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たまごにめはな【卵に目鼻】🔗⭐🔉
たまごにめはな【卵に目鼻】
色白でかわいらしい顔の形容。
◎まるで白い卵に目や鼻をつけたように、愛らしく美しい顔の意から。
〔例〕「君は卵に目鼻だと公家のろけ」(古川柳)
〔対〕炭団に目鼻
たまごをみてじやをもとむ【卵を見て時夜を求む】🔗⭐🔉
たまごをみてじやをもとむ【卵を見て時夜を求む】
どだいむりな結果を要求したり、期待したりすること。また、あまりに早計すぎる、軽率な判断をすること。
◎「時夜」は鶏が夜明けに鳴いて時を告げること。卵を見て、その卵がすぐに鶏に成長して時を知らせるのを求めるの意から。
〔出〕荘子(そうじ)
たまとなってくだくともかわらとなってまったからじ【玉となって砕くとも瓦となって全からじ】🔗⭐🔉
たまとなってくだくともかわらとなってまったからじ【玉となって砕くとも瓦となって全からじ】
名誉を守るために死ぬのは潔しとするが、それを避け、恥をさらしてまで生き長らえたくはないということ。
◎貴重な玉として砕かれても、価値のない瓦として寿命を全うしたくはないの意から。
〔出〕北斉書(ほくせいしょ)
たまにきず【玉に瑕】🔗⭐🔉
たまにきず【玉に瑕】
もしそれさえなければ満点なのだが、残念ながら、ほんのわずかな欠点があることのたとえ。
〔出〕論衡(ろんこう)
〔類〕白壁の微瑕
〔較〕a fly in the ointment(軟膏(なんこう)の中の蠅(はえ))
たまにでるこはかぜにあう【たまに出る子は風に遭う】🔗⭐🔉
たまにでるこはかぜにあう【たまに出る子は風に遭う】
めったにしないようなことを時たますると失敗したり、不運に出遭ったりするというたとえ。
◎家に閉じこもってばかりいる子が、ごくたまに外に出ると、その日に限って大風が吹くようなことがあるの意から。
たまのさかずき そこなきがごとし【玉の杯 底なきが如し】🔗⭐🔉
たまのさかずき そこなきがごとし【玉の杯 底なきが如し】
外見はすばらしいが、実際の役には立たないことのたとえ。また、見かけはりっぱだが、肝心なところに欠点があることのたとえ。
◎いくら美しい杯でも底がなくては用をなさないの意から。なお「杯」は「巵」「盃」、「底」は「当」とも書く。
〔出〕韓非子(かんぴし)
ことわざ ページ 923。