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広辞苑の検索結果 (27)
あど‐も・う【率ふ】アドモフ🔗⭐🔉
あど‐も・う【率ふ】アドモフ
〔他四〕
(アドは「あどをうつ」の「あど」と同源)かけ声をかけて、軍勢などを引率する。万葉集2「みいくさを―・ひたまひ」
いさ‐かわ【率川・伊邪河】‥カハ🔗⭐🔉
いさ‐かわ【率川・伊邪河】‥カハ
奈良市春日山に発源し、佐保川に入る小川。率川神社の祭礼は有名。(歌枕)
いる【率る・将る】ヰル🔗⭐🔉
いる【率る・将る】ヰル
〔他上一〕
①連れて行く。ひきいる。南海寄帰内法伝平安後期点「請して将ヰて内に入れて供養す」
②身につけて行く。携帯する。増鏡「内侍所・神璽・宝剣ばかりをぞ、忍びてゐて渡させ給ふ」
そつ‐じ【卒爾・率爾】🔗⭐🔉
そつ‐じ【卒爾・率爾】
にわかなさま。軽率なさま。平家物語10「明日の御幸もあまり―に存じ候」
⇒卒爾ながら
○卒爾ながらそつじながら
にわかなことではあるが。突然で失礼ですが。西鶴織留4「―傾城町の人ではござらぬか」
⇒そつ‐じ【卒爾・率爾】
そっ・す【率す】🔗⭐🔉
そっ・す【率す】
〔他サ変〕
ひきいる。引率する。今昔物語集25「多くのつはものを―・して攻めきたる」
そっ‐せん【率先・帥先】🔗⭐🔉
そっ‐せん【率先・帥先】
衆に先立って行うこと。「―して練習を始める」
⇒そっせん‐きゅうこう【率先躬行】
⇒そっせん‐すいはん【率先垂範】
そつ‐ぜん【卒然・率然】🔗⭐🔉
そつ‐ぜん【卒然・率然】
①にわかなさま。だしぬけなさま。突然。「―と現れる」
②かるはずみなさま。
そっせん‐きゅうこう【率先躬行】‥カウ🔗⭐🔉
そっせん‐きゅうこう【率先躬行】‥カウ
人に先立って自ら行うこと。
⇒そっ‐せん【率先・帥先】
そっせん‐すいはん【率先垂範】🔗⭐🔉
そっせん‐すいはん【率先垂範】
人に先立って模範を示すこと。
⇒そっ‐せん【率先・帥先】
そっ‐ちょく【率直】🔗⭐🔉
そっ‐ちょく【率直】
(「卒直」とも書く)かざりけがなく、ありのままなこと。「―に言う」「―な感想」
そっ‐と【率土】🔗⭐🔉
そっ‐と【率土】
(ソツドとも)地の続く限り。国のはて。辺土。御伽草子、酒呑童子「わが国なれば―の中うち、いづくに鬼神のすむべきぞ」
⇒そっと‐の‐ひん【率土の浜】
そっと‐の‐ひん【率土の浜】🔗⭐🔉
そっと‐の‐ひん【率土の浜】
[詩経小雅、北山]陸地のはての海浜。国土のかぎり。率浜。
⇒そっ‐と【率土】
そつ‐ゆう【率由】‥イウ🔗⭐🔉
そつ‐ゆう【率由】‥イウ
従い由よること。従うこと。
そと‐が‐はま【外ヶ浜・率土浜】🔗⭐🔉
そと‐が‐はま【外ヶ浜・率土浜】
青森市から外ヶ浜町に至る津軽半島の陸奥湾沿岸の古称。また、西方の深浦・大戸瀬・鰺ヶ沢あじがさわ付近の日本海沿岸をもいうことがある。善知鳥うとうの伝説で名高い。
そとば【卒塔婆・卒都婆・率塔婆】🔗⭐🔉
そとば【卒塔婆・卒都婆・率塔婆】
(梵語stūpaの音写。高く顕れる意)
①「塔とう1」参照。
②供養追善のため墓のうしろに立てる、上部を塔形にした細長い板。梵字・経文・戒名などを記す。板塔婆。
卒塔婆
ひき・いる【率いる】ヒキヰル🔗⭐🔉
ひき・いる【率いる】ヒキヰル
〔他上一〕
(ヒキは接頭語)
①ひきつれて行く。したがえて行く。伊勢物語「あにおとと友だち―・ゐて」
②行動・進退を指図する。統率する。「大軍を―・いる」
ひき・ゆ【率ゆ】🔗⭐🔉
ひき・ゆ【率ゆ】
〔他上二〕
「ひきゐる」の「ゐ」を「い」と誤り、「老ゆ」「報ゆ」などと同じ活用と誤解してできた語。
りつ【率】🔗⭐🔉
りつ【率】
わりあい。ぶあい。「―のいい仕事」
りつ‐ぶん【率分】🔗⭐🔉
りつ‐ぶん【率分】
