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広辞苑の検索結果 (22)
かれ‐がた【離れ方】🔗⭐🔉
かれ‐がた【離れ方】
とだえがちになる頃。多く、男女の仲についていう。古今和歌集恋「あひしりて侍りけるを―になりにければ」
かれ‐がれ【離れ離れ】🔗⭐🔉
かれ‐がれ【離れ離れ】
交際が疎遠になるさま。源氏物語帚木「うち頼むべくも見えず、―にのみ見せ侍るほどに」
かれ‐な‐で【離れなで】🔗⭐🔉
かれ‐な‐で【離れなで】
(ナは完了の助動詞ヌの未然形、デは否定の接続助詞)とだえてしまわないで。古今和歌集恋「見るめなきわが身をうらと知らねばや―あまの足たゆく来る」
かれ‐は・つ【離れ果つ】🔗⭐🔉
かれ‐は・つ【離れ果つ】
〔自下二〕
全く疎遠になる。少しも近よらなくなる。源氏物語匂宮「人かげ―・つまじうとおぼしのたまはせて」
かれ‐よう【離れ様】‥ヤウ🔗⭐🔉
かれ‐よう【離れ様】‥ヤウ
疎遠なさま。古今和歌集雑「―にのみなりゆきけり」
はなれ【離れ・放れ】🔗⭐🔉
はなれ【離れ・放れ】
①はなれること。
②(「…ばなれ」の形で)離れていくこと。また、大そうかけ離れていること。「乳ち―」「しろうと―」「浮世―した生活」
③俳諧で、句中の取合とりあわせ3がしっくりしないこと。
④(→)「離れ座敷」(→)「離れ家」2の略。
⇒はなれ‐いお【離れ庵】
⇒はなれ‐いし【離れ石】
⇒はなれ‐いわ【離れ岩】
⇒はなれ‐う【放れ鵜】
⇒はなれ‐うま【放れ馬】
⇒はなれ‐きょうげん【離狂言・放狂言】
⇒はなれ‐こじま【離れ小島】
⇒はなれ‐ごま【放れ駒】
⇒はなれ‐ざしき【離れ座敷】
⇒はなれ‐ざる【離れ猿】
⇒はなれ‐じま【離れ島】
⇒はなれ‐す【離れ洲】
⇒はなれ‐そ【離磯】
⇒はなれ‐ばなれ【離れ離れ】
⇒はなれ‐まつ【離れ松】
⇒はなれ‐もの【離れ物】
⇒はなれ‐や【離れ家】
⇒はなれ‐わざ【離れ業・離れ技】
はなれ‐いお【離れ庵】‥イホ🔗⭐🔉
はなれ‐いお【離れ庵】‥イホ
人里を離れた所にあるいおり。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐いし【離れ石】🔗⭐🔉
はなれ‐いし【離れ石】
孤立した石。庭園などで、他の石と離しておいた石。頼政集「いとはるるわがみぎはには―の」
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐いわ【離れ岩】‥イハ🔗⭐🔉
はなれ‐いわ【離れ岩】‥イハ
湖や海中に孤立している岩。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐ぎたな・し【離れ穢し】🔗⭐🔉
はなれ‐ぎたな・し【離れ穢し】
〔形ク〕
①未練が多くて離れにくい。
②金離れがわるい。しわい。
はなれ‐こじま【離れ小島】🔗⭐🔉
はなれ‐こじま【離れ小島】
陸地から遠く離れた小島。はなれおじま。万葉集7「玉の浦の―の夢いめにし見ゆる」
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐ごま【放れ駒】🔗⭐🔉
はなれ‐ごま【放れ駒】
①(→)「はなれうま」に同じ。
②(「離れ駒」と書く)将棋で、味方の駒と連絡のない駒。浮き駒。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐ざしき【離れ座敷】🔗⭐🔉
はなれ‐ざしき【離れ座敷】
母屋から離れた座敷。はなれ。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐ざる【離れ猿】🔗⭐🔉
はなれ‐ざる【離れ猿】
群れを離れて単独で行動する猿。独り猿。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐じま【離れ島】🔗⭐🔉
はなれ‐じま【離れ島】
