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かいじんにきする【灰燼に帰する】🔗⭐🔉
かいじんにきする【灰燼に帰する】
灰と燃えさしになる。火事で焼けてあとかたもなくなってしまうことのたとえ。
《例文》
「屋敷は空襲で灰燼に帰してしまった。」
がいだたまをなす【咳唾珠を成す】▽中国🔗⭐🔉
がいだたまをなす【咳唾珠を成す】▽中国
口から出たことばがそのまま玉のように美しい詩文になる。詩文の才が非常に豊かであることのたとえ。
《参考》
「咳唾」は、せきとつば。
《出典》
〔淵鑑類函(エンカンルイカン)・文学編〕
かいたものがものをいう【書いた物が物を言う】🔗⭐🔉
かいたものがものをいう【書いた物が物を言う】
書類がよい証拠として役に立つことのたとえ。
《類句》証文が物言う。
かいとうらんまをたつ【快刀乱麻を断つ】🔗⭐🔉
かいとうらんまをたつ【快刀乱麻を断つ】
よく切れる刀でもつれた麻を断ち切る。複雑でむずかしい物事や事件などを明快に処理することのたとえ。
《例文》
「殺人事件で、快刀乱麻を断つ推理をみせた名刑事。」
かいはさんねんろはみつき【櫂は三年艪は三月】🔗⭐🔉
かいはさんねんろはみつき【櫂は三年艪は三月】
艪は、こぐのがやさしいのですぐ覚えられるが、使い方のむずかしい櫂はこぐのを覚えるには年月がかかるということ。
《類句》棹(サオ)は三年艪は三月。
かいよりはじめよ【隗より始めよ】▽中国🔗⭐🔉
かいよりはじめよ【隗より始めよ】▽中国
《賢者を招こうとするならば、まず凡人を優遇するのがよいの意から》
遠大な事業を始めるにはまず身近なところから着手せよということ。
事をなすには言い出した当人から始めるべきであるということ。
《参考》
(イ)燕(エン)の昭王が賢者を招きたいと郭隗(カクカイ)に相談したとき、隗は王に「昔、ある国の王が千金で名馬を得ようとしたが、なかなか得られなかった。一人の家来が、自分が探して来ようと出掛けたが、見つけた名馬は死んでいたので、その骨を五百金で買って帰った。王は大いに怒ったが、家来は『名馬であれば骨でさえ大金で買うということが世に知れ渡れば、商人は進んで名馬を連れて来ましょう。』と答えた。果たして1年もたたぬうちに3頭もの名馬が集まった。」という故事を話した後、「王が本当に賢者を求めようとされるならば、まず私のような凡人を優遇して下さい。そうすれば賢者は招かずして集まりましょう。」と説いた。王がこのことばに従って隗を用いたところ、たちまち楽毅(カ゛クキ)・鄒衍(スウエン)・劇辛(ケ゛キシン)のような賢者が争って燕に集まって来たという。
(ロ)死馬の骨を買う。
《出典》
〔戦国策(センコ゛クサク)・燕〕
ことわざ ページ 103。