①二つの同種の量を比較した割合。りちぶん。
②平安時代、諸国の租税のうち、中央への未納分や備蓄されていない分を一定の割合で補填させる制度。このうち、中央に納めるべき税の10分の1を別に納めさせる制度を正蔵しょうぞう率分という。ほかに、国司交替の際に財政の欠損を補うために公廨稲くげとうの10分の1を積み立てておく格きゃく率分など。
⇒りつぶん‐じょ【率分所】
⇒りつぶん‐どう【率分堂】
りつぶん‐じょ【率分所】🔗⭐🔉
りつぶん‐じょ【率分所】
(→)率分堂に同じ。
⇒りつ‐ぶん【率分】
りつぶん‐どう【率分堂】‥ダウ🔗⭐🔉
りつぶん‐どう【率分堂】‥ダウ
平安時代、率分2によって納入した調・庸・雑物を貯蔵した所。率分所。率分蔵。正蔵率分堂。
⇒りつ‐ぶん【率分】
りっ‐ぽう【率法】‥パフ🔗⭐🔉
りっ‐ぽう【率法】‥パフ
①二つの同種の量を比較する割合の法。率分の法。
②新補地頭の得分の基準を定めた法。太平記30「承久以後新補の―」
[漢]率🔗⭐🔉
率 字形
筆順
〔十部9画/11画/教育/4608・4E28〕
[
] 字形
〔十部9画/11画〕
〔音〕ソツ(慣) シュツ・リツ(漢)
〔訓〕ひきいる・おおむね
[意味]
[一]ソツ
①ひきいる。先に立ってみちびく。「引率・統率・率先」
②したがう。よりそって行く。「率由・率土」
③あわただしい。かるはずみ。(同)卒。「率爾そつじ・軽率」
④あっさりした。かざりけがない。「率直・真率」
[二]リツ割合。ぶあい。「率が高い」「比率・能率・百分率・率分」
[解字]
もと、玄部6画。会意。上半部は、糸のはみ出したさまを表す。「十」(=まとめる)を加えて、わきにはみ出さないように中心に向かってひきしめまとめる意。
[下ツキ
引率・確率・軽率・建蔽率・効率・工率・高率・勝率・真率・税率・低率・定率・統率・兜率天・能率・倍率・百分率・比率・利率
筆順
〔十部9画/11画/教育/4608・4E28〕
[
] 字形
〔十部9画/11画〕
〔音〕ソツ(慣) シュツ・リツ(漢)
〔訓〕ひきいる・おおむね
[意味]
[一]ソツ
①ひきいる。先に立ってみちびく。「引率・統率・率先」
②したがう。よりそって行く。「率由・率土」
③あわただしい。かるはずみ。(同)卒。「率爾そつじ・軽率」
④あっさりした。かざりけがない。「率直・真率」
[二]リツ割合。ぶあい。「率が高い」「比率・能率・百分率・率分」
[解字]
もと、玄部6画。会意。上半部は、糸のはみ出したさまを表す。「十」(=まとめる)を加えて、わきにはみ出さないように中心に向かってひきしめまとめる意。
[下ツキ
引率・確率・軽率・建蔽率・効率・工率・高率・勝率・真率・税率・低率・定率・統率・兜率天・能率・倍率・百分率・比率・利率
大辞林の検索結果 (25)
あども・う【率ふ】🔗⭐🔉
あども・う アドモフ 【率ふ】 (動ハ四)
声をかけて引率する。「御軍士(ミイクサ)を―・ひたまひ/万葉 199」
いざ-かわ【率川・伊邪河】🔗⭐🔉
いざ-かわ ―カハ 【率川・伊邪河】
奈良市の春日山に発し西流する佐保川の支流。開化天皇の春日率川坂本陵,率川神社などが近くにある。
い・ぬ【率寝】🔗⭐🔉
い・ぬ
― 【率寝】 (動ナ下二)
(男が女を)連れて行って一緒に寝る。「我が―・ねし妹は忘れじ/古事記(上)」
― 【率寝】 (動ナ下二)
(男が女を)連れて行って一緒に寝る。「我が―・ねし妹は忘れじ/古事記(上)」
いる【率る・将る】🔗⭐🔉
いる
ル 【率る・将る】 (動ワ上一)
いっしょに連れて行く。ひきつれる。伴う。「この君達をさへや,知らぬ所に〈ゐ〉て渡し給はむと,危し/源氏(夕霧)」
ル 【率る・将る】 (動ワ上一)
いっしょに連れて行く。ひきつれる。伴う。「この君達をさへや,知らぬ所に〈ゐ〉て渡し給はむと,危し/源氏(夕霧)」
