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てんにつばきす【天に唾す】🔗🔉

てんにつばきす【天に唾す】 人を陥れようとして、かえって自分がひどい目にあうこと。 ◎天に向かって唾(つば)を吐けば、その唾は自分の顔に落ちてくることから。「天に向かって唾す」「天を仰(あお)いで唾す」とも言う。 〔較〕Who spits against heaven spits in his own face.(天に向かって唾を吐けば自分の顔に落ちてくる)

てんににじつなし【天に二日なし】🔗🔉

てんににじつなし【天に二日なし】 天に二日、つまり二つの太陽はなく一つしかない。同様に、一国の君主もただ一人だけで、二人存在してはならないということ。 ◎「天に二つの日なし」「天に二日なし地に二王なし」とも言う。 〔出〕礼記(らいき) 〔較〕Heaven cannot support two suns,nor earth two masters.(天は二つの太陽を支え得ず、地も二人の君主を支え得ず)

てん にぶつをあたえず【天 二物を与えず】🔗🔉

てん にぶつをあたえず【天 二物を与えず】 人はそれぞれ長所と短所を持っている。一人の人間が長所ばかりを備えているということはあり得ないということ。 ◎天の神は一人の人間に二つの長所・美点といったものばかりをお授けにならないの意から。

てんにまなこ【天に眼】🔗🔉

てんにまなこ【天に眼】 天の神には下界の一部始終を見通す眼があって、人のおこないのよしあしに応じた賞罰を的確にくだされる。だから、悪いことなどできないということ。 〔類〕天道様はお見通し/天の配剤

てんのうざん【天王山】🔗🔉

てんのうざん【天王山】 勝敗の分かれ目となるきわめて重大な時や場所のこと。 ◎「天王山」は京都にある山で、史上有名な羽柴秀吉(はしばひでよし)と明智光秀(あけちみつひで)の山崎の戦いで、この山を占領できるかどうかで勝敗が左右されたことから。 〔類〕関ケ原/天下分け目

てんのときはちのりにしかずちのりはひとのわにしかず【天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かず】🔗🔉

てんのときはちのりにしかずちのりはひとのわにしかず【天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かず】 天の神が与える絶好のチャンスも、地理的条件の有利さには及ばない。しかし、その地の利も一致団結した人の和にはとうてい及ばないということ。 〔出〕孟子(もうし)

ことわざ ページ 958