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てん こうせんをむなしゅうすることなかれときにはんれいなきにしもあらず【天 勾践を空しゅうすること莫れ時に范蠡なきにしも非ず】🔗⭐🔉
てん こうせんをむなしゅうすることなかれときにはんれいなきにしもあらず【天 勾践を空しゅうすること莫れ時に范蠡なきにしも非ず】
天よ、どうか捕らわれた勾践をあっさり殺すようなことはしてくださるな。いずれ時がくれば范蠡のような忠臣が出現するかもしれないという、不遇の君主を臣下が励ますことば。
◎中国の春秋時代、呉(ご)と戦って敗れた越王(えつおう)勾践がやがて范蠡という忠義の臣に助けられて呉を滅ぼした。この故事をふまえ、室町時代、隠岐(おき)へ流されようとする後醍醐(ごだいご)天皇に対し、児島高徳(こじまたかのり)が「いずれ必ず再起のときが来ます。そのときにはあの范蠡のように私がお助けします」という気持ちを込めて、桜の木に刻みつけた詩句として知られる。
ことわざ ページ 955 での【天 勾践を空しゅうすること莫れ時に范蠡なきにしも非ず】単語。