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ふくすい ぼんにかえらず【覆水 盆に返らず】🔗🔉

ふくすい ぼんにかえらず【覆水 盆に返らず】 離婚してしまった夫婦の仲を再びもとに戻すことはできないというたとえ。また、いったんやってしまったことはもう二度と取り返しがつかないというたとえ。 ◎中国周の、釣りで知られる太公望、呂尚(りょしょう)が出世して斉(せい)に封じられたとき、かつて貧しかったころに彼のもとを去った妻が復縁を求めてきたが、呂尚は盆(水や酒などを入れる容器)の水を引っくり返し、こぼれた水を元どおりにできたら再婚しようと言ったという故事から。 〔例〕「覆水と借金盆に返されず」(古川柳) 〔較〕It is no use crying over spilt milk.(こぼれたミルクを嘆いてもしかたがない)

ふぐたいてん【不倶戴天】🔗🔉

ふぐたいてん【不倶戴天】 絶対に生かしてはおけないと思うほど、激しく恨み、憎むこと。 ◎同じこの天の下でいっしょに生きていることはできないの意から。「倶(とも)に天を戴(いただ)かず」とも言う。 〔出〕礼記(らいき) 〔例〕不倶戴天の敵。

ふぐはくいたしいのちはおしし【河豚は食いたし命は惜しし】🔗🔉

ふぐはくいたしいのちはおしし【河豚は食いたし命は惜しし】 うまい魚だから河豚は食べたいが、毒にあたって命を落とすのもいやだ。快楽は味わいたいが、隣り合わせの危険やあとのたたりも怖い、とためらうことのたとえ。 〔較〕Honey is sweet,but the bee stings.(蜂蜜(はちみつ)は甘いが蜂は刺す)

ふげんじっこう【不言実行】🔗🔉

ふげんじっこう【不言実行】 ああだこうだと理屈を言わないで、自分の信じること、するべきことを黙々とおこなうこと。

ふざんのゆめ【巫山の夢】🔗🔉

ふざんのゆめ【巫山の夢】 男女が情交を結ぶことや、男女間の情愛のこまやかなことのたとえ。 ◎中国楚(そ)の懐王(かいおう)が高唐の地に遊んだとき、昼寝の夢の中で巫山という山の神女と情を通じたが、その神女が去りぎわに、「私は巫山の峰に住み、朝には雲となり、夕暮れには雨となります」と言ったという故事から。「巫山の雲雨」とも言う。 〔出〕宋玉(そうぎょく)

ことわざ ページ 1055