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そんともとねでくらをたて【損と元値で蔵を建て】🔗🔉

そんともとねでくらをたて【損と元値で蔵を建て】 商人は口先ではいつも「この売り値では損をする」とか「元値を割る」などと口癖(くちぐせ)のように言うが、いつのまにか蔵を立てるほど金持ちになっている。商人の言うことは当てにならないということ。 〔類〕商人は損していつか蔵が建つ

ぞうげのとう【象牙の塔】🔗🔉

ぞうげのとう【象牙の塔】 学者たちの現実離れのした研究態度や生活、また、その研究室などを皮肉を込めて言うことば。 ◎フランスのサント・ブーブが芸術至上主義者たちの態度について批評したことばからで、もともとは、俗世間を離れて芸術を楽しむ境地のことを言った。フランス語のtour d"ivoireから。英語はan ivory towerと言う。

ぞうじてんぱい【造次顛沛】🔗🔉

ぞうじてんぱい【造次顛沛】 ほんのわずかな時間のこと。また、瞬時もおろそかにせず努めること。 ◎「造次」はわずかな時間。「顛沛」はつまずいて倒れるの意が転じて、とっさの場合。君子はつかの間も仁から離れることがないの意から。 〔出〕論語

ぞうりにきゅう【草履に灸】🔗🔉

ぞうりにきゅう【草履に灸】 →雪駄の裏に灸

ぞうりはきぎわでしそんじる【草履はき際で仕損じる】🔗🔉

ぞうりはきぎわでしそんじる【草履はき際で仕損じる】 最後の最後に失敗して、それまでの努力のすべてをだめにしてしまうこと。 ◎仕事を無事にすませて、さあ帰ろうと草履をはきかけて、はきそこなってしまうの意から。 〔類〕九仭の功を一簣に虧く

たあるくもくろあるくもおなじ【田歩くも畔歩くも同じ】🔗🔉

たあるくもくろあるくもおなじ【田歩くも畔歩くも同じ】 →畦から行くも田から行くも同じ

たいいんはいちにかくる【大隠は市に隠る】🔗🔉

たいいんはいちにかくる【大隠は市に隠る】 ふつう、世捨て人といえば人里離れた場所に隠れ、俗世間から逃れようとするものだが、真に悟りきった世捨て人は市中にいて、俗人と交わりながら暮らしているということ。 ◎「大隠」はすっかり悟りを開いた世捨て人・隠者の意。 〔出〕王康きょ(おうこうきょ)

たいおんはほうぜず【大恩は報ぜず】🔗🔉

たいおんはほうぜず【大恩は報ぜず】 小さな恩だとすぐに気づいて、そのたびごとに恩返しができるものだが、大きな恩になると、その大きさのためにかえって気づくことができず、報いることなく終わってしまうことが多いということ。 ◎「大恩は報いず」「大恩は忘る」とも言う。

たいかいのいってき【大海の一滴】🔗🔉

たいかいのいってき【大海の一滴】 果てしなく広いところに、きわめて小さいものがあることのたとえ。 〔類〕滄海の一粟

ことわざ ページ 908