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広辞苑の検索結果 (23)

とう‐そ【屠蘇】🔗🔉

とう‐そ屠蘇⇒とそ。土佐日記「―、白散びゃくさん、さけ加へてもてきたり」

と‐さつ【屠殺】🔗🔉

と‐さつ屠殺】 (肉などを利用するため)家畜などの獣類をころすこと。

と‐しゃ【屠者】🔗🔉

と‐しゃ屠者】 獣畜類を屠殺する人。

と‐しょ【屠所】🔗🔉

と‐しょ屠所】 家畜を屠殺する場所。屠場。 ⇒としょ‐の‐ひつじ【屠所の羊】

と‐じょう【屠場】‥ヂヤウ🔗🔉

と‐じょう屠場‥ヂヤウ 屠殺場。屠所。

としょ‐の‐ひつじ【屠所の羊】🔗🔉

としょ‐の‐ひつじ屠所の羊】 [大乗本生心地観経]屠所にひかれてゆく羊。刻々と死に近づくもののたとえ。また、不幸に直面して気力を失った者にもいう。平治物語「―のあゆみとは我が身一つに知られたり」 ⇒と‐しょ【屠所】

と‐じん【屠人】🔗🔉

と‐じん屠人】 ①(→)屠者に同じ。 ②料理人。太平記17「―是を調へて、その胙ひもろぎを東宮に奉る」

と‐そ【屠蘇】🔗🔉

と‐そ屠蘇】 ①(→)屠蘇散に同じ。 ②屠蘇散を入れた酒・みりん。正月の祝儀として飲む。〈[季]新年〉

とそ‐えんめいさん【屠蘇延命散】🔗🔉

とそ‐えんめいさん屠蘇延命散(→)屠蘇散に同じ。

とそ‐きげん【屠蘇機嫌】🔗🔉

とそ‐きげん屠蘇機嫌】 屠蘇を飲んで快く酔っている様子。

とそ‐さん【屠蘇散】🔗🔉

とそ‐さん屠蘇散】 魏の名医華佗かだの処方という、年始に飲む薬。山椒さんしょう・防風・白朮びゃくじゅつ・桔梗ききょう・蜜柑みかん皮・肉桂にっけい皮などを調合し、屠蘇袋に入れて酒・みりんに浸して飲む。一年の邪気を払い、寿命を延ばすという。日本では平安時代から行われる。屠蘇。屠蘇延命散えんめいさん

とそ‐しゅ【屠蘇酒】🔗🔉

とそ‐しゅ屠蘇酒】 屠蘇を入れた酒。年始に用いる。

とそ‐ぶくろ【屠蘇袋】🔗🔉

とそ‐ぶくろ屠蘇袋】 屠蘇散を入れ、酒・みりんに浸して屠蘇酒を作る袋。紅絹もみを三角形に縫って作る。大晦日に井戸の中に吊しておき、元旦に屠蘇酒に用いた。

と‐ちく【屠畜】🔗🔉

と‐ちく屠畜】 食肉用に家畜を殺すこと。 ⇒とちく‐じょう【屠畜場】

とちく‐じょう【屠畜場】‥ヂヤウ🔗🔉

とちく‐じょう屠畜場‥ヂヤウ 食肉に供する目的で、獣畜を屠殺・解体する施設。 ⇒と‐ちく【屠畜】

と‐ちゅう【屠中】🔗🔉

と‐ちゅう屠中】 獣畜類を屠殺する者のなかま。

と‐ふく【屠腹】🔗🔉

と‐ふく屠腹】 (幕末頃の新語)腹を切ること。切腹。

と‐りく【屠戮】🔗🔉

と‐りく屠戮】 ほふりころすこと。屠殺。

と‐りょう【屠竜】🔗🔉

と‐りょう屠竜】 竜をほふること。 ⇒とりょう‐の‐ぎ【屠竜の技】

とりょう‐の‐ぎ【屠竜の技】🔗🔉

とりょう‐の‐ぎ屠竜の技】 [荘子列禦寇](苦労して竜を殺す技を学んだが、竜が実在しないので、その技を用いることがなかった、という故事から)学んでも実際には役立たない技術。 ⇒と‐りょう【屠竜】

はふ・る【屠る】🔗🔉

はふ・る屠る】 〔他四〕 (→)「ほふる」に同じ。古事記「その蛇おろちを切り散はふり」

ほふ・る【屠る】🔗🔉

ほふ・る屠る】 〔他五〕 ①体を切りさく。きり殺す。はふる。〈倭名類聚鈔2〉 ②敵を破る。雄略紀「即ち新羅に入りて、ゆくゆく傍の郡を―・り取る」。浄瑠璃、国性爺合戦「五十余城を―・り武威日々にさかんにして」。「宿敵を―・る」

[漢]屠🔗🔉

 字形 〔尸部9画/12画/3743・454B〕 〔音〕ト(漢) 〔訓〕ほふる [意味] 家畜を切り裂いて肉をばらす。ほふる。転じて、敵を攻めほろぼす。「屠殺・屠所・屠牛・屠城」

