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広辞苑の検索結果 (18)

かんが・える【考える・勘える・稽える】カンガヘル🔗🔉

かんが・える考える・勘える・稽えるカンガヘル 〔他下一〕[文]かんが・ふ(下二) (古くはカムガフ) ①実情を調べただす。吟味する。大唐西域記長寛点「博ひろく今古を闢ひらき、詳に見聞を考カムガフ」 ②糺明して罪する。勘当する。天武紀「―・ふべきは―・へ、杖つべきは杖たむ」。拾遺和歌集「かしら白き翁の侍りけるをめし―・へむとし侍りける時」 ③思考をめぐらす。あれこれと思量し、事を明らかにする。思案する。法華義疏長保点「文を推おしはかり義を考カムガフレば」。「よく―・えて決める」「それが正しいと―・える」「子供の将来を―・える」「―・えられないことが起こる」 ④易えきなどによって事を判断する。源氏物語桐壺「宿曜すくようのかしこき道の人に―・へさせ給ふにも、只同じさまに申せば」 ⑤学ぶ。学習する。浮世草子、近代艶隠者「我家の武を―・へ、詩歌の大概を学び」 ⇒考える葦 ○考える葦かんがえるあし パスカルが「パンセ」の中で人間の存在をとらえた語。人間は葦にたとえられるような弱いものであるが、考えるという特性を持っているとして、思考の偉大さを説いたもの。 ⇒かんが・える【考える・勘える・稽える】

けい‐こ【稽古】🔗🔉

けい‐こ稽古】 [書経尭典] ①昔の物事を考え調べること。古書を読んで昔の物事を参考にし理義を明らかにすること。正法眼蔵仏性「―のおろそかなるなり、慕古いたらざるなり」 ②武術・遊芸などを習うこと。平治物語「ひとへに武芸をぞ―せられける」。「お花の―」 ③学んだことを練習すること。毎月抄「―年かさなり風骨よみ定まる後は」。「舞台―」「―をつける」 ④高い学識を有すること。徒然草「信濃前司行長―の誉ありけるが」 ⇒けいこ‐ぎ【稽古着】 ⇒けいこ‐ごと【稽古事】 ⇒けいこ‐じょ【稽古所】 ⇒けいこ‐じょうるり【稽古浄瑠璃】 ⇒けいこ‐だい【稽古台】 ⇒けいこ‐つうじ【稽古通事・稽古通詞】 ⇒けいこ‐のう【稽古能】 ⇒けいこ‐はじめ【稽古始】 ⇒けいこ‐ぼん【稽古本】 ⇒けいこ‐や【稽古屋】

けいこ‐ぎ【稽古着】🔗🔉

けいこ‐ぎ稽古着】 柔道・剣道などを稽古する時に着る特製の衣服。 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐ごと【稽古事】🔗🔉

けいこ‐ごと稽古事】 稽古して身につける技芸。茶道・華道・邦楽など日本古来の芸能を始め、今日では、ピアノ・バイオリン・バレエなどまで含めていう。 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐じょ【稽古所】🔗🔉

けいこ‐じょ稽古所】 物事を学習する所。特に、音曲・舞踊などを教える所。 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐じょうるり【稽古浄瑠璃】‥ジヤウ‥🔗🔉

けいこ‐じょうるり稽古浄瑠璃‥ジヤウ‥ 素人が稽古のために語る浄瑠璃。小屋がけで上演した。土場浄瑠璃。根無草「柳陰に立ち寄り―の乙は」 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐だい【稽古台】🔗🔉

けいこ‐だい稽古台】 ①踊りの稽古などのために設けた板張りの場所。 ②稽古のための相手。練習台。 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐つうじ【稽古通事・稽古通詞】🔗🔉

けいこ‐つうじ稽古通事・稽古通詞】 見習中の通訳官。江戸時代、長崎の唐通事・和蘭オランダ通詞の階級の一つ。 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐のう【稽古能】🔗🔉

けいこ‐のう稽古能】 (勧進能や上覧能に対して)練習のために演じる能。一般の町人の見物を許した。 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐はじめ【稽古始】🔗🔉

けいこ‐はじめ稽古始】 新年になって初めて、武術や遊芸の稽古をすること。〈[季]新年〉 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐ぼん【稽古本】🔗🔉

