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きみきみたらずともしんしんたらざるべからず【君君たらずとも臣臣たらざるべからず】▽中国🔗🔉

きみきみたらずともしんしんたらざるべからず【君君たらずとも臣臣たらざるべからず】▽中国 主君に徳がなくて主君としての道を尽くさなくても、臣下は臣下としての道を守って忠義を尽くさなければならないということ。 《出典》 君君タラズト雖(イエト゛)モ、臣以(モッ)テ臣タラザル可(ヘ゛)カラズ。父父タラズト雖モ、子以テ子タラザル可カラズ。〔孔安国(コウアンコク)・古文孝経・序〕

きみきみたりしんしんたり【君君たり臣臣たり】▽中国🔗🔉

きみきみたりしんしんたり【君君たり臣臣たり】▽中国 主君は主君らしいりっぱな行いをし、それに仕える臣下は臣下らしいりっぱな行いをして互いに本分を尽くすということ。 《参考》 斉(セイ)の国の景公(ケイコウ)が政治について孔子に尋ねたとき、孔子の答えたことば。 《出典》 斉ノ景公政(マツリコ゛ト)ヲ孔子ニ問ウ。孔子対(コタ)エテ曰(イワ)ク、君ハ君タリ、臣ハ臣タリ、父ハ父タリ、子ハ子タリト。〔論語(ロンコ゛)・顔淵篇〕

きみはずかしめらるればしんしす【君辱めらるれば臣死す】▽中国🔗🔉

きみはずかしめらるればしんしす【君辱めらるれば臣死す】▽中国 主君が人から辱められたら、その家来は死を覚悟して主君のためにその恥をそそがなければならないということ。「主(シュ)辱めらるれば臣死す」とも。 《出典》 人臣(シ゛ンシン)タル者、君憂ウレバ臣労シ、君辱メラルレバ臣死ス。〔国語(コクコ゛)・越語〕

きみはふね、しんはみず【君は舟、臣は水】▽中国🔗🔉

きみはふね、しんはみず【君は舟、臣は水】▽中国 主君と臣下の関係は、舟とその舟を浮かべる水との関係と同じであって、主君は常に臣下の忠義によって主君たり得るが、時には臣下が主君の位を覆(クツカ゛エ)すこともあるということ。 《出典》 伝ニ曰(イワ)ク、君ハ舟ナリ、庶人ハ水ナリ。水ハ則(スナワ)チ舟ヲ載セ、水ハ則チ舟ヲ覆スト。〔荀子(シ゛ュンシ)・王制篇〕

きみゃくをつうじる【気脈を通じる】🔗🔉

きみゃくをつうじる【気脈を通じる】 考えを一つにして物事を行うためにこっそりと連絡を取って意志を通じ合わせることのたとえ。 《例文》 「彼が敵と気脈を通じていたのに気づかなかった。」 《参考》 「気脈」は、血の通う筋道。

ことわざ ページ 143