大辞林の検索結果 (22)

と-ぎゅう【屠牛】🔗🔉

と-ぎゅう ―ギウ [0] 【屠牛】 肉牛を屠殺(トサツ)すること。「―場」

と-さつ【屠殺】🔗🔉

と-さつ [0] 【屠殺】 (名)スル 家畜などを殺すこと。屠畜。畜殺。「牛を―する」

と-しょ【屠所】🔗🔉

と-しょ [1] 【屠所】 食用にする家畜を殺して処理する所。

としょ=の羊(ヒツジ)の歩(アユ)み🔗🔉

――の羊(ヒツジ)の歩(アユ)み (1)屠所に引かれていく羊のように,力ないのろのろした歩み。刻々と死期が迫ることのたとえ。屠所の歩み。 (2)不幸や破局に直面して気力を失ったもののたとえ。

と-じょう【屠場】🔗🔉

と-じょう ―ヂヤウ [0] 【屠場】 「屠畜場」の旧称。

と-じん【屠人】🔗🔉

と-じん 【屠人】 (1)屠殺を業とする人。屠者。 (2)料理人。「―是を調へて,其の胙(ヒモロギ)を東宮に奉る/太平記 17」

と-そ【屠蘇】🔗🔉

と-そ [1] 【屠蘇】 年頭に,一年の邪気を払い延命を願って飲む薬酒。屠蘇散を酒または味醂(ミリン)に浸したもので,年少者から順に飲む。おとそ。屠蘇酒。[季]新年。《―つげよ菊の御紋のうかむまで/本田あふひ》

とそ-きげん【屠蘇機嫌】🔗🔉

とそ-きげん [3] 【屠蘇機嫌】 年頭に屠蘇を飲んで快く酔っていること。屠蘇気分。

とそ-さん【屠蘇散】🔗🔉

とそ-さん [2] 【屠蘇散】 漢薬の一。中国,古代の華佗の処方という。山椒(サンシヨウ)・白朮(ビヤクジユツ)・肉桂など七種または八種を調合したもの。屠蘇延命散。 →屠蘇 →屠蘇袋

とそ-しゅ【屠蘇酒】🔗🔉

とそ-しゅ [2] 【屠蘇酒】 「屠蘇」に同じ。

とそ-ぶくろ【屠蘇袋】🔗🔉

とそ-ぶくろ [3] 【屠蘇袋】 屠蘇散を入れて酒や味醂(ミリン)に浸す袋。紅絹(モミ)または白絹を三角形に縫って作る。大晦日(オオミソカ)の夜に井戸に吊るしておき,元旦に屠蘇に使ったあと井戸に投げ込んだ。「丼と井戸に点うつ―/柳多留 101」

と-ちく【屠畜】🔗🔉

と-ちく [0] 【屠畜】 (名)スル 食肉用の家畜を殺すこと。

とちく-じょう【屠畜場】🔗🔉

とちく-じょう ―ヂヤウ [0] 【屠畜場】 屠畜・解体処理などを行う施設。

と-にく【屠肉】🔗🔉

と-にく [0] 【屠肉】 屠殺した獣の肉。

と-ふく【屠腹】🔗🔉

と-ふく [0] 【屠腹】 (名)スル 腹を切ること。切腹。割腹。「―して果てる」

と-りょう【屠竜】🔗🔉

と-りょう [1][0] 【屠竜】 竜を殺すこと。

とりょう-の-ぎ【屠竜の技】🔗🔉

とりょう-の-ぎ 【屠竜の技】 〔「荘子(列禦寇)」による。竜を殺すわざを身につけるのに多くの費用と時間をかけたが,竜がいなかったのでそのわざが役に立たなかった,という故事から〕 高価な犠牲を払って学んでも,実際には役に立たない技芸。

はふ・る【屠る】🔗🔉

はふ・る 【屠る】 (動ラ四) 体を切ってばらばらにする。ほふる。「その軍士(イクサビト)を斬り―・りき/古事記(中)」

ほふ・る【屠る】🔗🔉

ほふ・る [2] 【屠る】 (動ラ五[四]) (1)鳥や獣の体を切りさく。「牛を―・る」 (2)試合などで,相手をうち負かす。「優勝候補を―・る」 (3)攻め滅ぼす。皆殺しにする。「傍の郡を―・りとる/日本書紀(雄略訓)」 [可能] ほふれる

とさつ【屠殺する】(和英)🔗🔉

とさつ【屠殺する】 butcher;→英和 slaughter.→英和 ‖屠殺者 a butcher.屠殺場 a slaughterhouse;<英>an abattoir.

とそ【屠蘇(きげんで)】(和英)🔗🔉

とそ【屠蘇(きげんで)】 (mellow with) the New Year's sake.

ほふる【屠る】(和英)🔗🔉

ほふる【屠る】 slaughter (殺す);→英和 beat (負かす).→英和

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