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おひげのちりをはらう【お髭の塵を払う】🔗⭐🔉
おひげのちりをはらう【お髭の塵を払う】
勢力のある人にこびへつらうこと。
◎中国の宋(そう)の時代に丁謂(ていい)という人が宰相と会食したとき、宰相の髭が汁で汚れたのを拭(ふ)いてこびへつらったという故事から。
〔出〕宋史(そうし)
おひゃくどをふむ【お百度を踏む】🔗⭐🔉
おひゃくどをふむ【お百度を踏む】
神前や仏前まで百回往復して参拝し祈願すること。転じて、願いごとを聞き入れてもらうために何度も何度も同じ人を訪ねること。
〔例〕「お百度を百足(むかで)はたった一度きり」(古川柳)
おひれがつく【尾鰭が付く】🔗⭐🔉
おひれがつく【尾鰭が付く】
あることないこといろいろなことが付け加わり、話が大げさに誇張されること。
◎魚の尾と鰭は魚本体の付属物。それがさまざまな形で余計に付け加えられるの意から。
おびにみじかし たすきにながし【帯に短し 襷に長し】🔗⭐🔉
おびにみじかし たすきにながし【帯に短し 襷に長し】
何に使うにしても中途半端で、役に立たないことのたとえ。
◎帯にするには短すぎるし、襷にするには長すぎて、結局は使えないの意から。
〔類〕褌には短し手拭には長し/次郎にも太郎にも足りぬ
おぶえばだかりょう【負ぶえば抱かりょう】🔗⭐🔉
おぶえばだかりょう【負ぶえば抱かりょう】
いい気になってつけ上がること。
◎負んぶしてやると次には抱いてくれというように、子供が図にのることから。「負んぶすれば抱っこ」「負んぶに抱っこ」とも言う。
〔類〕抱かされば負ぶさる
おへそがちゃをわかす【お臍が茶を沸かす】🔗⭐🔉
おへそがちゃをわかす【お臍が茶を沸かす】
おかしくてたまらないことの形容。
◎「お臍で茶を沸かす」とも言う。
おぼしめしよりこめのめし【思し召しより米の飯】🔗⭐🔉
おぼしめしよりこめのめし【思し召しより米の飯】
好意よりも実際に役立つ物をもらうほうがありがたいということ。
◎ほんとうに困っているときは、やさしいいたわりのことばよりも、腹を満たしてくれる御飯のほうがありがたいの意から。「思し召し」の「召し」と「飯(めし)」を語呂合わせにしたことば。
〔類〕心持ちより搗いた餅/心中より饅頭(まんじゅう)
〔対〕米の飯より思し召し/食うた餅より心持ち
おぼれるものはわらをもつかむ【溺れる者は藁をも掴む】🔗⭐🔉
おぼれるものはわらをもつかむ【溺れる者は藁をも掴む】
せっぱ詰まった者が助かりたい一心で、まったく頼りにならないようなどんなものにでもすがりつき、救いを求めてあがくことのたとえ。
◎溺れて死にかけている者は水に浮かんでいる藁のような頼りないものでも掴んで助かろうとするの意から。「藁にも縋(すが)る」とも言う。英語のA drowning man will catch at a straw.から。
ことわざ ページ 713。