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広辞苑の検索結果 (10)

とぼけ【恍け・惚け】🔗🔉

とぼけ恍け・惚け】 とぼけること。また、とぼけた人。〈日葡辞書〉。「お―がうまい」 ⇒とぼけ‐がお【恍け顔】 ⇒とぼけ‐づら【恍け面】 ⇒とぼけ‐もの【恍け者】

とぼ・ける【恍ける・惚ける】🔗🔉

とぼ・ける恍ける・惚ける】 〔自下一〕[文]とぼ・く(下二) ①老いて頭の働きが鈍くなる。ぼける。仮名草子、海上物語「老いぼれて、性―・くるものなり」 ②ぼんやりする。好色五人女2「雞―・けて宵鳴きすれば」 ③しらばくれる。わざと知らぬさまをする。〈日葡辞書〉。「―・けても証拠はあがっている」 ④わざと滑稽な言動をする。「―・けた表情で笑わせる」

ほう・ける【惚ける・耄ける】🔗🔉

ほう・ける惚ける・耄ける】 〔自下一〕[文]ほう・く(下二) (ホウクはホホクの転) ①知覚がにぶくなる。ぼんやりする。ぼける。宇治拾遺物語14「唐人にのろはれて後にはいみじく―・けて物もおぼえぬやうにて」。「病み―・ける」→ほおける。 ②極度に心を奪われる。夢中になる。宇治拾遺物語1「博打の打―・けてゐたるが見て」。「遊び―・ける」

ぼけ【惚け・呆け】🔗🔉

ぼけ惚け・呆け】 ①ぼけること。また、その人。「休み―」「―防止」 ②漫才で、間の抜けたことを言って笑わせる役の者。↔つっこみ

ぼけ‐いろ【惚け色】🔗🔉

ぼけ‐いろ惚け色】 はっきりしない色。また、はげた色。

ほけ‐し・る【惚け痴る】🔗🔉

ほけ‐し・る惚け痴る】 〔自下二〕 ぼけておろかになる。源氏物語真木柱「いよいよ―・れてものし給ふ」

ぼけ‐なす【惚け茄子】🔗🔉

ぼけ‐なす惚け茄子】 ①外皮の色つやのあせた茄子の実。 ②ぼんやりした人をののしっていう語。

ほけ‐びと【惚け人】🔗🔉

ほけ‐びと惚け人】 ぼけた人。おいぼれ。源氏物語若菜上「今はこよなき―にてぞありけむかし」

ほ・ける【惚ける・耄ける・呆ける】🔗🔉

ほ・ける惚ける・耄ける・呆ける】 〔自下一〕[文]ほ・く(下二) (ホゲルとも) ①知覚がにぶくなる。ぼんやりする。もうろくする。ぼける。落窪物語3「―・けて妻にのみ随ひて情なく」。雨月物語5「―・げたるさましてねふりをおそひつるは」 ②夢中になる。我を忘れる。ふける。傾城禁短気「内の女房は片足短いげなが、五十両の敷金に―・げて」 →ほうける

ぼ・ける【惚ける・呆ける・暈ける】🔗🔉

ぼ・ける惚ける・呆ける・暈ける】 〔自下一〕 (ホケルの転) ①頭の働きや感覚などがにぶくなる。ぼんやりする。もうろくする。「年のせいで―・ける」 ②(「暈ける」と書く)色が薄れてはっきりしなくなる。色がさめる。また、物の輪郭がぼやける。「ピントが―・ける」「論点が―・ける」

大辞林の検索結果 (14)

とぼけ【恍け・惚け】🔗🔉

とぼけ [3] 【恍け・惚け】 とぼけること。 →おとぼけ

とぼ・ける【恍ける・惚ける】🔗🔉

とぼ・ける [3] 【恍ける・惚ける】 (動カ下一)[文]カ下二 とぼ・く (1)知っていながら,知らない,というふりをする。しらばくれる。「―・けたってだめだ。お前がやったんだろう」 (2)間の抜けた言動をする。「―・けたことを言う」「―・けた表情」 (3)頭の働きがにぶくなる。ぼける。「―・ケテ我ガ子ノ顔モ知ラヌ/ヘボン」

ほうけ【惚け・耄け】🔗🔉

ほうけ [3] 【惚け・耄け】 ほうけること。また,その人。あほう。

ほうけ-もの【惚け者】🔗🔉

ほうけ-もの [0] 【惚け者】 おろかもの。愚者。うすのろ。

ほう・ける【惚ける・耄ける】🔗🔉

ほう・ける [3] 【惚ける・耄ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ほう・く (1)知覚がにぶってぼんやりする。ぼける。「遊びに―・けて/たけくらべ(一葉)」「病み―・ける」 (2)動詞の連用形の下に付いて,夢中になって…する,とことんまで…するの意を表す。「遊び―・ける」「高名の古ばくちにて,うち―・けてすべてまけ/著聞 12」 (3)草や毛髪などがほつれ乱れる。そそける。ほおける。「蕗の薹背戸の垣根に―・け/いさなとり(露伴)」 〔「惚(ホ)く」の転。「ほほく」の転ともいう〕

ぼけ【惚け・呆け】🔗🔉

ぼけ [2] 【惚け・呆け】 (1)ぼけること。また,ぼけている人。「時差―」 (2)漫才で,つっこみに対してとぼけた話をして,客を笑わせる方の役。 (3)老化に伴って起こる痴呆を主とする症状。

ほけ-つち【土・惚け土】🔗🔉

ほけ-つち [2] 【土・惚け土】 ぼろぼろしていて,植物・作物に適さない土。

ぼけ-なす【惚け茄子】🔗🔉

ぼけ-なす [0] 【惚け茄子】 (1)色つやのあせた茄子。 (2)反応のにぶいぼけている人をあざけっていう語。

ほけ-ほけ【惚け惚け・呆け呆け】🔗🔉

ほけ-ほけ 【惚け惚け・呆け呆け】 (副) ぼうっとしているさま。ある事に心を奪われているさま。「いかにも―しみしみとあるが,先づ最上の事也/十問最秘抄」

ほけほけ・し【惚け惚けし・呆け呆けし】🔗🔉

ほけほけ・し 【惚け惚けし・呆け呆けし】 (形シク) ひどくぼんやりしている。大変にぼけている。「いささか―・しからず仰せらる/宇津保(楼上・上)」

ほ・ける【惚ける・呆ける】🔗🔉

ほ・ける [2] 【惚ける・呆ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ほ・く 〔「ほげる」とも〕 (1)知覚が衰える。ぼける。「ちょっと―・けたような表情をしたあとから/老妓抄(かの子)」「月頃に―・けにたらむ身の有様/源氏(幻)」 (2)夢中になる。ほうける。「遊びに―・けて忘れていたのが/多情仏心()」 (3)古くなって色があせたり,けば立ってくる。「畳が―・けて/野分(漱石)」

ぼ・ける【惚ける】🔗🔉

ぼ・ける [2] 【惚ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ぼ・く 〔「ほける」の転〕 頭の働きがにぶってくる。「まだ―・ける年でもない」「心ノ―・ケタ人ヂャ/日葡」

ぼけた【惚けた】(和英)🔗🔉

ぼけた【惚けた】 senile.→英和

ぼける【惚ける】(和英)🔗🔉

ぼける【惚ける】 (1)[年をとって]grow senile.(2)[色が]shade off;fade (あせる).→英和

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