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がしんしょうたん【臥薪嘗胆】▽中国🔗⭐🔉
がしんしょうたん【臥薪嘗胆】▽中国
復しゅうの志を抱いて長い間艱難(カンナン)辛苦することのたとえ。また、目的を遂げるために苦労を重ねることのたとえ。
《参考》
(イ)「臥薪」は、薪(タキキ゛)の中に寝ること。「嘗胆」は、苦い胆(キモ)をなめること。
(ロ)呉王(コ゛オウ)の夫差(フサ)は、越王の勾践(コウセン)と戦って敗死した父の仇(アタ゛)を忘れないために、常に薪の中に寝起きして身を苦しめ、ついに勾践を会稽山(カイケイサ゛ン)に追い込んで降服させ、父の恨みを晴らした。一方、その後にゆるされて帰国した勾践は、苦い胆を座に置き、これをなめては「なんじ、会稽の恥を忘れたるか。」と常に自らに言い聞かせ、ついに夫差を破って恥をすすいだという。
(ハ)一説に、両方とも勾践のことという。
《出典》
〔十八史略(シ゛ュウハッシリャク)・一〕《史記(シキ)・越世家》
ことわざ ページ 111 での【臥薪嘗胆】単語。