式主語としてのitや、フランス語の従属節中に単独で用いるneなど。
ぎょ‐し【魚肆】
魚類を商う店。さかなや。
ぎょ‐し【御史】
中国の官名。戦国時代は君側の侍臣であったが、秦の統一後は中央・地方で官吏を監察する任務を有した。
⇒ぎょし‐だい【御史台】
⇒ぎょし‐たいふ【御史大夫】
ぎょ‐し【御旨】
おぼしめし。みこころ。御趣意。
ぎょ‐し【漁史】
文人の雅号の下に添える語。「鴎外―」
ぎょ‐し【禦止】
ふせぎとどめること。
ぎょ‐じ【御璽】
天皇の印。大きさは方3寸、「天皇御璽」の4字を刻す。律令制では少納言が監して内印とも称した。現行のものは1874年(明治7)改刻の金印で、もと内大臣が保管して、詔書、親任官・認証官の官記、親授・勅授の位記に用いた。今は侍従職が保管、天皇の国事行為に伴い発せられる詔書・法律・政令・条約書、内閣総理大臣等の任命書などに用いる。玉璽。おおみしるし。→国璽
きょし‐き【虚子忌】
俳人高浜虚子の忌日。4月8日。生前、椿を愛したので椿寿忌ちんじゅきともいう。〈[季]春〉
⇒きょし【虚子】
きょ‐しき【挙式】
式、特に結婚式をあげること。「神前で―する」
ぎょし‐だい【御史台】
①後漢時代以降置かれた官吏監察官庁。明・清代は都察院となる。
②弾正台の唐名。
⇒ぎょ‐し【御史】
ぎょし‐たいふ【御史大夫】
①中国の官名。秦・漢時代、丞相・太尉と並んで三公の一つ。御史の筆頭で弾劾をつかさどった。隋・唐・元では御史台の長官。
②大納言の古称。
③弾正尹だんじょうのかみの唐名。
⇒ぎょ‐し【御史】
きょしちょう‐ざ【巨嘴鳥座】‥テウ‥
(Tucana ラテン)南天の星座。鳳凰座と鶴座の南に位置する。この星座の南部に小マゼラン雲がある。
きょ‐しつ【巨室】
①[孟子梁恵王]大きな家。
②[孟子離婁上]代々続いた重臣。勢力のある家柄。
③[荘子至楽]天地の異称。
きょ‐しつ【居室】
ふだんいるへや。居間いま。
きょ‐しつ【虚室】
①[陶淵明、園田の居に帰る詩]あきべや。
②[荘子人間世]わだかまりのない心。虚心。
きょ‐じつ【虚日】
何事もない日。ひまな日。
きょ‐じつ【虚実】
①無いことと有ること。空虚と充実。
②うそとまこと。「―相半ばする」
③防備の有無。種々の策略を用いること。「―を尽くして戦う」→虚々実々。
④漢方で、虚証と実証。
⇒きょじつ‐ひまく【虚実皮膜】
きょじつ‐ひまく【虚実皮膜】
(近松門左衛門の語。「難波土産」に見える。「皮膜」はヒニクとも読む)芸は実と虚との皮膜の間にあるということ。事実と虚構との中間に芸術の真実があるとする論。
⇒きょ‐じつ【虚実】
きょし‐てき【巨視的】
(macroscopic)
①人間の感覚で直接に識別し得る程度の大きさの対象についていう語。肉眼的。
②社会現象など、全体を大きくつかんで見るさま。↔微視的。
⇒きょしてき‐ぶんせき【巨視的分析】
きょしてき‐ぶんせき【巨視的分析】
(→)マクロ分析に同じ。
⇒きょし‐てき【巨視的】
ぎょし‐な・る【御寝なる】
〔自四〕
「ぎょしんなる」の転。お寝やすみになる。
きょし‐もん【鋸歯文】
のこぎりの歯の形をした文様。
⇒きょ‐し【鋸歯】
ぎょ‐しゃ【御者・馭者】
①馬を取り扱う人。
②馬車の前に乗って、馬をあやつり走らせる人。
③俗に、自動車の運転手。夏目漱石、彼岸過迄「大きな自働車が―を乗せた儘待つてゐた」
⇒ぎょしゃ‐ざ【馭者座】
⇒ぎょしゃ‐だい【御者台】
ぎょ‐しゃ【漁舎】
漁夫の住みか。漁家。
ぎょ‐しゃ【漁者】
漁夫。りょうし。
きょ‐じゃく【虚弱】
体力がなく、弱いこと。また、勢いが弱いこと。ひよわなさま。「―体質」
⇒きょじゃく‐じ【虚弱児】
きょじゃく‐じ【虚弱児】
特に病気や異常はないが、体が弱く、病気にかかりやすい子供。
⇒きょ‐じゃく【虚弱】
ぎょしゃ‐ざ【馭者座】
(Auriga ラテン)北天の星座。オリオン座の北方にあり、一部は天の川と重なっている。厳冬の夕刻に天頂にある。
馭者座
⇒ぎょ‐しゃ【御者・馭者】
ぎょし‐やす・い【御し易い】
〔形〕
思い通りにしやすい。扱いやすい。「―・い相手」「―・い性格」
ぎょしゃ‐だい【御者台】
馬車前面の御者が乗る台。
⇒ぎょ‐しゃ【御者・馭者】
きょ‐しゅ【挙手】
手をあげること。「採決は―でする」
⇒きょしゅ‐ちゅうもく‐の‐れい【挙手注目の礼】
きょ‐じゅ【巨儒】
すぐれた儒者。大学者。大儒。
きょ‐じゅ【巨樹】
大きな立木。大木。
きょ‐しゅう【去秋】‥シウ