陸から遠く離れている島。孤島。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐す【離れ洲】🔗⭐🔉
はなれ‐す【離れ洲】
陸から遠く離れている洲。夫木和歌抄26「汐がれのひかたの浦の―に」
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐ばなれ【離れ離れ】🔗⭐🔉
はなれ‐ばなれ【離れ離れ】
まとまっていたものが、互いのつながりがなく離れること。ちりぢり。ばらばら。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐まつ【離れ松】🔗⭐🔉
はなれ‐まつ【離れ松】
離れて孤立した松。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐もの【離れ物】🔗⭐🔉
はなれ‐もの【離れ物】
①仲間から分かれ離れたもの。のけもの。
②普通とは異なったもの。特別のもの。その時の運・不運によるもの。浄瑠璃、平家女護島「産の道は―」
③鎧よろいの胴と付属の備品の色とが異なること。また、その鎧。
④離れるべきもの。「合せ物は―」
⇒はなれ【離れ・放れ】
はなれ‐や【離れ家】🔗⭐🔉
はなれ‐や【離れ家】
①人里から離れてある家。ひとつや。
②母屋から離れてある家。はなれ。
⇒はなれ【離れ・放れ】
はな・れる【離れる・放れる】🔗⭐🔉
はな・れる【離れる・放れる】
〔自下一〕[文]はな・る(下二)
(古く四段に活用し万葉集にウナヰハナリ(放髪)・ハナリソ(離磯)などの例がある)
①くっついていたものが解けて分かれる。古事記下「大和へに西風にし吹き上げて雲―・れ退そき居りとも」
②遠ざかった位置にある。へだたった所にいる。万葉集15「しましくもひとりありうるものにあれや島のむろの木―・れてあるらむ」。大鏡道長「都―・れたる所なればと優にこそあまりにおよすげたれ」。「大陸から遠く―・れた島」
③へだたる。距離をおく。遠ざかる。万葉集20「たたみけめ牟良自むらじが磯の離磯はなりその母を―・れて行くが悲しさ」。日葡辞書「スヲハナルル」。「弦を―・れた矢」「二人の気持が―・れる」
④関係がなくなる。超越する。かけはなれる。源氏物語賢木「後の世の事をのみ思すに、たのもしく、むつかしかりしこと―・れておぼさる」。古今著聞集2「すみやかに凡夫の振舞に―・れたらん事を示し給へ」。「利害を―・れた行為」
⑤縁が切れる。離縁する。拾遺和歌集雑秋「ものねたみしける男―・れ侍りて後に、菊のうつろひて侍りけるを遣はすとて」。「―・れがたい仲」
⑥除外した状態になる。源氏物語若菜下「琴の音を―・れては、なに事をか、もの調へ知るしるべとはせむ」
⑦《放》拘束された状態などから解放される。のがれる。徒然草「官人章兼が牛―・れて庁のうちへ入りて」。「鎖から―・れた犬」
⑧官職を解かれる。免官になる。仕事をやめる。公忠集「延喜の御時五位蔵人なりけるを、御譲位にあひて―・れけれど、朱雀院御上承平八年十一月にかへりなりて」。「職を―・れた」
⑨戸格子などが開かれた状態になる。狭衣物語2「格子を探り給へば、―・れたる所もありけり。風の紛れに、おしあげて見給へば」
はなれ‐わざ【離れ業・離れ技】🔗⭐🔉
はなれ‐わざ【離れ業・離れ技】
なみよりも一際すぐれたわざ。思い切った大胆なふるまい。奇抜な技芸。「―を演ずる」
⇒はなれ【離れ・放れ】
大辞林の検索結果 (19)
かれ-がれ【離れ離れ】🔗⭐🔉
かれ-がれ 【離れ離れ】 (形動ナリ)
(男女の)交際が途絶えがちなさま。「―にとだえ置かむ折こそは/源氏(夕顔)」
はなれ【離れ】🔗⭐🔉
はなれ [1] 【離れ】
〔動詞「離れる」の連用形から〕
(1)「離れ座敷」「離れ家」の略。「―に客を通す」
(2)「…ばなれ」の形で,他の名詞の下に付いて複合語として用いられる。(ア)そのものから関心がはなれる意を表す。「政治―」「活字―」(イ)そのものからかけ離れている意を表す。「日本人―した体格」「素人―の腕前」「浮き世―した生活」(ウ)そのものから独立する意を表す。「親―」「乳―」「巣―」
