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うそもほうべん【嘘も方便】🔗🔉

うそもほうべん【嘘も方便】 嘘をつくのはもちろん悪いことだが、時と場合によっては、ものごとを円滑に運ぶための手段として必要なこともあるということ。 ◎「方便」は、便宜的な手段の意。本来は仏教の教えで、一般大衆を救って悟りの世界へ導くためには、仏も嘘を用いたということから。 〔類〕嘘も世渡り 〔較〕The end justifies the means.(目的は手段を正当化する)

うそをつくとえんまさまにしたをぬかれる【嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる】🔗🔉

うそをつくとえんまさまにしたをぬかれる【嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる】 嘘をつくことは非常に悪いことだということを戒めて言うことば。多く子供に向かって言う。 ◎嘘をつくと死んでから地獄の閻魔大王に二度と嘘がつけないように舌を抜かれるということから。「嘘を言うと閻魔様に舌を抜かれる」とも言う。 〔類〕嘘を言えば地獄へ行く

うぞうむぞう【有象無象】🔗🔉

うぞうむぞう【有象無象】 取るに足らない、ろくでもない多くの人々のこと。 ◎「象」は形の意で、有形・無形のすべてのものの意の、もと仏教語。

うたねばならぬ【打たねば鳴らぬ】🔗🔉

うたねばならぬ【打たねば鳴らぬ】 なにかをすればこそなにかが生まれる。よいにしろ悪いにしろ、なんにもしなければなんにも生まれないということ。 ◎鐘にしろ太鼓にしろ、そこにあっても打たなければ鳴りはしないの意から。 〔類〕打たぬ鐘は鳴らぬ/蒔かぬ種は生えぬ

うたはよにつれ よはうたにつれ【歌は世につれ 世は歌につれ】🔗🔉

うたはよにつれ よはうたにつれ【歌は世につれ 世は歌につれ】 流行歌は世相を反映して移り変わるものだが、また、世の中自体もその時その時の流行歌の影響を受けて変化するものだということ。

うたれてもおやのつえ【打たれても親の杖】🔗🔉

うたれてもおやのつえ【打たれても親の杖】 たとえきつく叱(しか)られ、体罰を加えられたとしても、親の折檻(せっかん)は愛ゆえのもので、ありがたいものだということ。 ◎杖で手荒く打たれても、親の杖には深い愛情がこめられているの意から。 〔類〕打たるる杖もゆかしい

うちかぶとをみすかす【内兜を見透かす】🔗🔉

うちかぶとをみすかす【内兜を見透かす】 相手の内情や欠点・弱点などを見抜くことの形容。 ◎「内兜」は兜の内側の意。そこを見透かされてはたまらないことから。 〔例〕「内兜見抜いて質屋かさぬ也(なり)」(古川柳)

ことわざ ページ 682