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やをいるがごとし【矢を射るが如し】🔗⭐🔉
やをいるがごとし【矢を射るが如し】
《射た矢が飛んで行くようであるの意》進行が急速なことや人の動作が速やかなことのたとえ。
《例文》
「月日は矢を射るがごとく過ぎ去ってゆく。」
ゆうしゃはおそれず【勇者は恐れず】▽中国🔗⭐🔉
ゆうしゃはおそれず【勇者は恐れず】▽中国
真に勇気のある者は、常に正しいことを行い、心が大きく強いので、どんな困難をも恐れないということ。
《参考》
「恐れず」は、「懼れず」とも書く。
《出典》
子曰(イワ)ク、知者ハ惑ワズ、仁者ハ憂エズ、勇者ハ懼(オソ)レズ。〔論語(ロンコ゛)・子罕篇〕
ゆうしゅうのび【有終の美】🔗⭐🔉
ゆうしゅうのび【有終の美】
物事を最後までやり遂げて、すぐれた成果をあげる。
《例文》
「会場の掃除もきれいにやり、充実した運動会の有終の美を飾りたい。」
ゆうしゅにえんをえがきさしゅにほうをえがく【右手に円を画き左手に方を画く】▽中国🔗⭐🔉
ゆうしゅにえんをえがきさしゅにほうをえがく【右手に円を画き左手に方を画く】▽中国
《右手で円を描き、同時に左手で四角を描くのでは、どちらもうまくできないことから》同時に二つの物事をしようとしても、どちらもうまくすることができないというたとえ。また、お互いに勝手なことをして、けっきょくはどちらも不成功に終わることのたとえ。
《出典》
人臣ノ憂イハ一ヲ得ザルニ存リ。故(ユエ)ニ曰(イワ)ク、右手ニ円ヲ画キ左手ニ方ヲ画クハ、両(フタ)ツナガラ成ス能(アタ)ワズト。〔韓非子(カンヒ゜シ)・功名篇〕
ゆうしょうのもとにじゃくそつなし【勇将の下に弱卒無し】▽中国🔗⭐🔉
ゆうしょうのもとにじゃくそつなし【勇将の下に弱卒無し】▽中国
《勇気のある大将の配下には、その感化を受けて、部下におくびょうな兵士はいないの意》大将が勇ましければ、その部下もしぜんに勇ましくふるまうものである。
《参考》
このことばそのものは、『椿説弓張月(チンセツユミハリツ゛キ)』の「1騎も漏(モラ)さずこれを撃(ウツ)。勇将の下(シモ)、弱卒なし。」によるが、次の出典にあげる中国のことばがもとと思われる。
《出典》
俗語ニ云(イ)ウ、強将ノ下ニ弱兵無シト。真ニ信ズ可(ヘ゛)シ。吾、安国連公ノ子孫ヲ観ルニ、一トシテ事ヲ好マザル者無シ。此(コ)ノ寺当(マサ)ニ日ニ盛ンナルベシ。〔蘇軾(ソショク)・連公の壁に題す〕
《類句》強将の下に弱兵なし。
ことわざ ページ 566。