去年の秋。昨秋。
きょ‐しゅう【去就】‥シウ
離れ去ることとつき従うこと。また、事に際してどう身を処するかという態度。進退。「―を決する」
きょ‐しゅう【虚舟】‥シウ
人の乗っていない小舟。からぶね。
きょ‐しゅう【醵集】‥シフ
金品を出しあい、よせ集めること。
きょ‐じゅう【居住】‥ヂユウ
住むこと。すまい。「都市に―する」「―者」
⇒きょじゅう‐いてん‐の‐じゆう【居住移転の自由】
⇒きょじゅう‐けん【居住権】
⇒きょじゅう‐せい【居住性】
⇒きょじゅう‐ち【居住地】
きょ‐じゅう【据銃】
射撃の時、目標をねらうために銃床を肩につけて銃を構えること。
ぎょ‐しゅう【漁舟】‥シウ
魚や貝などをとる舟。いさりぶね。漁船。
きょじゅう‐いてん‐の‐じゆう【居住移転の自由】‥ヂユウ‥イウ
〔法〕どこに住み、どこに移転するのも自由ということ。憲法上の基本的人権の一つとして日本国憲法第22条で保障。
→参照条文:日本国憲法第22条
⇒きょ‐じゅう【居住】
ぎょじゅうがいげん【馭戎慨言】
国学書。本居宣長著。2巻。1778年(安永7)成る。儒学者の中国崇拝を批判し、古道説を述べる。からおさめのうれたみごと。
きょじゅう‐けん【居住権】‥ヂユウ‥
〔法〕建物の所有者や賃借人の死亡後も、その相続人でない同居者が引続きその建物に居住しうる権利。借地借家法(36条)で例外的に認められている以外、一般的に居住権を認める法規はない。
⇒きょ‐じゅう【居住】
きょじゅう‐せい【居住性】‥ヂユウ‥
住宅や乗物など、人間がその内部に比較的長時間とどまる場所の住みごこちや居ごこち。
⇒きょ‐じゅう【居住】
きょじゅう‐ち【居住地】‥ヂユウ‥
①居所および住所の併称。
②人が現在生活している場所。
⇒きょ‐じゅう【居住】
きょ‐しゅく【虚宿】
〔天〕二十八宿の一つ。北方の宿しゅく。虚。とみてぼし。
きょしゅ‐ちゅうもく‐の‐れい【挙手注目の礼】
右手を額の横に挙げ、眼を相手の眼に注いでする敬礼。挙手の礼。
⇒きょ‐しゅ【挙手】
きょ‐しゅつ【醵出・拠出】
ある目的のために金品を出しあうこと。「基金の一部を―する」
ぎょ‐しゅつ【御出】
貴人の外出。おでまし。
きょ‐しゅん【去春】
去年の春。昨春。
きょ‐しょ【居所】
①いどころ。すみか。徒然草「―をかざらず」。「―を定める」
②〔法〕生活の本拠ではないが、人がある程度継続して滞在している場所。
きょ‐しょ【居諸】
[詩経邶風、栢舟]日居月諸の略。「居」「諸」は助字。日月をいう。光陰。三教指帰「―矢の如くして」
きょ‐しょう【去声】‥シヤウ
漢字の四声しせいの一つ。仄声そくせいに属する。現代中国語の第四声にあたり、北京では高降りの音調に発音する。きょせい。
きょ‐しょう【巨匠】‥シヤウ
ある専門分野、特に芸術方面で、その道に傑出した人。大家。「画壇の―」
きょ‐しょう【巨商】‥シヤウ
大商人。大賈たいこ。
きょ‐しょう【巨晶】‥シヤウ
火成岩や変成岩で、まわりの基質よりもはるかに大きな結晶や粒子。
きょ‐しょう【巨鐘】
大きなつりがね。
きょ‐しょう【挙証】
証拠をあげ示すこと。立証。
⇒きょしょう‐せきにん【挙証責任】
きょ‐しょう【挙踵】
①足をつまだてること。
②足をつまだて伸び上がって人を待ち望むこと。
きょ‐しょう【虚証】
漢方で、病因と闘う生体反応が弱々しい状態。↔実証
きょしょう【許昌】‥シヤウ
(Xuchang)中国河南省中部の都市。三国時代の魏の都の一つ。明・清時代は許州と呼ばれた。京広鉄道に沿う交通の要衝で、タバコ加工業が盛ん。人口37万3千(2000)。
きょ‐しょう【裾礁】‥セウ
大洋島または大陸の周縁に発達する珊瑚礁さんごしょう。
きょ‐じょう【居城】‥ジヤウ
領主が、ふだんそこに住んでいる城。
きょ‐じょう【居常】‥ジヤウ
平常。ふだん。日頃。
きょ‐じょう【挙状】‥ジヤウ
(コジョウとも)
①推薦の書状。吹挙すいきょ状。
②鎌倉・室町時代、訴訟しようとする身分の低い者に、所属の長の与えた添書。
きょ‐じょう【挙場】‥ヂヤウ
①中国で、科挙の試験場。
②その場所にいるものすべて。満場。挙座。
きょ‐じょう【許状】‥ジヤウ
①(→)免許状に同じ。
②(→)赦免状に同じ。
ぎょ‐しょう【魚醤】‥シヤウ
(→)「うおじょうゆ」に同じ。
ぎょ‐しょう【漁樵】‥セウ
漁夫と樵夫きこり。また、漁業と樵夫の業。
ぎょ‐しょう【魚礁】‥セウ
海底の隆起部で、水深が浅く、漁場として利用される場所。海水の循環が活発で、栄養塩類に富み、太陽光線も届くので、魚類が集まる。→人工魚礁
