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しょうじんきゅうすればここにらんす【小人窮すれば斯に濫す】▽中国🔗⭐🔉
しょうじんきゅうすればここにらんす【小人窮すれば斯に濫す】▽中国
思慮の浅い者は、困窮するとそれに堪えられなくなって過ちを犯す。「窮すれば濫(ラン)す」とも。
《参考》
「濫す」は、法に外れた行いをするの意。
《出典》
陳(チン)ニ在リテ糧ヲ絶ツ。従者病ミテ能(ヨ)ク興(タ)ツ莫(ナ)シ。子路(シロ)慍(ウラ)ミ、見(マミ)エテ曰(イワ)ク、君子モ亦(マタ)窮スルコト有ルカト。子曰ク、君子固(モト)ヨリ窮ス。小人窮スレバ斯ニ濫スト。〔論語(ロンコ゛)・衛霊公篇〕
しょうじんつみなしたまをいだいてつみあり【小人罪無し玉を抱いて罪有り】▽中国🔗⭐🔉
しょうじんつみなしたまをいだいてつみあり【小人罪無し玉を抱いて罪有り】▽中国
凡人は、元来善良で罪はないが、身分不相応な財宝を持つとかえって罪を犯すものである。「匹夫(ヒッフ゜)罪無し、璧(タマ)を懐(イタ゛)きて罪有り」「玉を懐いて罪有り」とも。
《出典》
初メ虞叔(ク゛シュク)玉有リ。虞公旃(コレ)ヲ求ム。献ゼズ。既ニシテ之(コレ)ヲ悔イテ曰(イワ)ク、周ノ諺(コトワサ゛)ニ之有リ、匹夫罪無シ、璧ヲ懐キテ其(ソ)レ罪有リト。吾(ワレ)焉(イス゛ク)ンゾ此(コレ)ヲ用イン。其レ以(モッ)テ害ヲ賈(カ)ウナリト。乃(スナワ)チ之ヲ献ズ。〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・桓公十年〕
しょうじんのあやまつやかならずかざる【小人の過つや必ず文る】▽中国🔗⭐🔉
しょうじんのあやまつやかならずかざる【小人の過つや必ず文る】▽中国
心の狭い人間は、過失を犯したとき、改めようとしないで、必ず言い訳をして取り繕おうとする。
《出典》
〔論語(ロンコ゛)・子張篇〕
しょうじんのゆう【小人の勇】▽中国🔗⭐🔉
しょうじんのゆう【小人の勇】▽中国
思慮の浅い人の向こう見ずな勇気のこと。
《出典》
死ヲ軽(カロ)ンジテ暴ナルハ、是(コ)レ小人ノ勇ナリ。〔荀子(シ゛ュンシ)・栄辱篇〕
《類句》匹夫(ヒッフ゜)の勇。
ことわざ ページ 252。