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ぬすびとをとらえてみればわがこなり【盗人を捕らえて見れば我が子なり】🔗🔉

ぬすびとをとらえてみればわがこなり【盗人を捕らえて見れば我が子なり】 思いがけない事態に直面してその処置に苦しむこと。 親しい人であっても気を許せないことのたとえ。 《参考》 もと、「切りたくもあり切りたくもなし」の付け句。 《出典》 〔新選犬筑波集(シンセンイヌツクハ゛シュウ)〕

ぬすびとをみてなわをなう【盗人を見て縄を綯う】🔗🔉

ぬすびとをみてなわをなう【盗人を見て縄を綯う】 泥棒を捕らえて縄を綯う

ぬすみするこはにくからでなわかくるひとがうらめしい【盗みする子は憎からで縄掛くる人が怨めしい】🔗🔉

ぬすみするこはにくからでなわかくるひとがうらめしい【盗みする子は憎からで縄掛くる人が怨めしい】 《親が、泥棒をした自分の子を憎まず、かえって子を捕らえた人をうらめしく思うの意》親の身びいきな情愛をいう。

ぬりばしでそうめんをくう【塗り箸で素麺を食う】🔗🔉

ぬりばしでそうめんをくう【塗り箸で素麺を食う】 《つるつる滑ってはさみにくいことから》物事がやりにくいことのたとえ。 《参考》 「塗り箸」は、漆(ウルシ)塗りのはし。 《類句》塗り箸で芋(イモ)を盛る。塗り箸でとろろ。塗り箸で海鼠(ナマコ)を押さえる。

ぬれぎぬをきせられる【濡れ衣を着せられる】🔗🔉

ぬれぎぬをきせられる【濡れ衣を着せられる】 無実の罪を受けること。「濡れ衣を着る」とも。 《参考》 (イ)継母(ママハハ)が先妻の娘の美しさをねたみ、漁夫の海水にぬれた衣を娘の寝所に置いて、密夫がいると実父に告げ口したという伝説による(『古今集注』)。 (ロ)無実なのに罪を負うのは、蓑(ミノ)がなくて雨に衣がぬれるようなものであるとし、「蓑無し」を「実の無し(無実)」にかけた言い方。その他、語源には諸説ある。

ぬれてであわ【濡れ手で粟】🔗🔉

ぬれてであわ【濡れ手で粟】 《ぬれた手であわ粒をつかめば、つかんだあわのほかに手にたくさん付くことから》苦労しないで多くの利益を得ることのたとえ。「濡れ手で粟の掴(ツカ)み取り」とも。

ぬれぬさきこそつゆをもいとえ【濡れぬ先こそ露をも厭え】🔗🔉

ぬれぬさきこそつゆをもいとえ【濡れぬ先こそ露をも厭え】 《ぬれないうちはぬれることをきらって露をさえいやがるが、一度ぬれてしまえば、あとはどんなにぬれても平気になるの意》過ちを犯さないうちは、どんな小さなことでもつつしむが、いったん過ちを犯してしまえば、さらにひどい過ちでも平気で行うようになるということ。 《参考》 主に男性と通じた女性について用いられる。 《類句》雨に濡れて露恐ろしからず。

ことわざ ページ 409