ぎょ‐じょう【漁場】‥ヂヤウ
①漁業をするのに適した場所。
②漁区。
⇒ぎょじょう‐ひょうしき【漁場標識】
きょしょう‐じっし【虚掌実指】‥シヤウ‥
書道で、掌てのひらを広くして指先に力を入れて筆管を持つこと。
きょしょう‐せきにん【挙証責任】
〔法〕訴訟上、ある事実の存否が確定されない場合、そのことによって一方の当事者が受ける不利益な負担をいう。民事訴訟では事項により原告と被告とに分配され、刑事訴訟では原則として検察官が負う。証明責任。立証責任。
⇒きょ‐しょう【挙証】
きょ‐しょうてん【虚焦点】‥セウ‥
〔理〕主軸に平行な平行光線が凸面鏡・凹レンズなどによって発散させられる時に、発散光線はあたかもある1点から出たような方向をとる。この点を虚焦点という。
ぎょじょう‐ひょうしき【漁場標識】‥ヂヤウヘウ‥
漁場の位置・区域・方位などを示すために設ける目標。
⇒ぎょ‐じょう【漁場】
きょ‐しょく【炬燭】
たいまつ。炬火。
きょ‐しょく【虚飾】
外見ばかりを飾ること。みえ。「―に満ちた生活」
ぎょ‐しょく【漁色】
だれかれの区別なく女をあさり求め、もてあそぶこと。
きょしょく‐しょう【拒食症】‥シヤウ
食事を拒む病的な状態。思春期の女性に好発する神経性無食欲症(思春期やせ症)は極度の不食と高度のやせを主な徴候とし、強い肥満嫌悪がある。器質性疾患はない。
きょ‐しん【虚心】
心に何のわだかまりもないこと。先入観を持たないで、すなおな心でいること。「忠告を―に聞く」
⇒きょしん‐たんかい【虚心坦懐】
⇒きょしん‐へいき【虚心平気】
きょ‐しん【許慎】
後漢の学者。字は叔重。幼時から経籍を学び、五経の意義を究明。その撰の字書「説文せつもん解字」は中国文字学の最も基本的な書。(30?〜124?)
きょ‐じん【巨人】
①なみはずれて身体の大きな人。巨大な人物。ジャイアント。
②品性・才学の偉大な人。
⇒きょじん‐しょう【巨人症】
きょ‐じん【挙人】
①中国の明・清時代、科挙の郷試に合格し、進士の試験に応ずる資格を得た者。その資格は終身保持。→甲科→郷試。
②⇒こじん
ぎょ‐しん【魚信】
釣で、魚が餌に触れたことが、竿や糸に伝わること。また、浮子うきに現れること。あたり。
ぎょ‐しん【御寝】
貴人が寝ることの尊敬語。おやすみ。ぎょし。平家物語4「さんぬる夜、―のならざりしゆゑなり」
⇒ぎょしん‐どころ【御寝所】
⇒ぎょしん‐な・る【御寝なる】
ぎょ‐じん【圉人】
中国、周時代の馬を飼う役人の名称。転じて、馬飼い。
ぎょ‐じん【馭人】
馬をあつかう人。馭者。
ぎょ‐じん【漁人】
漁師。漁者。天草本伊曾保物語「ある―網をひくに」
きょじん‐しょう【巨人症】‥シヤウ
常人にくらべて体が著しく大きい状態。多くは成長期における成長ホルモンの分泌過剰による。
⇒きょ‐じん【巨人】
きょしん‐たんかい【虚心坦懐】‥クワイ
心に何のわだかまりもなく、さっぱりして平らな心。また、そうした心で物事に臨むさま。虚心平気。
⇒きょ‐しん【虚心】
ぎょしん‐どころ【御寝所】
おやすみになる所。ぎょしんじょ。
⇒ぎょ‐しん【御寝】
ぎょしん‐な・る【御寝なる】
〔自四〕
おやすみになる。ぎょしなる。徒然草「白河院は北首に―・りけり」
⇒ぎょ‐しん【御寝】
きょしん‐へいき【虚心平気】
(→)虚心坦懐に同じ。
⇒きょ‐しん【虚心】
きょ・す【居す】
〔自サ変〕
①住む。居る。
②位につく。その地位にある。太平記12「幕府の上将に―・し」
きょ・す【挙す】
〔他サ変〕
人を推挙して、上の地位にあげる。平家物語3「御弟子覚成僧都、法印に―・せらる」
きょ・す【虚す】
〔自サ変〕
からになる。精力がなくなる。浮世草子、風流曲三味線「若い時から渡世の事に気を尽して、いま心―・してあの如くなられしものならん」
きょ・す【踞す】
〔自サ変〕
すわる。腰をかける。
きょ・す【醵す】
〔他サ変〕
金品を出しあう。
きよす【清須・清洲】
愛知県北西部の市。名古屋市の住宅衛星都市。岐阜入城以前の織田信長の根拠地。人口5万5千。
▷行政上の市名は「清須市」と書く。
き‐よ・す【来寄す】
〔自下二〕
寄せて来る。万葉集7「住吉の奥つ白浪風吹けば―・する浜をみれば清しも」
ぎょ・す【御す】
[一]〔他五〕
「御する」(他サ変)に同じ。
[二]〔自他サ変〕
⇒ぎょする(サ変)
ぎょ・す【漁す】
〔他サ変〕
①魚介ぎょかいをとる。すなどる。
②あさる。さがしあるく。
