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まつみよりまたるるみ【待つ身より待たるる身】🔗🔉

まつみよりまたるるみ【待つ身より待たるる身】 早く来ないかと待っている人もつらいだろうが、むしろ待たせている者のほうが早く行かなければと、相手のことが気になってつらいものだということ。

まつりのわたったあとのよう【祭の渡った後のよう】🔗🔉

まつりのわたったあとのよう【祭の渡った後のよう】 にぎやかだったのが、急にひっそりと静まりかえるようすの形容。 ◎にぎやかな祭の行列が通り過ぎたあとのようだの意から。

まてばかいろのひよりあり【待てば海路の日和あり】🔗🔉

まてばかいろのひよりあり【待てば海路の日和あり】 いま思うようにいかなくても、じっと待っていれば、そのうちにチャンスがきっとめぐってくるはずだ。だから、辛抱強くあせらずに待てということ。 ◎「海路の日和」は航海によい穏やかな天候のこと。仮にいま海が荒れていてもじっと待っていれば、航海に適したよい天気の日がやがてやってくるの意から。「待てば甘露の日和あり」の転じた語と言われる。なお「甘露」は、中国の伝説で天が降らせるという甘い露のことで、日照りを耐え忍んでいればやがて甘露のような恵みの雨が降るの意。 〔類〕果報は寝て待て 〔較〕Everything comes to him who waits.(待つ人に来ないものなし)

まないたのこい【俎板の鯉】🔗🔉

まないたのこい【俎板の鯉】 自分ではどうすることもできず、相手の思うままになるよりしかたのない運命にあることのたとえ。 ◎俎板の上に載せられて料理される寸前の鯉の意から。「俎板の魚」「俎上(そじょう)の魚」ともいう。

まなびておもわざればすなわちくらし【学びて思わざれば則ち罔し】🔗🔉

まなびておもわざればすなわちくらし【学びて思わざれば則ち罔し】 いくら学んでも、自分なりにじっくり考えてみなければ、ほんとうの理解にはつながらないということ。 ◎「罔し」は暗いの意。 〔出〕論語 〔較〕Learning without thought is labor lost.(思考を伴わぬ学問は徒労である)

ことわざ ページ 1076