しゅっ-せん【率先】🔗⭐🔉
しゅっ-せん [0] 【率先】 (名)スル
〔「しゅつ」は漢音〕
「そっせん(率先)」に同じ。「衆庶に―し/新聞雑誌 34」
そつ-じ【卒爾・率爾】🔗⭐🔉
そつ-じ [0][1] 【卒爾・率爾】 (名・形動)[文]ナリ
(1)予期していないことが突然起こる・こと(さま)。にわか。「明日の御幸もあまり―に存じ候ふ/平家 9」
(2)注意や思慮を欠く・こと(さま)。軽率。「奥深き宗清の心をはからず―の雑言/浄瑠璃・平家女護島」
(3)失礼なおこないをする・こと(さま)。失礼。無礼。「客僧達に―申し,余りに面目もなく覚え候ふ程に/歌舞伎・勧進帳」
そっ・す【率す】🔗⭐🔉
そっ・す 【率す】 (動サ変)
ひきいる。引き連れて行く。「数百騎の勢を―・して登山す/平家 6」
そっ-せん【率先・帥先】🔗⭐🔉
そっ-せん [0] 【率先・帥先】 (名)スル
人の先頭に立って物事を行うこと。「―して励行する」
そっせん-きゅうこう【率先躬行】🔗⭐🔉
そっせん-きゅうこう ―カウ [0] 【率先躬行】
先に立って実践すること。
そっせん-すいはん【率先垂範】🔗⭐🔉
そっせん-すいはん [0] 【率先垂範】
先に立って模範を示すこと。
そつ-ぜん【卒然・率然】🔗⭐🔉
そつ-ぜん [0] 【卒然・率然】 (ト|タル)[文]形動タリ
(1)だしぬけなさま。にわかなさま。突然。「―として悟りを開いた」
(2)あわてるさま。「襖の音に,女は―と蝶から眼を余の方に転じた/草枕(漱石)」
そっ-ちょく【率直】🔗⭐🔉
そっ-ちょく [0] 【率直】 (名・形動)[文]ナリ
飾ったりつくろったりしないこと。また,そのさま。素直でありのままであるさま。「―に言う」「―な人柄」
[派生] ――さ(名)
そっ-と【率土】🔗⭐🔉
そっ-と [1] 【率土】
「率土の浜(ヒン)」の略。「普天の下―の内/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」
そっと-の-ひん【率土の浜】🔗⭐🔉
そっと-の-ひん 【率土の浜】
陸地の果て。陸地の続く限り。領地の果て。国土。
そつ-ゆう【率由】🔗⭐🔉
そつ-ゆう ―イウ [0] 【率由】 (名)スル
前例からはずれないようにすること。「むしろ穏健なる常識に―して/我邦現今の文芸界に於ける批評家の本務(樗牛)」
そつ-れい【率励】🔗⭐🔉
そつ-れい [0] 【率励】
自ら先頭に立ち人々を励ますこと。
ひき・いる【率いる】🔗⭐🔉
ひき・いる ヒキ
ル [3] 【率いる】 (動ア上一)[文]ワ上一
〔「引き率(イ)る」の意〕
大勢の人を引き連れる。指揮をとる。統率する。「生徒を―・いて,遠足に行く」「チームを―・いる」「そのわたりの家のむすめなど―・ゐて来て/枕草子 99」
ル [3] 【率いる】 (動ア上一)[文]ワ上一
〔「引き率(イ)る」の意〕
大勢の人を引き連れる。指揮をとる。統率する。「生徒を―・いて,遠足に行く」「チームを―・いる」「そのわたりの家のむすめなど―・ゐて来て/枕草子 99」
りつ【率】🔗⭐🔉
りつ [1] 【率】
割合。歩合。「―のいい仕事」「課税の―を変更する」
りつ-ぶん【率分】🔗⭐🔉
りつ-ぶん [0] 【率分】
(1)割合。分数。りちぶん。
(2)平安時代,大蔵省の正倉に納める諸国からの官物のうち,一〇分の二を割いて率分所に収納したこと。正蔵率分。
りつぶん-しょ【率分所】🔗⭐🔉
りつぶん-しょ [0] 【率分所】
平安時代,大蔵省に付属した税の収納庫。非常に備えて,率分を備蓄した。率分堂。
→大内裏
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