きょ‐すい【渠帥】
賊などのかしら。頭目。巨魁きょかい。
ぎょ‐すい【魚水】
魚と水。親密な間柄にいう。水魚。
きょ‐すう【虚数】
〔数〕i(虚数単位)をi2=−1により定義し、これをも数と考え、bを実数とする時、実数bとiとの積biと実数aとの和a+biを複素数といい、実数でない複素数を虚数という。また、biの形の虚数を純虚数という。↔実数。
⇒きょすう‐たんい【虚数単位】
きょすう‐たんい【虚数単位】‥ヰ
i2=−1によって定義されるiのこと。
⇒きょ‐すう【虚数】
キヨスク【kiosk】
⇒キオスク
きよすみ‐でら【清澄寺】
⇒せいちょうじ
きよすみ‐やま【清澄山】
千葉県南部、鴨川市東部の山。房総三山の一つ。安房・上総の境をなす房総丘陵の東部にある。山上に清澄寺がある。標高377メートル。
きよ‐ずり【清刷】
活版・凸版の原版から良質の紙またはフィルムにきれいに刷ること。また、その刷ったもの。オフセット・グラビア製版の版下に用いる。
きよ‐ずり【清剃り】
ひととおり剃った上をさらに丁寧に剃ること。きよぞり。浮世風呂2「もう―だからそろそろとおさすりばかり」
ぎょ・する【御する】
[文]御す(サ変)
[一]〔自サ変〕
①出御する。
②お側にいる。はべる。
[二]〔他サ変〕
①(「馭する」とも書く)馬をたくみにあつかう。
②人を自分の意志通りに動かす。統御する。「―・しがたい乱暴者」
③統治する。
④(天子が)おつかいになる。
き‐よせ【木寄せ】
伐採した木を搬出場所に集めること。
き‐よせ【季寄】
「四季の詞ことば寄せ」の略。俳諧の季語を集め、例句を掲げた書。俳諧歳時記。
きよせ【清瀬】
東京都北部、武蔵野台地にある市。昭和初期より病院・療養所が数多く開設される。近年住宅地化が進行。人口7万4千。
きょ‐せい【去声】
⇒きょしょう
きょ‐せい【去勢】
①動物の、殊に雄性の性巣を除去、または働かなくすること。未成熟のうちにこれを行うと、第二次性徴が発現しない。畜産では、性質をおとなしくし、上質の肉を得るようにするために行われる。
②比喩的に、抵抗・反対などの気力を奪ってしまうこと。「―された現代人」
きょ‐せい【巨星】
①恒星中で半径・光度の大きい星。アルクトゥールス・カペラの類。↔矮星わいせい。→ヘルツシュプルング‐ラッセル図(図)。
②偉大な人物をたとえていう語。「―墜つ」
きょ‐せい【挙世】
世間の人残らず。世の中じゅう。
きょ‐せい【虚声】
うその評判。根のないうわさ。
きょ‐せい【虚勢】
うわべばかりの威勢。からいばり。「―を張る」
きょ‐せい【虚静】
心にわだかまりなく、静かにおちついていること。
きょ‐せい【距星】
二十八宿の各宿の初点をあらわす星。
きょ‐ぜい【挙税】
⇒こぜい
ぎょ‐せい【御製】
天皇の作った詩文・和歌。古くは、他の皇族の場合にもいった。おおみうた。平家物語灌頂「女院の―とおぼしくて」
きょ‐せき【巨石】
大きな石。
⇒きょせき‐きねんぶつ【巨石記念物】
きょせき‐きねんぶつ【巨石記念物】
ドルメン・メンヒル・ストーン‐サークルなど大きな石を使った遺構の総称。この種の遺構をもつ文化を総称して巨石文化と呼ぶことがある。
⇒きょ‐せき【巨石】
きょ‐せつ【虚説】
根のないうわさ。浮説。↔実説
きょ‐せつ【鋸屑】
①のこぎりくず。おがくず。
②よどみなく論説するさまのたとえ。
きょ‐ぜつ【拒絶】
防ぎこばむこと。ことわって受けつけないこと。拒否。「勧告を―する」
⇒きょぜつ‐しょう【拒絶症】
⇒きょぜつ‐しょうしょ【拒絶証書】
⇒きょぜつ‐はんのう【拒絶反応】
きょぜつ‐しょう【拒絶症】‥シヤウ
あらゆることを拒否し、反対の行動を示す症状。統合失調症に見られる。
⇒きょ‐ぜつ【拒絶】
きょぜつ‐しょうしょ【拒絶証書】
手形・小切手所持人が、支払または引受を拒絶された場合に、その事実を証明し、手形・小切手上の遡求そきゅう権を保全するために、公証人または執行官に請求して作成させる公正証書。
⇒きょ‐ぜつ【拒絶】
きょぜつ‐はんのう【拒絶反応】‥オウ
①生体に異種または他の個体の組織あるいは臓器を移植した時、免疫反応によってその定着が妨げられ排除される現象。拒否反応。→移植免疫。
②はっきりした理由を示せないまま、物事を強く厭い、受けつけないこと。「数式には―がある」
⇒きょ‐ぜつ【拒絶】
きょ‐せん【巨船】
大きな船。
きょ‐せん【拒戦】
ふせぎ戦うこと。
きょ‐ぜん【居然】
①すわって動かないさま。居ながら。そのまま。「―たる姿」
