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きびすをかえす【踵を返す】🔗⭐🔉
きびすをかえす【踵を返す】
《かかとの向きを逆にするの意》引き返すことのたとえ。「踵(カカト)を廻(メク゛)らす」「踵(クヒ゛ス)を返す」とも。
《例文》
「仕方なくきびすを返して歩き出したが、再び林の中へ這入って行く気にはなれなかった。」《北条民雄(ホウシ゛ョウタミオ)・いのちの初夜》
きびすをせっする【踵を接する】🔗⭐🔉
きびすをせっする【踵を接する】
多くのものが次々と続くことのたとえ。「踵(クヒ゛ス)を接する」とも。
《例文》
「クリスチャンのきびすを接して生ずるのは最も苦々しき事実である。」《倉田百三(クラタヒャクソ゛ウ)・愛と認識との出発》
きびにふす【驥尾に付す】▽中国🔗⭐🔉
きびにふす【驥尾に付す】▽中国
《小さな蠅(ハエ)でも足の速い馬のしっぽにとまって行けば1日に千里も行くことができるということから》すぐれた人に付き従って行動することのたとえ。「驥尾に付く」「驥尾に託す」とも。
《参考》
(イ)「驥」は、1日に千里を走るという名馬。
(ロ)「付す」は「附す」とも書く。
(ハ)多くけんそんして言うことば。
(ニ)蒼蠅驥尾に附して千里を致す。
《出典》
〔史記(シキ)・伯夷伝〕
きぶつかなぶついしぼとけ【木仏金仏石仏】🔗⭐🔉
きぶつかなぶついしぼとけ【木仏金仏石仏】
冷酷な人、誘惑されない人、また融通のきかない人などのたとえ。
《参考》
三音・四音・五音として口調を整えた表現。
きふのいちだく【季布の一諾】▽中国🔗⭐🔉
きふのいちだく【季布の一諾】▽中国
信頼できる確実な承諾・約束のたとえ。「季諾(キタ゛ク)」とも。
《参考》
漢の季布は人に頼まれたことはどこまでも責任を持って実行したので、人々から深く信頼されたという。
《出典》
楚人(ソヒト)ノ諺(コトワサ゛)ニ曰(イワ)ク、黄金百斤ヲ得ルモ、季布ノ一諾ヲ得ルニハ如(シ)カズト。足下(ソッカ)、何ヲ以(モッ)テ此(コ)ノ声ヲ梁楚(リョウソ)ノ間ニ得タルヤ。〔史記(シキ)・季布伝〕
《類句》季布に二諾無し。百金の諾。
きぼねがおれる【気骨が折れる】🔗⭐🔉
きぼねがおれる【気骨が折れる】
心を使うことが多くて気疲れがすることのたとえ。
《例文》
「いたずら盛りの他人の子どもを預かるのは、気骨が折れることだ。」
ことわざ ページ 142。