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りょうじんをうごかす【梁塵を動かす】▽中国🔗🔉

りょうじんをうごかす【梁塵を動かす】▽中国 《梁(ハリ)の上に積もっている塵(チリ)まで動かすの意》歌う声がすぐれていることのたとえ。また、音楽にすぐれていること。「声、梁塵を動かす」「梁(ウツハ゛リ)の塵を動かす」「梁上(リョウシ゛ョウ)の塵を動かす」とも。 《参考》 漢の時代、魯(ロ)の虞公(ク゛コウ)という歌の名手が澄んだ調子の高い声で歌うと、梁の上の塵までが動いたという。 《出典》 〔劉向別録(リュウキョウヘ゛ツロク)〕

りょうたんをじす【両端を持す】▽中国🔗🔉

りょうたんをじす【両端を持す】▽中国 《両はしを持つの意》どちらか有利なほうに付こうとしてあいまいな態度を取って、はっきり進退を決めないことのたとえ。 《出典》 晋(シン)、楚(ソ)ノ鄭(テイ)ヲ伐(ウ)ツヲ聞キ、兵ヲ発シテ鄭ヲ救ウ。其(ソ)ノ来(キタ)ルヤ両端ヲ持ス。故(ユエ)ニ遅シ。 《出典》 〔史記(シキ)・鄭世家〕 《類句》洞(ホラ)が峠(トウケ゛)を決め込む。。

りょうてにはな【両手に花】🔗🔉

りょうてにはな【両手に花】 美しいものや望むものを同時に二つ以上自分のものにすることのたとえ。 《類句》梅と桜を両手に持つ。両手に旨(ウマ)い物。

りょうてんびんをかける【両天秤を掛ける】🔗🔉

りょうてんびんをかける【両天秤を掛ける】 どちらになっても損をしないように、両方に働き掛けることのたとえ。「天秤に掛ける」とも。 《例文》 「A校とB校と両天秤を掛けて入学試験を受ける。」

りょうとうげきしゅ【竜頭鷁首】▽中国🔗🔉

りょうとうげきしゅ【竜頭鷁首】▽中国 昔、貴族が乗って舟遊びをした船。 《参考》 (イ)もと、昔の中国で、天子が乗った船。2隻一対で1隻は竜、他の1隻は鷁(ケ゛キ)の頭の形をそれぞれへさきに彫刻した。竜は河海の神として水を鎮める。鷁は鷺(サキ゛)に似た大きな水鳥で、風に堪えて飛ぶという。水火の難や風難を防ぐ祈りをこめてなされたものである。 (ロ)「りゅうとうげきしゅ」「りょうとうげきす」とも読む。 《出典》 竜舟鷁首、浮吹シ以(モッ)テ娯(タノ)シム。〔淮南子(エナンシ゛)・本経訓〕

りょうとうのいのこ【遼東の豕】▽中国🔗🔉

りょうとうのいのこ【遼東の豕】▽中国 《遼河(リョウカ゛)の東側の地の豚の意》見識が狭くて一人よがりであることのたとえ。また、そのような人のたとえ。 《参考》 後漢の光武帝の時、朱浮(シュフ)は、論功行賞を不満として反乱を企てた彭寵(ホウチョウ)に手紙を送り、「昔、遼東で豚が珍しい頭の白い子を生んだので天子に献上しようとして河東まで来てみたら、そこの豚はみな頭が白かったので、大いに恥じて帰ったという。あなた以上に功績のある人は他にたくさんいて、あなたの手柄などは、まさにこの昔話の遼東の豕にすぎないのだ。」と、戒めたという。 《出典》 〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)・朱浮伝〕

ことわざ ページ 593