②なすこともないさま。つれづれ。「―として時を過ごす」
③安んずるさま。
きょ‐ぜん【遽然】
にわかなさま。あわてるさま。
ぎょ‐せん【御撰】
天子の編集した書物。
ぎょ‐せん【御選】
天子が選定すること。また、選定したもの。
ぎょ‐せん【漁船】
魚介類・海藻などを捕獲採集する船。すなどりぶね。漁舟。
きょ‐そ【挙措】
立ち居ふるまい。挙止。「端正な―」
⇒挙措を失う
きょ‐そう【距爪】‥サウ
(→)蹴爪けづめに同じ。
きょ‐ぞう【虚像】‥ザウ
①〔理〕(virtual image)物体から出た光線がレンズ・鏡などによって発散させられ、その発散光線があたかも或る一つの像から出ているように見える時、この像を初めの物体の虚像という。
②比喩的に、人や物事の、実態とは異なるイメージ。「マスコミによって作られた―」
↔実像
ぎょ‐そう【魚倉】‥サウ
漁獲物を収納・保存する漁船内の施設。冷凍・冷蔵機能を備えるものもある。
ぎょ‐そう【魚巣】‥サウ
コイ・フナ・金魚などを池の中に養い、産卵時期に採卵を行い、その卵を孵化ふかさせるために用いる用具。金魚藻・棕梠皮しゅろがわ・藁わら・柳の根などを用いる。
キヨソーネ【Edoardo Chiossone】
イタリアの版画家。1875年(明治8)来日。大蔵省紙幣寮で日本の印刷技術の進歩に貢献したほか、日本美術を故国に紹介、「西郷隆盛像」など貴顕の肖像を多く遺した。日本で没。(1832〜1898)
きょ‐ぞく【巨賊】
手下の多い盗賊。大悪事をはたらく賊。巨盗。
きょ‐ぞく【挙族】
一族のこらず。一門全体。
ぎょ‐ぞく【魚族】
魚の種族。魚類。
きよ‐ぞり【清剃り】
(→)「きよずり」に同じ。
つぼ・ぬ【局ぬ・搾ぬ】🔗⭐🔉
つぼ・ぬ【局ぬ・搾ぬ】
〔他下二〕
つぼめかこむ。しきる。かこむ。栄華物語初花「おのおの屏風を―・ねつつ」
つぼね【局】🔗⭐🔉
つぼね【局】
(「つぼねたる所」の意)
①殿舎・邸宅・寺院などの中で、しきり隔てて設けた部屋。曹司ぞうし。大和物語「かの寺に男の―、女のもおなじ心に住じゅうして」
②特に、宮中や貴人の邸宅で、そこに仕える女性に与えられる、仕切られた部屋。伊勢物語「ある御達ごたちの―の前を」
③2をもっている女官。また、宮中や公家・武家に仕えて重要な立場にある女性への敬称。紫式部日記「日本紀の御―」。「長橋の―」
④局女郎のいる部屋。好色一代男5「都に近き女郎の風俗も替りて、はし、―に物いふ声の高く」
⑤局女郎の略。
⇒つぼね‐ありき【局歩き】
⇒つぼね‐あるじ【局主】
⇒つぼね‐い【局居】
⇒つぼね‐かい【局買い】
⇒つぼね‐がさ【局笠】
⇒つぼね‐ぐるい【局狂い】
⇒つぼね‐じょろう【局女郎】
⇒つぼね‐ずみ【局住み】
⇒つぼね‐だな【局棚】
⇒つぼね‐ならび【局並び】
⇒つぼね‐まち【局町】
つぼね‐ありき【局歩き】🔗⭐🔉
つぼね‐ありき【局歩き】
局女郎を買い歩くこと。
⇒つぼね【局】
つぼね‐あるじ【局主】🔗⭐🔉
つぼね‐あるじ【局主】
局に雑居する女官の頭だつ人。能因本枕草子大進生昌が家に「家ぬしと―と定め申すべきことの」
⇒つぼね【局】
つぼね‐い【局居】‥ヰ🔗⭐🔉
つぼね‐い【局居】‥ヰ
つぼねにいる者。奴婢ぬひの称。
⇒つぼね【局】
つぼね‐かい【局買い】‥カヒ🔗⭐🔉
つぼね‐かい【局買い】‥カヒ
局女郎を買って遊ぶこと。
⇒つぼね【局】
つぼね‐がさ【局笠】🔗⭐🔉
つぼね‐がさ【局笠】
女のかぶるつぼんだ形の笠。市女いちめ笠の類。
⇒つぼね【局】
つぼね‐ぐるい【局狂い】‥グルヒ🔗⭐🔉
つぼね‐ぐるい【局狂い】‥グルヒ
局女郎におぼれてしきりに通うこと。
⇒つぼね【局】
つぼね‐じょろう【局女郎】‥ヂヨラウ🔗⭐🔉
つぼね‐じょろう【局女郎】‥ヂヨラウ
江戸時代、遊郭の最下級の女郎。表に長押なげしを付け、内に3尺の小庭を設け、間口9尺、奥行2間または6尺の局にいたからいう。端女郎はしじょろう。つぼね。
⇒つぼね【局】
つぼね‐ずみ【局住み】🔗⭐🔉
つぼね‐ずみ【局住み】
宮中や他の家に局を有して住むこと。へやずまい。へやずみ。源氏物語初音「かごやかに―にしなして」
⇒つぼね【局】
つぼね‐だな【局棚】🔗⭐🔉
つぼね‐だな【局棚】
床脇の棚の一形式。
局棚
⇒つぼね【局】
⇒つぼね【局】
つぼね‐ならび【局並び】🔗⭐🔉
つぼね‐ならび【局並び】
つづき合っている曹司ぞうし。局つづき。新古今和歌集夏「―に住み侍りける頃」
⇒つぼね【局】