けいこ‐ぼん稽古本】 浄瑠璃・長唄などの音曲の練習に用いる書物で、その詞章に曲譜を記入した版本。 ⇒けい‐こ【稽古】

けいこ‐や【稽古屋】🔗🔉

けいこ‐や稽古屋】 音曲・舞踊などを教える家。また、その人。 ⇒けい‐こ【稽古】

けい‐さ【稽査】🔗🔉

けい‐さ稽査】 考えしらべること。考査。

けい‐しゅ【稽首・啓首】🔗🔉

けい‐しゅ稽首・啓首】 (「稽」は傾に借用。「啓」は当て字) ①首が地につくまで体を屈して拝すること。稽顙けいそう。 ②書簡文の終りに書く語。頓首。

けい‐そう【稽顙】‥サウ🔗🔉

けい‐そう稽顙‥サウ (→)稽首けいしゅ1に同じ。

けい‐りゅう【稽留】‥リウ🔗🔉

けい‐りゅう稽留‥リウ とどまること。とどこおること。滞留。 ⇒けいりゅう‐ねつ【稽留熱】

けいりゅう‐ねつ【稽留熱】‥リウ‥🔗🔉

けいりゅう‐ねつ稽留熱‥リウ‥ 1日の体温の高低差がセ氏1度内で発熱が続くもの。→弛張熱 ⇒けい‐りゅう【稽留】

[漢]稽🔗🔉

 字形 〔禾部10画/15画/2346・374E〕 〔音〕ケイ(漢) 〔訓〕かんがえる [意味] ①引きくらべて考える。「稽古・荒唐無稽」 ②一定の所にとどめおく。「稽首」 [解字] 形声。「禾」(=いね)+音符「耆」(=長くたくわえる)。久しく貯蔵した穀物の意。のち、「計」に通じ用い、はかりかんがえる、互いにくらべあわせる、の意。は異体字。 [下ツキ 会稽・滑稽・無稽

大辞林の検索結果 (17)

けい-えん【稽淹】🔗🔉

けい-えん [0] 【稽淹】 (名)スル とどめること。とどまること。「事に阻げられて―したらしい/北条霞亭(鴎外)」

けい-こ【稽古】🔗🔉

けい-こ [1] 【稽古】 (名)スル 〔「稽」は考えるの意で,(2)が原義〕 (1)武芸・芸事などを習うこと。また,練習。「ピアノの―」「寒―」「熱心に―する」「―を付ける(=指導スル)」 (2)書物を読んで昔の事を考え,物の道理を学ぶこと。学問。学習。「学窓に蛍を集めて―に隙なき人なれば/太平記 12」 (3)高い学識のある人。上達した人。「信濃前司行長,―のほまれありけるが/徒然 226」

けいこ-ぎ【稽古着】🔗🔉

けいこ-ぎ [3] 【稽古着】 柔道・剣道などの稽古のときに着る衣服。

けいこ-ごと【稽古事】🔗🔉

けいこ-ごと [0][3] 【稽古事】 茶道・華道・踊り・三味線など,師匠について習う事。

けいこ-じょ【稽古所】🔗🔉

けいこ-じょ [0][4] 【稽古所】 遊芸を習う所。特に,江戸時代の音曲・舞踊などを教える家。稽古屋。

けいこ-じょうるり【稽古浄瑠璃】🔗🔉

けいこ-じょうるり ―ジヤウ― [4] 【稽古浄瑠璃】 素人が稽古のために語る浄瑠璃。「―太平記,琴のつれ歌引かへて/浄瑠璃・生玉心中(下)」

けいこ-だい【稽古台】🔗🔉

けいこ-だい [0] 【稽古台】 (1)踊りなどを習うために室内に設けた板敷きの場所。 (2)練習の相手となる人。

けいこ-つうじ【稽古通詞】🔗🔉

けいこ-つうじ [4] 【稽古通詞】 江戸時代,長崎におかれた唐通事・和蘭通詞の階級の一。見習いの通訳官。

けいこ-のう【稽古能】🔗🔉

けいこ-のう [3] 【稽古能】 稽古のための演能。特に江戸時代,上覧能・勧進能以外の演能。

けいこ-はじめ【稽古始め】🔗🔉

けいこ-はじめ [4] 【稽古始め】 新年になって初めて武道・芸ごとなどの稽古をすること。初稽古。[季]新年。

けいこ-ぼん【稽古本】🔗🔉

けいこ-ぼん [0] 【稽古本】 長唄・浄瑠璃・謡曲などの稽古に用いる本。

けいこ-や【稽古屋】🔗🔉

けいこ-や [0] 【稽古屋】 「稽古所(ケイコジヨ)」に同じ。

けい-さ【稽査】🔗🔉

けい-さ [1] 【稽査】 (名)スル 考えしらべること。「仔細に其の特質を―して/真善美日本人(雪嶺)」

けい-しゅ【稽首】🔗🔉

けい-しゅ [1] 【稽首】 (名)スル (1)からだを曲げ,頭を地につけて行う礼。ぬかずくこと。高い敬意を表す。「宮殿に伺候して北面―した/麒麟(潤一郎)」 (2)手紙の終わりに書いて敬意を表す語。頓首(トンシユ)。

けい-りゅう【稽留】🔗🔉

けい-りゅう ―リウ [0] 【稽留】 (名)スル とどまること。とどこおること。

けいりゅう-ねつ【稽留熱】🔗🔉

けいりゅう-ねつ ―リウ― [3] 【稽留熱】 一日の体温の変動が一度以内でしかも長期にわたり高熱状態を維持する熱型。腸チフス・ワイル病・髄膜炎・粟粒結核などにみられる。

けいこ【稽古】(和英)🔗🔉

けいこ【稽古】 practice;→英和 exercise;→英和 training;→英和 a rehearsal (芝居の);→英和 study (学習).→英和 〜する practice;take lessons.〜をつける givelessons.‖稽古着 a practice suit.稽古ごと accomplishments.稽古場 a drill hall.稽古日 a lesson day.稽古本 a textbook.

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