はなれ-きょうげん【離れ狂言】🔗⭐🔉
はなれ-きょうげん ―キヤウ― [4] 【離れ狂言】
江戸時代,一幕または一番ずつ独立して演じられた短い歌舞伎狂言。
⇔続き狂言
はなれ-こじま【離れ小島】🔗⭐🔉
はなれ-こじま [4] 【離れ小島】
陸地から遠く離れた小島。
はなれ-ざしき【離れ座敷】🔗⭐🔉
はなれ-ざしき [4] 【離れ座敷】
母屋から離れた座敷。はなれや。はなれ。
はなれ-じま【離れ島】🔗⭐🔉
はなれ-じま [3] 【離れ島】
陸地から遠く離れた島。孤島。
はなれ-す【離れ州】🔗⭐🔉
はなれ-す 【離れ州】
陸から離れた所にある州。「かもめむれゐる沖の―/夫木 26」
はなれ-そ【離れ磯】🔗⭐🔉
はなれ-そ 【離れ磯】
陸地から離れて海上に突き出た磯。「―に立てるむろの木/万葉 3600」
はなれ-ばなれ【離れ離れ】🔗⭐🔉
はなれ-ばなれ [4] 【離れ離れ】 (名・形動)[文]ナリ
(まとまっていたものが)互いに離れた状態になる・こと(さま)。ちりぢり。別れ別れ。「親兄弟が―になる」「―に暮らす」
はなれ-もの【離れ物】🔗⭐🔉
はなれ-もの [0][5] 【離れ物】
(1)離れるはずのもの。「合はせものは―/毛吹草」
(2)普通とは事情がかけ離れていて,成否の予想がつかないもの。「世に難産はあるまいが,産の道は―/浄瑠璃・平家女護島」
はなれ-や【離れ家】🔗⭐🔉
はなれ-や [3] 【離れ家】
(1)人里から離れてある一軒家。ひとつや。
(2)母屋から離れた所に建てた別棟の家。はなれ。
はなれ-わざ【離れ業・離れ技】🔗⭐🔉
はなれ-わざ [0][3] 【離れ業・離れ技】
奇抜さや大胆さで人をあっといわせるような芸当やおこない。「―を演ずる」
はな・れる【離れる】🔗⭐🔉
はな・れる [3] 【離れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 はな・る
(1)接していたものの間隔がひらいた状態になる。「船が岸から―・れる」「車輪が地面を―・れた」
(2)ある場所との間にある程度の距離がある。へだたる。「町の中心部を―・れた静かな所」「彼の家は駅から二キロほど―・れている」
(3)心理的な緊密さがなくなる。(ア)親近感や信頼感が次第になくなる。「気持ちが―・れる」「人心が政権から―・れる」(イ)ある思いが頭からなくなる。普通,打ち消しの形で使う。「このことがいつも頭を―・れないのです」
(4)二者の数値が大きく違う。ひらく。「あの夫婦は年が一〇歳も―・れている」
(5)人と人との間隔が大きくなる。「いつも母親のそばを―・れられない子」「君と―・れて暮らすのはつらい」
(6)今までいた場所から遠ざかる。「しばらく東京を―・れる」「席を―・れる」「親もとを―・れて暮らす」
(7)官職・地位を退く。退職・退任する。また,持ち場から立ち去る。離脱する。「職を―・れる」「理事のポストを―・れる」「戦列を―・れる」「多日(シバラク)月給に―・れるやうな事があつても/婦系図(鏡花)」
(8)かかわりあいが薄くなる。「話が本筋から―・れる」「利害の念を―・れて居るのだ/平凡(四迷)」
(9)戸などが開いた状態になる。「格子を探り給へば―・れたる所もありけり/狭衣 2」
(10)除外される。はずれる。「右の大殿・致仕の大殿の族(ゾウ)を―・れて,きらきらしう清げなる人はなき世なり/源氏(竹河)」
〔「放つ」に対する自動詞〕
[慣用] 手が―・手を―/つかず離れず
はなれ【離れ(座敷)】(和英)🔗⭐🔉
はなれ【離れ(座敷)】
a detached room.
はなれじま【離れ島】(和英)🔗⭐🔉
はなれじま【離れ島】
a remote[solitary]island.
はなれや【離れ家】(和英)🔗⭐🔉
はなれや【離れ家】
a detached house;a solitary house.
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