つぼね‐まち【局町】🔗⭐🔉
つぼね‐まち【局町】
宮中で局の多くつらなっている所。ながつぼね。太平記2「―の女房達ここかしこにさし集ひて」
⇒つぼね【局】
[漢]局🔗⭐🔉
局 字形
筆順
〔尸部4画/7画/教育/2241・3649〕
〔音〕キョク(漢)
〔訓〕つぼね
[意味]
①こまかくしきられた部分。しきる。「局所・局部・限局」
②しきられた部屋。
㋐職員が事務を分担して取り扱う所。「部局・事務局・薬局・放送局・局長・局番」
㋑つぼね。後宮などで、女官の居室。転じて、居室を与えられている女官。「春日局かすがのつぼね」
③囲碁・将棋の盤面(を使ってする勝負)。「一局の碁」「局面・対局・結局」
④転じて、当面の事態・場面。「その局に当たる」「時局・難局・局外中立」
⑤かがまる。背ぐくまる。(同)跼。「局天蹐地せきち」
[解字]
「句」の変化した形。細かなくぎりの意。
[下ツキ
医局・外局・佳局・危局・棋局・結局・限局・支局・時局・終局・政局・戦局・全局・大局・対局・当局・内局・難局・破局・部局・変局・本局・薬局・美人局つつもたせ
筆順
〔尸部4画/7画/教育/2241・3649〕
〔音〕キョク(漢)
〔訓〕つぼね
[意味]
①こまかくしきられた部分。しきる。「局所・局部・限局」
②しきられた部屋。
㋐職員が事務を分担して取り扱う所。「部局・事務局・薬局・放送局・局長・局番」
㋑つぼね。後宮などで、女官の居室。転じて、居室を与えられている女官。「春日局かすがのつぼね」
③囲碁・将棋の盤面(を使ってする勝負)。「一局の碁」「局面・対局・結局」
④転じて、当面の事態・場面。「その局に当たる」「時局・難局・局外中立」
⑤かがまる。背ぐくまる。(同)跼。「局天蹐地せきち」
[解字]
「句」の変化した形。細かなくぎりの意。
[下ツキ
医局・外局・佳局・危局・棋局・結局・限局・支局・時局・終局・政局・戦局・全局・大局・対局・当局・内局・難局・破局・部局・変局・本局・薬局・美人局つつもたせ
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きょく【局】🔗⭐🔉
きょく 【局】
■一■ [1] (名)
(1)官庁・会社などで,業務の内容に応じて機構を分割する場合の単位の一。普通,部・課より大きい。
(2)「郵便局」「放送局」「電報局」などの略。
(3)当面している仕事・職務や事態。「―に当たる」
■二■ (接尾)
助数詞。囲碁・将棋などの勝負を数えるのに用いる。「三―続けて勝つ」
きょく=を結・ぶ🔗⭐🔉
――を結・ぶ
その事柄・状況を終わらせる。「梅暦より幾十巻か編数を重ねしを,這所(ココ)に全く―・べば/人情本・梅美婦禰 5」
きょく-いん【局員】🔗⭐🔉
きょく-いん ―
ン [2] 【局員】
局に所属している職員。
ン [2] 【局員】
局に所属している職員。
きょく-がい【局外】🔗⭐🔉
きょく-がい ―グワイ [2] 【局外】
(1)当面の事柄に直接関係のない立場。「―に立つ」
(2)局と名のつく役所・組織などの管轄外の所。
⇔局内
きょくがい-しゃ【局外者】🔗⭐🔉
きょくがい-しゃ ―グワイ― [3] 【局外者】
その物事に関係のない人。
きょくがい-ちゅうりつ【局外中立】🔗⭐🔉
きょくがい-ちゅうりつ ―グワイ― [5] 【局外中立】
(1)対立・抗争のどちら側にも立たない態度をとること。
(2)「中立{(2)}」に同じ。
きょく-ぎ【局戯】🔗⭐🔉
きょく-ぎ [1] 【局戯】
〔局面上で行う遊戯の意〕
碁・将棋・双六(スゴロク)などの遊戯。
きょく-げん【局限】🔗⭐🔉
きょく-げん [0] 【局限】 (名)スル
狭い範囲内に限ること。「立地条件が厳しいので地域は―される」
きょく-ざい【局在】🔗⭐🔉
きょく-ざい [0] 【局在】 (名)スル
限られた場所にあること。かたよった所にあること。「―する機能」「機能―説」
きょく-し【局紙】🔗⭐🔉
きょく-し [1] 【局紙】
ミツマタを原料とする,丈夫で耐久力に富み,紙面につやのある紙。証券などの印刷に用いる。
〔明治初年に大蔵省印刷局で抄造したのでいう〕
きょく-しゃ【局舎】🔗⭐🔉
きょく-しゃ [0][1] 【局舎】
局と名のつく官公庁の建物。
きょく-しょ【局所】🔗⭐🔉
きょく-しょ [1] 【局所】
(1)全体の内のある限られた一部分。局部。
(2)身体の一部分。局部。「―疲労」
(3)陰部。局部。
きょくしょ-さよう【局所作用】🔗⭐🔉
きょくしょ-さよう [4] 【局所作用】
医薬品の適用部位に局所的に起こる薬理作用。例えば,注射を行なった際その部分に特殊な反応を起こすような現象をさす。
きょくしょ-ますい【局所麻酔】🔗⭐🔉
きょくしょ-ますい [4] 【局所麻酔】
手術時などに,意識を失わせることなく,知覚神経末梢に作用して刺激伝導を遮断し,身体の一部の知覚を消失または鈍麻させること。コカインなどを用いる。局部麻酔。
⇔全身麻酔
きょく-しょう【局小】🔗⭐🔉
きょく-しょう ―セウ [0] 【局小】 (名・形動)[文]ナリ
心などがせまく小さい・こと(さま)。「―な器量」
きょく・する【局する】🔗⭐🔉
きょく・する [3] 【局する】 (動サ変)[文]サ変 きよく・す
限る。制限する。「其文化―・して海内に布くを得ず/明六雑誌 1」
きょく-せい【局勢】🔗⭐🔉
きょく-せい [0] 【局勢】
(1)時局の情勢。
(2)囲碁・将棋などの盤上の形勢。
きょく-せき【跼蹐・局蹐】🔗⭐🔉
きょく-せき [0] 【跼蹐・局蹐】 (名)スル
〔「跼天蹐地(キヨクテンセキチ)」の略〕
おそれつつしみ,からだを縮めること。「この不自由なる小天地に長く―せる反響として/妾の半生涯(英子)」
きょく-そく【局促】🔗⭐🔉
きょく-そく [0] 【局促】
■一■ (名)スル
かがみちぢまって小さくなること。跼蹐(キヨクセキ)。「鎖閉自から―すること日久しきを以て/真善美日本人(雪嶺)」
■二■ (ト|タル)[文]形動タリ
狭量でこせこせしているさま。「我が―たるを嘲るに似たり/春(藤村)」
きょく-ち【局地】🔗⭐🔉
きょく-ち [1] 【局地】
ある一定の限られた土地。
きょくち-きこう【局地気候】🔗⭐🔉
きょくち-きこう [4] 【局地気候】
比較的狭い範囲に特徴的に現れる気候。小気候より広く,中気候より狭い範囲と考えられているが,明確な境界があるわけではない。
きょくち-きしょう【局地気象】🔗⭐🔉
きょくち-きしょう ―シヤウ [4] 【局地気象】
比較的狭い範囲に特徴的に現れる気象現象。例えば,湖や丘,山や谷,海岸や森林,都市などはそれぞれに特徴的な気象状態をもたらす。
きょくち-せんそう【局地戦争】🔗⭐🔉
きょくち-せんそう ―サウ [4] 【局地戦争】
(1)限られた範囲内での攻防戦。局地戦。
(2)「限定(ゲンテイ)戦争」に同じ。
→全面戦争
きょくち-てき【局地的】🔗⭐🔉
きょくち-てき [0] 【局地的】 (形動)
物事がある区域に限られているさま。「―な大雨」「―に冠水する」
きょくち-ふう【局地風】🔗⭐🔉
きょくち-ふう [0] 【局地風】
地形などの影響で,ある限られた地域に特徴的に現れる風。海陸風・山谷風・フェーンなど。地方風。
きょく-ちょう【局長】🔗⭐🔉
きょく-ちょう ―チヤウ [0] 【局長】
局と名のつく役所・組織などの長。また,その職の人。
きょく-どめ【局留】🔗⭐🔉
きょく-どめ [0] 【局留】
郵便物を受信人まで配達せず,発信人の指定した郵便局に留めておく扱い。
きょく-ない【局内】🔗⭐🔉
きょく-ない [2] 【局内】
局と名のつく役所・組織の内部。また,その管轄内。
⇔局外
きょく-ばん【局版】🔗⭐🔉
きょく-ばん [0] 【局版】
煎茶席で,風炉の下に敷く陶器・金属・木製の台。風炉台。
きょく-ばん【局番】🔗⭐🔉
きょく-ばん [0] 【局番】
各電話加入区域および電話交換局につけられた番号。市内局番と市外局番がある。
きょく-ふ【局譜】🔗⭐🔉
きょく-ふ [0] 【局譜】
囲碁で,対局の経過をまとめた図譜。
きょく-ぶ【局部】🔗⭐🔉
きょく-ぶ [1] 【局部】
(1)全体の内のある限られた部分。特定の場所。一部分。局所。「―照明」
(2)陰部。
きょくぶ-ぎんがぐん【局部銀河群】🔗⭐🔉
きょくぶ-ぎんがぐん [6] 【局部銀河群】
銀河系の周辺に集まって群をなしている銀河の集団。その広さは半径約三〇〇万光年で,その範囲に含まれる銀河は銀河系・大小マゼラン雲・アンドロメダ銀河,約一〇個の矮小銀河など三〇個以上。
きょくぶ-こうせいけい【局部恒星系】🔗⭐🔉
きょくぶ-こうせいけい [6] 【局部恒星系】
銀河系の中の,太陽とその近くの恒星の集団。天文学上の歴史的な用語で,現在は実在するものと考えられていない。
きょくぶ-てき【局部的】🔗⭐🔉
きょくぶ-てき [0] 【局部的】 (形動)
ある限られた部分にだけ関係のあるさま。「―な痛み」
きょくぶ-はっしんき【局部発振器】🔗⭐🔉
きょくぶ-はっしんき [6] 【局部発振器】
ヘテロダイン方式の送受信機で,周波数変換のための発振器。
きょくぶ-ますい【局部麻酔】🔗⭐🔉
きょくぶ-ますい [4] 【局部麻酔】
⇒局所麻酔(キヨクシヨマスイ)
きょく-ほう【局方】🔗⭐🔉
きょく-ほう ―ハウ [0] 【局方】
「日本薬局方」の略。
きょくほう-しょうやく【局方生薬】🔗⭐🔉
きょくほう-しょうやく ―ハウシヤウ― [5] 【局方生薬】
日本薬局方に収載されている生薬。重要な生薬の一つの目安となるが,実際にはそれ以外の生薬も使われている。
きょくほう-ひん【局方品】🔗⭐🔉
きょくほう-ひん ―ハウ― [0] 【局方品】
日本薬局方に収載されている医薬品。医療上重要な汎用薬の一つの目安となる。
きょくほう-やく【局方薬】🔗⭐🔉
きょくほう-やく ―ハウ― [3] 【局方薬】
日本薬局方に収載されている薬剤。
きょく-む【局務】🔗⭐🔉
きょく-む [1] 【局務】
(1)局と名のつく役所や組織の事務。
(2)太政官の外記局の上席の者。平安時代以後,清原氏・中原氏の世襲となる。
きょく-めん【局面】🔗⭐🔉
きょく-めん [0][3] 【局面】
(1)碁・将棋などの盤の表面。また,その勝負の情勢・なりゆき。
(2)物事の情勢・なりゆき。「―の打開をはかる」「新しい―に差しかかる」「重大な―を迎える」「困難な―を乗り切る」
きょく-りょう【局量】🔗⭐🔉
きょく-りょう ―リヤウ [0] 【局量】
他人を受け入れる心の広さ。度量。「彼此(カレコレ)言ふと,―が狭いと言はれる/平凡(四迷)」
つぼね【局】🔗⭐🔉
つぼね [0] 【局】
(1)宮中などの殿舎で女官・女房などの私室として仕切られた部屋。
(2){(1)}に住む女官・女房。「日本紀の御―とぞつけたりける/紫式部日記」
(3)宮中や公卿・将軍家などに仕え,重要な地位にある女性を敬っていう語。「長橋の―」「春日の―」
(4)大きな建物の中で臨時に仕切りをつけて設けられた部屋。「この男の―のまへに/平中 7」
(5)近世,下級女郎の居る部屋。「鼻歌をうたひ席駄をひきずり,―の口に立ち/仮名草子・東海道名所記」
(6)「局女郎(ツボネジヨロウ)」の略。「格子・―といふ事もなく/浮世草子・一代男 3」
つぼね-がさ【局笠】🔗⭐🔉
つぼね-がさ [4] 【局笠】
女のかぶる,すぼまった形の笠。
つぼね-じょろう【局女郎】🔗⭐🔉
つぼね-じょろう ―ヂヨラウ [4] 【局女郎】
近世,下級の女郎の称。端女郎。つぼね。「そりや―なとおかひなさりや格別/滑稽本・膝栗毛 8」
つぼね-ずみ【局住み】🔗⭐🔉
つぼね-ずみ 【局住み】
宮中または貴人の家などに局{(1)}をもって住むこと。「かごやかに―にしなして/源氏(初音)」
つぼね-だな【局棚】🔗⭐🔉
つぼね-だな [0][3] 【局棚】
床の間のわきに設ける棚。上部に袋戸棚があって,その下に違い棚をかけ渡すもの。
→床脇棚
つぼね-まち【局町】🔗⭐🔉
つぼね-まち 【局町】
宮中で,官女たちの私室の並んでいる所。「―の女房達,ここかしこに/太平記 2」
きょく【局】(和英)🔗⭐🔉
きょくいん【局員】(和英)🔗⭐🔉
きょくいん【局員】
a member[the staff (全体)]of a bureau.→英和
きょくがい【局外に立つ】(和英)🔗⭐🔉
きょくがい【局外に立つ】
stand outside;keep aloof.局外者 an outsider;→英和
a third party.
きょくげん【局限する】(和英)🔗⭐🔉
きょくげん【局限する】
localize;→英和
set limits.
きょくち【局地的】(和英)🔗⭐🔉
きょくち【局地的】
local.→英和
‖局地解決 settlement on the spot.局地戦争 a local war.
きょくどめ【局留(で出す)】(和英)🔗⭐🔉
きょくどめ【局留(で出す)】
<米>(send a letter to) general delivery;<英>(send a letter) poste restante.
きょくぶ【局部】(和英)🔗⭐🔉
きょくめい【局名】(和英)🔗⭐🔉
きょくめい【局名】
《無電》a call sign.
つぼね【局】(和英)🔗⭐🔉
つぼね【局】
a court lady (女官).
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